「石清水八幡宮」(後に掲載します)のケーブルカーに乗らずに、京阪電車を降りて右手の方向に5分ほど歩くと、住宅地のなかに少し広い野原が有ります。
この「航海記念塔」は日本一か、もしかしたら世界一の石造りの「五輪塔」かもしれません。
高さ6m、地輪(球形の石材の下の方形の部分)が一辺2.4mで鎌倉時代に造られた、国の重要文化財に指定されています。
石塔の各部分は、下から「地」「水」「火」「風」「空」の五大要素を現しています。
中国「宋」との貿易の帰途、「石清水八幡宮」に祈って海難を逃れ、その恩を報いるため建立されたと伝えられています。
この大石塔を築く際、石を引くのに火花が出て綱が焼き切れたため、竹で作った綱で引いたという逸話も有ります。
鎌倉時代の武士の霊を慰めるために建立された武者塚、「石清水八幡宮」を勧請した「行教律師」の墓など、刻銘が無いためこの石塔の起源は不明で、これにまつわる伝説は多く有ります。
八幡市八幡西高坊付近
(たわごと)
あの忌まわしい、チェルノブイリ原発の事故から26年たちました。当時はソビエト連邦でしたが、崩壊して、現在はウクライナになっています。旧ソビエト連邦が押し付けたこの悪魔の原発事故の跡。現在も終息する為に懸命な作業が行われています。しかし、この近辺に居住するのには1000年以上はかかるとの事です。
福島原発事故の近辺に住まわれた、被災者の方々はこの数字からどうなるのかと思うと、全く現在の政府と東京電力が全面的にくまなく保証するべきとつくづく思いました。何しろ、最低でも1000年はかかると。気の遠くなる年月です。
八幡にこのよなものが有るとは.感動です。