「門跡」とは、もともとは一門を統領する寺院、また、その僧を指す言葉でありましたが、後には皇族や貴族らの子弟が仏門に入り居住した寺院を指します。また寺格をあらわすすようになりました。
「天台宗」では現在、「滋賀院門跡」「妙法院門跡」「三千院門跡」「青蓮院門跡」「曼殊院門跡」毘沙門院門跡」「東叡山輪王寺門跡」「日光山輪王寺門跡」の八ヶ寺を門跡としています。このうち京都にあるのは門跡寺は五ヶ寺で、特に”京都五ヶ室門跡”として呼ばれています。
京都五ヶ門跡の五ヶ室門跡は以下です。
1.妙法院門跡(通常は非公開)
代々法親王が門主となる名刹です。南叡山と呼ばれています。有名な「三十三間堂」http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120610は、「蓮華王院」とも呼ばれ、この「妙法院」に属しています。(特別公開日:毎年11月上旬頃)
※妙法院の写真のみgoo-Wikipediaからお借りしました。(すみません)
2.三千院門跡http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120917
大原の里のあたり、比叡山の山際に建っています。
3.青蓮院門跡http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120514
浄土宗の総本山「知恩院」http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120119の北門へ向かうゆるやかな坂の途中にあり、門前の石垣の上には楠の大樹が枝広げています。
4.曼殊院門跡http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20120910
一乗寺の竹之内町にあることから「竹之内門跡」ともよばれ、建築様式が「桂離宮」との関係が深いといわれています。
5.毘沙門堂門跡http://blog.goo.ne.jp/itodoya/d/20111215
閑静な山科のちにあり、多くの樹木におおわれた境内は、四季おりおりの美しさを見せてくれます。宸殿の前庭のしだれ桜は、季節には花の滝さながらで、王朝絵巻のようです。
一度、この京都五ヶ室門跡巡りをしてみたらどうでしょう。
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