日本人イスラム教徒ゆとろぎ日記 ~アナー・イスミー・イスハーク~

2004年に入信したのに、2003年入信だと勘違いしていた、たわけもんのブログです。

ラマダーン第30日:最終日なのに旅行話

2006年10月23日 06時36分14秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)30日 ヤウム・ル・イスナイニ(月曜日)
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 金曜、土曜と箱根に行ってきた。6月に引き続き、まずは小涌園のユネッサンへ。肩こりがあまりにヒドイのでまずはマッサージから。
 マッサージ師さん曰く「肩が血行障害起こしてますよ。ここまでヒドイ肩こりは珍しいですよ」とのこと。どうりで痛かったわけだ。その上マッサージがハンパじゃなく痛い、イタイ、イタイってば! 1回のマッサージではどうにもならなそう。

 ずっと飲む・打つ・買う…じゃなかった、読む・打つ(PCを)・書くの生活だったので、目と肩に相当な負担がかかっているのは自覚していたけど、そこまでひどかったとは。

 マッサージ後は、ユネッサンの各種風呂を満喫。夏季限定企画だったはずのドクターフィッシュ体験もまだやっていた。

 ユネッサンを出て、バスでホテル・リカーヴ箱根へ。チェックイン後、2階の小さな美術館を見学。シャガールのアラビアンナイトのリトグラフなどがありました。

 このホテルの温泉が思ったより良くて、源泉掛け流しの乳白色の露天風呂に延々とつかる。サウナ→冷水風呂の繰り返しも気持ちいい。食事もバイキングながら悪くない。

 翌日はポーラ美術館→彫刻の森美術館→箱根登山鉄道で帰宅というルート。
 ポーラ美術館は初めてだけど、広くて綺麗。入り口からロビー部分にかけてはガラスの壁が多く、穏やかな光に包まれる、美術館らしい作り。空港っぽい感じもする。
 バレエをモチーフにした作品を集めた特別展はシャガールやダリがメイン。夏のスペイン旅行以来、ダリづいている。
 常設展の方では、杉山寧(すぎやまやすし)の「水」という絵に心奪われる。〔上の写真の右上〕
 実物は大きな絵で、背景の川の青さが大変美しい。ナイル川らしい。ショップの方で絵葉書も購入。
 
 彫刻の森は子供の頃からよく行っているのだが、箱根の山々に囲まれた野外美術館はいつ行っても気持ちいい。アレ? ダビデ像が無くなっていたような気がする…。

 登山鉄道に乗るのは子供のとき以来。いつも自家用車でふらっと行っていたが、たまには電車に乗ってのんびりしてみたくなった。スイッチバックで行ったり来たりしながら降りてくる。

 温泉・美術館巡り・鉄道と、ここのところ溜まった心身の疲れが十分癒された小旅行だった。日曜日の仕事にも良い影響が出たし、たまにはリフレッシュしないとね。

☆ポーラ美術館で買ってきた絵葉書4枚セット(上の写真)を2名の方にプレゼントします。作者とタイトルは以下の通り。

 左上:杉山寧「洸」 右上:杉山寧「水」 左下:平山郁夫「イラン高原を行く」 右下:平山郁夫「スワットの月(パキスタン)」

 希望される方はisharq@goo.jpまで郵送先住所と宛名を書いたメールをください。封筒で4枚セットを郵送します。
 万が一3名以上希望された場合は先着順とさせていただきますのでご了承ください。

ラマダーン第26日:傷んだ身体をどうするか?

