男女別トイレない店 法的問題は(オトナンサー) コンビニや飲食店では、男女共用トイレし…|dメニューニュース(NTTドコモ)
コンビニや飲食店では、男女共用トイレしか設置されていないことも珍しくありません。
こうした店の中には、設備の関係で客用トイレを従業員が使用するケースもあり、来店客が不便なのはもちろん、女性従業員の中には不満を持つ人も多いようです。そもそも、人が多く集まる店舗で男女別のトイレを設置しないのは、法律上問題ないのでしょうか。グラディアトル法律事務所の武内俊輔弁護士に聞きました。
以下はリンクで
5・29・2020
時短営業中の深夜の銀座並木通りの様子
飲食店はもちろんのこと、夜に働く女性達にとってまだまだ厳しい状況が続いている東京。それは、時短営業が続く、高級クラブが軒を連ねる銀座のホステス達も同様だという。彼女らは現在、どのように収入を得ているのだろうか。2人のホステスを取材した。
平均月収は90万円が8割減
話を聞いたのは、銀座に勤して15年となるベテランホステスのユカリさん(仮名・40歳)。以前の平均月収は90万円だったのに対し、時短営業要請後の収入は8割まで落ち込んだという。
「銀座の勤務形態は少々特殊で、日給制のレギュラーとアルバイト(ヘルプ)、時給制の派遣の3つに別れています。私の場合、打ち込みといって『月に~万円売上を出します』という日給+売上ノルマの契約で日給35000円でした。しかし、時短営業になってからは日給制ではなくなり、日給÷勤務時間の時給制または売上制に変わったんです。
売上制とはお客様が使った額の約50%がそのまま給与になるという仕組みで、うちの店でいうとお客様が支払う平均金額が8万円なのでその折半の4万円がお給料になります。
私は売上制を選んだのですが、基本的に自分のお客さんの予約がある日以外は出勤はできなくなりました。特に1月はお客様の中で感染者が出てしまい、店は大事をとって2週間の休業に。出勤できたのはたった5日間だけで先月の収入は17万円でした」
銀座のホステスがファミレスと焼肉屋のアルバイトを掛け持ち
写真はイメージです
ユカリさんが住んでいるのは銀座からほど近い、家賃12万円のマンション。ホステスだけの給料で生活できるのだろうか。
「先月までファミレスと焼肉屋のアルバイトも掛け持ちをしていて、月収は20万円ほど。また、法律事務所でもアルバイトをすることになったので、現在は4つの仕事を掛け持ちということになります。休業や時短で収入が減ったホステスの中にはギャラ飲みや自分のお客さんにパパ活を持ちかけるという子もいますが、私は抵抗があるんです。
今は毎日自炊をしたりお弁当を作ったり節約していますが、生活はギリギリです。不足分は持続化給付金や家賃支援給付金で補ったり、個人向け緊急小口資金貸付制度の申請や保険会社の契約者貸付制度で借り入れをしながらどうにか生活しています」
法律事務所でアルバイトを始めたのは、自身の借入も含めて債務整理の知識を身につけたいと思ったからだと話すユカリさん。銀座で働くホステスの平均年齢は33歳。収入が激減しても目先の利益にとらわれず、将来のことを視野に考えるホステスは多いという。
下町のキャバクラへ出稼ぎ中のホステスも
ユカリさんのように地道に働くホステスがいる一方で、ハングリーに夜の仕事を続けているという銀座ホステスも。元々、銀座のクラブでアルバイトとして働いていたナオさん(仮名・29歳)は現在、郊外のキャバクラへ出稼ぎ中だ。
「銀座では月収は40万円ほどでした。しかし、時短営業になってからは完全予約制になり、お得意様が連れてくるフリー客の予約があるときしか出勤させてもらえなくなりました。収入は1/10にまで落ち込み、焦って行き着いた先が郊外のキャバクラです。基本的に銀座は他のクラブとの掛け持ちはご法度なのですが、都心以外のキャバクラなら大丈夫かなと。私の友達でも出稼ぎしている子は多く、場所は錦糸町、小岩、瑞江、千葉の船橋あたりです。
下町なので、働いているキャストの平均年齢も30代前後と少し高いので居心地は良いです。時給は2500円程度ですが、昼から営業している店も多いので日給は2万円ほど。銀座の時短営業が解除されるまでは、郊外でフル出勤して食いつないでいくつもりです」
