ヒジュラ暦1426年シャッワル(10月)23日 ヤウム・サブティ(土曜日) |
いやあ、よかった、「ALWAYS三丁目の夕日」。
言葉は乱暴だけど性根の優しい人々、訳有りだけど必死で生きる人々など、ベタなんだけど泣ける。
あの時代に生きていたわけではないのに「ああこんな時代あったなあ」と実感してしまう。原作の漫画もいいけど、映画の方が、より感情移入してしまう。
という気持ちを引きずったまま、『コーラン入門』を読む。
昨日の投稿で触れたあたりをうろうろしているが、イスラーム以前のアラビアの人々のことを考えて感情移入してみた。
当時の彼らにしてみれば、ビザンツ帝国とササン朝ペルシアの戦いは、世界の終末を思わせるくらいの不安だっただろう。
そしてアラビア社会に広がる貧富の差。多くの庶民が何かにすがりたいような世の中だったのではないか?
そうしてさまざまな宗教が現れ、最後にイスラームが勝ち残った。
最後の預言者が7世紀のアラビア半島に現れたことの意味はなんだろう? そして、もう預言者が出ないことが確定して1400年も経ったことの意味は?
永遠に変わらない価値と、変わりゆく世界。どちらも神の意思。
昭和30年代の日本もみんな必死で生きていたけど、7世紀のアラビア半島でもみんな必死に生きていたんだろうなあ。
全部は書ききれないけど、いろいろなことを考え、感情移入しているうちに結局今日は3ページしか進まなかった。