2006年10月19日 20時37分37秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)26日 ヤウム・ル・ハミースィ(木曜日)
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 ふぅ! メロンジュースがうまい! メロンってそのまま食べてもうまいけれど、ジュースやゼリーも好きだ。特にメロンシャーベットは…くぅ~たまらん! 食べたくなってくる。

 さて三日前にたらたら書きたいことを書いたまま、間が空いてしまった。しかもその間にいくつかのコメントももらったのに返信せずにすみません。ちょっと返信に時間がかかるかもしれません。というのも相変わらず頭が働かないからです。例年になく脳味噌エネルギー不足状態が続き、文章がまとまらないっす。

 アラビア書道も展覧会が近いのに、作品がぜーんぜんできておらず、先ほど「作品その1」を何枚か書いたけれどものすごくスランプ。ナスヒー体のアイン+アリフに苦戦している。2年練習してもナスヒー体がきちんと書けないとは我ながら何をやっていたんだか。    
 「作品その2」のクルアーンの最後の3章は筆との格闘が続く。
 「作品その3」のルクア体は先生から頂いた筆でなんとかなりそう。
 やはり筆は大切だ。ということで「作品その3」は、クルアーン第68章:筆章の第1節を書こうかと思う。
 こんな状態で装飾まで手が回るのか? 先ほどIllustratorCS(お絵描きソフトです)で装飾を作ろうと思ったら、いきなりIllustratorCSの使い方忘れているしなあ。

 スランプもそうだが、肩こりがヒドイ。炎症を起こして痛みがひどくなっている。こういうときにはどうするか?

 答えは温泉である。というわけで明日明後日は温泉&マッサージでリフレッシュの予定。

ラマダーン第23日目:言葉の力。良くも悪くも。

2006年10月16日 22時53分26秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)23日 ヤウム・ル・イスナイニ(月曜日)
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 土曜日購入した、アラビア書道の本を昨日読んで、ややエネルギーが回ってきた。言葉の力はすごい。
 逆に言葉によって凹まされることもある。

 ラマダーンの途中で断食をやめてしまったら、もう一生何をやってもそれを償うことはできないなんてハディースもあるらしい(とある人が言っていた)。
 そういうことを聞くと「それじゃー、もうイスラームなんか信仰してもしょーがないかなぁ。どうせ地獄行きだしなぁ…」という気持ちになったりする。違うことをいう人もいるのが救いだ。

 ムスリムになったばかりの頃、某日本人ムスリムに、
 「3週連続で金曜日にモスクに来ないようなヤツはムスリムじゃない」と言われたことがある。
 「じゃあイスラームなんかやめるよ。どうせオレはムスリムじゃないんだろ?」と反発したものの、礼拝や喜捨は結局やめられず、「自称:日本人イスラム教徒」というようなスタンスで現在に至っている。

 というわけで、「○○しないとムスリムじゃない」「○○したらムスリムじゃない」なんてことをよく聞くが、その一方でイスラームをやめる手続きもあるはずもなく、破門も無いし、ムスリム失格なら自由奔放な生活を送ろうと思うとそういうことでもないらしく、結局自分が今ムスリムなのかムスリムじゃないのかわからずに、かと言って自殺なんてのはバカバカしい上に教義上も禁止されており、じゃあ結局どうしたらいいんだ? と考えているうちに面倒くさくなってなんとなくイスラームから離れる日本人ムスリムも多いのではないかと思う。

 どれほどエライのかは知らんが、一部の日本人ムスリムが、せっかくイスラームに入信した日本人の気持ちを挫いている部分は間違いなくある。
 私は、礼拝して喜捨して断食(できる範囲で)していればいいやと開き直っている。それで「オマエはムスリムじゃない」という人がいるなら勝手にそう思ってもらってかまわない。大切なのは、「人にどう見られるか」ではなくて「神にどう見られるか」なのだと思う。
 モスクで随分と威張っている日本人ムスリムに会ったこともあるが、「神の前では人間なんて無力」と信じている人間が、なぜにそれほど尊大に振る舞えるのか不思議だ。

 以前イスラミックセンタージャパンの方が「知識ばかり増えてもムスリムとは言い難い態度の人もいるし、知識は少なくても信仰深くて立派なムスリムの方もいる」と言われていたことを思い出す。

 こんな状況じゃ日本人ムスリムは増えまい。私のような中途半端な者はぼちぼちブログのタイトルを「元・日本人イスラム教徒日記」と変えた方がよいのだろうか? 
 と思ったこともある。しかしその前にとりあえず「はみだしムスリム宣言」をするくらいでとどめておこう。
 以上、言葉は人を力づけもするし、凹ませたりやけくそにしたりもするというお話でした。 

