ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

Abbott学術講演会参加!

2011年12月07日 11時02分22秒 | 診療&トピツクス

昨日はアボット主催の学術講演会に参加しました。慢性咳嗽に対する診断と

治療に関して秋田大学教授の塩谷先生の御講演がありました。急性咳嗽で

は感染症が主体で特に非定型性感染ではマイコプラズマ、クラミジアそして百

日咳を念頭におくべきとのこと。遷延性あるいは慢性咳嗽では後鼻漏気管支

症候群や咳喘息およびGERDの頻度が高く、これらを念頭に問診・検査をす

すめることが重要としている。特に咳喘息では夜間乾性の咳嗽を特徴として

おり、β2刺激剤ホクナリンの投与のより、その反応性ありでは、さらにステロ

イド吸入薬を2~4W追加すべきとしていることが注目された。もちろん胸部

XP検査にて肺腫瘍やTBの除外も必要としている。今回は予想以上に出席者

が多く、その熱心さにビックリであります!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする