ここ1週間は御当地秋田でも猛烈な暑さで、当院外来でも熱中症と思われる
患者さんが毎日2~3名ほど来院している。そのほとんどが高齢者およびやせ型
の中年女性である。主症状は食欲不振・吐き気・嘔吐・頭痛・微熱・めまいなどで
動けず、”フラフラ”している状態である。これに下痢が加わると手足の痺れ・筋力
低下などでさらに重症となる。まずは涼しいところでクールダウンして頂き、補液の
点滴が有効であります。一方、過度の冷房下では冷房病を起こすことがあり、室温
は26℃前後がよろしいと思います。除湿をするだけでも不快指数の低下(2~3℃
低下した感じ)が期待できます。特に夜間は過度の冷房や扇舞器よりも安全である
と思います。後1週間もすれば秋の訪れを肌で感じることができると思いますので、
もう少しの我慢であります!最近コオロギが見られるようであります。