ヒジュラ暦1426年シャッワル(10月)16日 ヤウム・サブティ(土曜日) |
パルミラからダマスクスへ戻る幹線道路の分岐点に立ち寄った。
この道の152キロ先に、混乱のイラクがある。
かつては、多くのイラク難民が、この道を通ってシリアに入ってきたそうだ。
そんな所を呑気に旅行しているのが不思議な気分だった。
沙漠のど真ん中の道路には誰もいないし、車もほとんど通らない。たまに吹く風の音くらいしか聞こえない。
ところどころオアシスがかなたに見える。今はとても静かな沙漠が広がるだけ。いつまでも静かな方がいいのだろう。