京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その108)狛犬ではなく狛龍・伏見神宝神社

2012-01-23 00:08:27 | 京の話題

今日は旧正月にあたる「春節」です。なんと中国からの人の多いこと。私も、この季節に仕事で台湾へよく行きましたが、賑やかな事です。何で、あの「福」という紙を逆さまに貼るのかな?これは余談です。

伏見稲荷大社を参拝するのが目的ですが、初午には少し日が有りますので、この伏見稲荷大社山内に鎮座する「伏見神宝神社」を散策します。

伏見稲荷大社の本殿を少し後にして、多くの朱塗りの鳥居をくぐ抜け、少し右に曲がってお山を登るとこの「伏見神宝社」が有ります。

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祭神は「天照大神」他に十種の神宝が奉安されています。

今年は「辰年」でこの神社が一躍脚光を浴びました。なんといっても、「狛犬」では無く「狛龍」です。

右が「天龍」です。

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左が「地龍」です。

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近くで見ても間違いなく「龍」です。これで「狛・・・」十二支の制覇まで残るは「巳」と「羊」だけ。「巳」は沖縄に「狛ハブ」、オーストラリアに「狛羊」でもないかな?有ったら教えてください。 

冗談はさておき。

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創神は定かではありませんが、稲荷神社がこの地に創祀された時と同時に創神されたと言う事です。天正17年(1589年)に寂れたようですが、昭和になって再建されたと言う事です。稲荷大社と同じで有れば、和銅4年(711年)となんと古い事でしょう。(伏見稲荷大社の事はまた初午にでも)

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「神宝宮」と称するのは、御親授の十種神宝が奉安されているからという事です。

また、鳥居の横には「かぐや姫の愛染碑」も有ります。

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またまた、本殿右には「明経」(重軽石)が有り、一礼して、両手で優しく持ち、願いを掛けて重くなって下さいと祈ります、結果重く感じたら願いがかないます、願いを掛けて今度は軽くなって下さいと願います、結果軽く感じたらOK。と書いてありました、興味津津で経験しました、バッチリ、OKでした

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何か、遊び半分、ほんとに私、信仰心が有るのかな?

伏見区深草藪之内町