さすが銀座のホステス
時短営業中での厳しい状況下ではあるが、各々が工夫を凝らして乗り越えようとしているようだ。1人目のユカリさんは「銀座が元の形に戻ることはしばらくないと思う」という。 先を見据えて行動する姿に、キャバ嬢時代、底辺だった筆者は「さすが、銀座ホステス」と思わずにはいられなかった。
<取材・文/カワノアユミ>
>『無観客を推し』た時点で、開催は承認したことになる。
これは、話し合いの席についてはだめでしたね☆
もしや高度な心理テクニックなのでは? 開幕まで約1か月に迫った東京五輪を巡り、大会組織委員会は「無観客か、有観客か」の決断が迫られているが、一部の五輪関係者の間では〝ある現象〟が指摘されている。それは、いつの間にやら「中止」の選択肢が消えつつあることだ。
組織委の2トップ、橋本聖子会長(56)と武藤敏郎事務総長(77)は18日に政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会・尾身茂会長(72)ら専門家有志から「無観客が望ましい」との提言を受けたが、橋本会長は「無観客も覚悟しておかなければ」と苦悩の表情を浮かべつつ「最後まで見たいという観客の方がいる限り、リスクの払拭を最後まで探るのも組織委員会の仕事」として有観客へのこだわりを見せた。
これには人流増加を懸念する声や「観客を入れるメリットはあるのか?」との反発が出ているが、開催に懐疑的な姿勢を示す五輪関係者は「もともと〝開催か、中止か〟の議論だったのに、有観客を主張したことで〝客を入れるか、入れないか〟の対立構図にすり替わった。これってドア・イン・ザ・フェイスっていう高度な戦略ですよ」と指摘する。
「ドア――」とは人間の心理を突いた交渉テクニックの一つ。
「譲歩的要請法」とも言われ、先に過大な要求を持ち掛け、拒否した相手を譲歩させる形で本来の要求を勝ち取る戦略だ。前出の関係者は「狙ったわけではないでしょうが、結果的に中止を求めていた人も今は無観客を推している。これが作戦だったらすご過ぎます」と漏らした。
21日には組織委、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、日本政府、東京都との「5者協議」が開かれる。話題は完全に「観客上限数」にフォーカスされており、世論を手玉に取った巧みな戦略だったらお見事としか言いようがないが、果たして…。
東京スポーツ
都立の名門である日比谷高校校長に在任9年。2021年入試でも東京大学合格実績は全国の公立高校トップで、さらに合格者数を積み増した。なぜ躍進を続けているのか。
そこには武内彰校長の粘り強い校内マネジメント改革への取り組みがあった。高校の3年間で私立中校一貫校に匹敵する教育力を発揮している理由に、森上展安・森上教育研究所代表が迫る。
(ダイヤモンド社教育情報、撮影/平野晋子)
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武内彰(たけうち・あきら)東京都立日比谷高校校長 東京都立日比谷高校校長。1961年東京生まれ。東京理科大学理学専攻科修了。87年から東京都立高校の物理科教員として教壇に立つ。
都立大島南高校教頭、都立西高校副校長、都東部学校経営支援センター経営支援主事、都立翔陽高校校長などを経て、2012年より現職。バドミントン部顧問。
著書に『学ぶ心に火をともす8つの教え』(マガジンハウス)、『日比谷高校の奇跡』(祥伝社新書)。
● 名門校躍進の原動力 学校群制度が東京都で導入される以前、1950~60年代を通じて、都立日比谷高校は東京大学合格者数で全国トップの時代が続いた。その後、冬の時代を迎え、2018年にほぼ半世紀ぶりに全国ベスト10に復帰、21年は前年比23人増の63人と大きく飛躍し、公立高校トップ、全国の高校の中でも8位にランクされている。
――東京大学合格者数で、2021年は63人と大きく伸ばしました。
武内 いけるかな、と思っていました。
――それはなぜでしょう?