ラマダーン第21日の夜に

2006年10月15日 06時05分34秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)22日 ヤウム・ル・アハドゥ(日曜日)
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 昨日はPCの調子も悪く(ウィルスにより一部機能が故障)、自分自身も妙に疲れていたので、アラビア書道の稽古からの帰宅後、倒れ込むように寝てしまった。
 最近「オレ何やってるんだろう?」(もしくは「何やってたんだろう?」)と感じることが多いな。
 アラビア書道…全然上達していない。展覧会が近いのに今まで何やっていたんだろう?
 ラマダーン…去年はクルアーンを音読で読了したのに、今年はそもそも読んでいない。何やっているんだろう?
 私生活&仕事…本当にオレは何をやっているんだろう?
 人生いろいろな波がある。今は大波警報が出ているようだ。 

ラマダーン第20日:ウィルスにやられた

2006年10月13日 22時22分59秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)20日 ヤウム・ル・ジュムア(金曜日)
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 ふぅ! 普通に水がうまい! 暑い一日だった。仕事もそれ以外も能率は相変わらず悪い。
 
 ノートン・アンチウィルス・ソフトを入れていたのにウィルスに感染してしまった。スキャンしたら脅威が19も! 深刻なのは1つだけだったけど。それでもアブナイか。
 そのためかパソコンの調子が悪い。ゆっくりブログを打っている場合じゃなさそうなので、これからメインテナンスに入ります。 

 もしかして仕事の能率が悪いのは、ラマダーンのせいではなくて、私自身がウィルスに感染しているのかも。メインテナンスしなくちゃ。

ラマダーン第19日:世界が尊敬する日本人100(ニューズウィークより)

2006年10月12日 22時00分20秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)19日 ヤウム・ル・ハミースィ(木曜日)
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 ふぅ! 「TIAL NECTAR GUAVA(チアルネクター グアバ)」がうまい! ブラジルからの輸入品か。ドロドロかつ粉々した舌触りがよい。甘さも適度。果汁は40%だけどね。

 今日発売の『ニューズウィーク(日本語版)』の特集は「世界が尊敬する日本人100」だった。表紙に緑のヒジャーブを被った年配女性が載っていたので、気になって早速特集ページを開いてみる。

 100人の先陣を切って掲載されたのは、オマーンで学校を経営するスワーダ・アル・ムダファーラ(旧日本名・森田美保子)さん。ほぼ見開き2ページに大きな顔写真と記事が載っている。
 首都のマスカットに「アザン・ビン・ケイス私立学校」を1990年に設立して、最初5人だった生徒が今では500人。
 波乱の人生だったようで、日本でシングルマザーになり、文化使節団の一員としてオマーンを訪れ、渡航を重ねるうちにオマーン人男性と結婚。イスラームに改宗し、合計4度の結婚をしたらしい。今ではオマーンで知らない人はいない名物校長って凄いな。

 それにしても、他の「99人」の中にナルトが入っているのはいかがなものか? マンガ・アニメのキャラクターだし、人気はあるかもしれないけれど、「世界が尊敬する日本人」じゃないだろ?
 もっと驚いたのは、ディープインパクトが入っていることだ。 日本の馬だから日本人なのか? ある意味、尊敬は集めているかもしれないけれど。
 さらに、Wakamaruが入っているけど、これ三菱重工のロボットじゃん! 尊敬はされていないと思う。
 個人的には大山倍達(おおやまますたつ)が入っていてうれしかった。私が多くの時間とエネルギーを注いだ極真空手の創始者。94年死去だから、あれからもう12年経つのか…。時の流れは早いものだ。

