前記にて紹介しましたが、臨済宗最大のお寺です。(前記の続きです)
仏殿をぬけると、その北に「法堂」(はっとう)が有ります。(禅宗では本堂を一般的には法堂と言います、山門ではなく三門と称します、蛇足ながら)
応仁の乱で堂塔は焼失しましたが、文明9年(1477年)土御門天皇が細川勝元・雪江宗深にに援助を受けました。
雪江は法門の隆盛と門弟の教育に努め、ここにお妙心寺四派が生まれました。
三門の右手には、浴室(明智風呂)が有ります。
この浴室は天正15年(1587年)明智光秀の菩提を弔うために創建したものです。
なんと言っても、この妙心寺の法堂の天上に絵ががれている「雲龍図」が一番のお勧めです。この鏡天井には龍が必ず描かれています。天井一面に描かれている雲龍図(八方にらみの龍)がまさにすごいものです。天井は吊り天井で、法堂の柱は全て釘を使わず石の土台に建てられているということです。
直径12mの中に生きているような龍が、中心に眼が描かれています。どの方向から見ても、眼が中心有るとは見えませんが、どの方向から見ても、こちらを睨んでいるように見えます。(八方睨み)
今年は辰年です。というわけでは無いですが。有名な龍図を。
図には「探幽法眼守信筆」と直筆の名前が、描かれています。撮影禁止の為、パンフレットのコピーを紹介します。壮大な龍図です。吊り天井に描かれています。
この龍図の下を一周して下さい。何か、感動を。
一度実物をご覧ください。感無量です。
右京区花園妙心寺町1
狩野派全盛の画ですか?