武内 二つの大きな要因があります。一つは、学年ごとの担任団を中心とした先生方の生徒との関わり方です。1年生の時から、学習・生活・進路について、励ましながら、意識を高く持たせるための働きかけをきちんと行っています。そのために、学年集会を年3~4回行い、成果と課題について全生徒に共通のメッセージを送り続けました。担任団のチームワークが大切になります。
――意識付けに成功したのですね。
武内 もう一つは、新型コロナ禍で休校となったとき、早くから生徒とオンラインでつながることができたことです。昨年4月中旬から、生徒の端末や自宅のネットワーク環境の状況を調査するのと並行して、オンライン学習支援を立ち上げました。4月末に全員の確認が取れたので、ゴールデンウイーク明けから同時双方向のオンライン授業を始めることができました。
――普段の対面授業通りに実施したのですか。
武内 最初はZoomの無料版だったので30分授業でしたが、6月からは有料版に切り替え40分になりました。
普段の授業は45分間ですから少し短い。体育も芸術もカメラの前でやりました(笑)。
通信の負荷も考えて、授業を中継しているときは生徒からの画像は止めていたので、先生方は生徒の反応が分からず苦労されたようです。Zoomの荒らしには注意しました。先生方はそれでも順応されたようです。
――学年団ということでは、中高一貫校の開成は担任が固定で6年間持ち上がり、灘も6年間ぎっしりやるときついので次の1年間は遊軍とするなど工夫されています。日比谷の場合は、3年間で仕上げていらっしゃる。よくできるものだなと思いました。教科学習の組み立てで工夫はされていますか。
武内 国語・数学・英語は高2の終わりまでには一定レベルにもっていくという日比谷の伝統的な文化があります。ただ、それだけでは間に合わないので、高2の11月以降、理科・社会のうち最低1科目にも取り組んで仕上げています。
そこで威力を発揮しているのがミドルリーダーによる教科主任会です。この時期にこの科目をやるという自学習の指針を生徒に文書で示しました。これに基づいて理社に取り組んだ生徒たちが、高3の夏には中高一貫校の生徒に離されないくらいの学力を身に付けるという好循環が2~3年前から生まれてきました。
また、単に教科学習にとどまらず、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)課題研究や理数探究などの科目の学習を通して、大学以降の学問探究につながる学びを体験することや、海外研修への取り組みも生徒の知的好奇心を高めることにつながっています。
公立高でも3年間できちんとできるということを、まだ途上ですが証明しつつありま
● 「文武両道」の現代的意味
――進学実績を上げるため、勉強以外の“余計なこと”はしないということはないのですか。
武内 そういう生徒はほとんどいないと思います。学校行事や部活など、やるだけやってから自分の入試に向かっていくという生徒がほとんどです。
校長着任の1年目から、高い意欲を持つ生徒に選んでいただきたいというPR活動を展開しました。その結果、40人ほどの参加だった臨海学校の参加者が翌年には80人と倍増しました。また、SSHに3年間取り組んだ生徒には、スコア判定をして修了証を与えています。こうしたプラスアルファの学びが生徒のレベルアップに結び付いたと思います。
――共学校の場合、女子生徒の役割というのはいかがですか。
武内 学校行事をリードし、クラスをまとめる上で大きいと思います。海外研修では、手を挙げるのは圧倒的に女子です。以前からあったボストンとニューヨークに加えて、私の就任後に、ニュージーランドや韓国の姉妹校も増やしました。
――一方で、男子生徒が受動的ということはないですか。
武内 私の世代では女子と話すと身構えてしまいますが(笑)、授業中、対話を男女で行っても、すごく自然体で、性差を感じさせません。
――部活動も盛んですね。オーケストラが有名でしたか。
武内 今も元気に活動しています。高校に入ってから楽器を手に取る生徒もいますが、なんとかなるようです。他にもユニークなクラブとしては、雑草研究会がよくメディアで取り上げられますし、クイズ研究会はテレビに出たりしていますね。ただ、これ以上新しくできてしまうと、顧問の先生が足りなくなります。体育系と文化系の2つが限界ですから。
――日比谷独特の学校文化というものはありますか。
武内 不易の部分、公立の伝統校では「文武両道」を挙げるところが多いと思います。「武」の部分は、学校行事や部活に尽力するということで、勉強と両方できないと生徒同士でリスペクトされない。真面目で素直な生徒が増えている印象です。
――昔、あるOBの政治家が、高校から見える国会を指さして、「やがてあそこに行く」と言っていたという逸話もありますが、最近の生徒さんはどうでしょう。
武内 政治家志望の生徒はほとんどいません。そういう意味では変わってきているのでしょうね。
卒業生の進路は、SSHの海外派遣生は追跡調査をしています。民間企業の研究職に就き、博士課程に進む生徒も多いようです。官公庁や法曹界も多いですし、もちろん民間企業も多い。
今年度の講演会では、農林水産省と外務省の卒業生に出てもらいました。高2生を対象としたキャリア教育の星陵セミナーには、50~60代の各界で活躍されている20人くらいの卒業生にいらしていただきました。
※第2回(3月31日公開予定)に続く