デンマークがまたやっちゃった。今度はテレビだよ。

2006年10月12日 06時24分27秒 | ニュース覚え書き
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)19日 ヤウム・ル・ハミースィ(水曜日)
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◆昨年9月に、ムハンマド(サッラッラーフ・アライヒ・ワ・サッラム)のふざけた風刺画を新聞に載っけて物議を醸し出したデンマークがまたやってくれた。
 今度はテレビだ。極右政党の「国民党」の若手議員たちがパーティーを開き、そこでムハンマド(サッラッラーフ・アライヒ・ワ・サッラム)の風刺画を描いている姿が放映された。放映前にはネットでも公開された。
 国民党の青年部も、ラスムセン首相も火消しに務めているらしいが、早くもイラン外務省は駐テヘラン・デンマーク大使を呼んで厳重抗議をしたようだ。だが、すでにテヘランのデンマーク大使館には火炎瓶が投げられたりしている。懲りないな、デンマークは。
 ドイツはドイツで、先日のベネディクト16世の講演が物議を醸したのに、今度はムハンマド(サッラッラーフ・アライヒ・ワ・サッラム)の切り取られた首が登場するオペラを上演する予定だという。「表現の自由への挑戦」もいいが、争いの火種は避けるのが大人の態度だと思う。

◆パキスタンでムシャラフ大統領が狙われたそうだ。首都イスラマバードの政府機関の近くで相次いでロケット砲が見つかっている。次の三つの可能性が考えられている。
 ①バルチスタン州の反政府の反抗未遂…8月に政府軍にリーダーを殺された報復のため。
 ②国際テロ組織アルカイダ…2003年12月にも大統領がアルカイダに暗殺されそうになった。
 ③大統領の自作自演…テロと戦っている姿勢をアピールするため。

 地元の新聞では犯人が逮捕されたと報道されたが、それも「大統領のヤラセじゃねーの?」という疑いの声も上がっているようだ。もし違ったら、やってられないね、ムシャラフ大統領。

パキスタン地震から一年/アザデガン油田

2006年10月10日 23時24分16秒 | ニュース覚え書き
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)17日 ヤウム・スラーサーィ(火曜日)
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◆10月8日でパキスタン地震から一年だった。約7万5000人が亡くなったんだった。まだまだ苦しい避難生活をしている被災者はたくさんいる。

◆10月6日、イランのアザデガン油田に関して、日本の国際石油開発の権益が75%から10%に縮小。65%はイラン国営石油へ。
 イランから「9月中に採掘を始めるように」言われていたけれど、核問題の関係で欧米と歩調を合わせなくちゃいけなかったしね。
 それにしてもロシアのサハリン2も暗礁に乗り上げ、日本のエネルギーは大丈夫か?

ラマダーン第17日:

2006年10月10日 21時36分28秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)17日 ヤウム・スラーサーィ(火曜日)
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 ふぅ! 「青汁 のむヨーグルト」がファンタスティック! 
 
 これあまりうまくない…。青汁ほどまずくもないんだけれど、なんだか中途半端な味。思い切ってマズイ青汁の方が飲んだ後の達成感があるからいいかも。しかも「激ぬる」で飲んじゃったから余計に中途半端だ。粉粉感も中途半端。
 このメーカーの人には悪いけれど、さわやかに「オハヨー(というメーカーらしい)」という気になれない味だ。

 さて、今日は朝方は自分でも驚くほど気分がすぐれなかったが、徐々に持ち直し、昼頃を好調のピークに午後から気疲れに転じた。曇りのち晴れ。夕方から再び曇りという感じ。

ラマダーン第16日:噴き上がろうとする何か

2006年10月09日 23時52分03秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)16日 ヤウム・ル・イスナイニ(月曜日)
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 どうも身体に「気」「エネルギー」が回っていないのが実感できる。断食だけが原因ではなく、運動らしい運動をしていないのが大きな原因のようだ。
 もともと、負のエネルギーが大きいだけに、うまく消化&昇華していかないとまずいような気がする。なんつーか、エネルギーがドロドロと澱んでいるような…。
信仰にも悪影響が出ているかもしれない。
 近いうちに本格的に運動を再開しなくては。空手かキックボクシングかウェイトトレーニングかエアロビクスか…。大声出しながら思い切り汗を流したい。抑えすぎたものを噴き出させないと。