日本人イスラム教徒ゆとろぎ日記 ~アナー・イスミー・イスハーク~

2004年に入信したのに、2003年入信だと勘違いしていた、たわけもんのブログです。

ラマダーン第7日:アラビア書道のレッスンで焦る

2006年09月30日 22時56分01秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)7日 ヤウム・サブティ(土曜日)
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 ふぅっ! 「伊右衛門 焙じ茶」がうまい! なんたって季節限定だからな。
 昔は水やお茶がペットボトルで売れる時代が来るとは思わなかった。日本の水は水道水だってよく冷やせば美味しいし(地域による)、お茶だって外で飲みたければ水筒で持ち運んだりしていた。

 でも、お手軽ということが重要な時代であるし、私のようなものぐさ野郎にとってはありがたい時代でもある。
 字がド下手なため文章を書くのもイヤでしょうがなかったけど、ワープロ専用機(若い人は知らないと思う)→PCと普及し、実にお手軽に綺麗な字で文章が打てるようになった。

 下手な字にコンプレックスを持っていた私がアラビア書道などを趣味にしているのだから不思議である。
 
 しかし今日のレッスンで改めて周りの人の書いている字を見回すとまたもやコンプレックスに襲われた。皆うまい…。
 ルクア体を書いている人を見ては「しっかりした線で、形も整っているなあ!」と感嘆し、ディーワニー体を書いている人を見ては「流れるような美しい線だなあ!」と感動し、ジャリーディーワニー体を書いている人を見るに至っては「うーん、芸術的!」と感激してのけぞるという状態である。他の書体を書いている人もうまい。

 展覧会まであと1ヶ月。「遅れをとった」という焦りがじわりと襲ってきた。

ラマダーン第6日

2006年09月29日 20時01分12秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)6日 ヤウム・ル・ジュムア(金曜日)
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 ふぅっ! 「とろけるマンゴー」がうまい!
 果汁が10%しか入っていないけれど、とろとろして空きっ腹にはうれしい。
 イフタール(断食明けの食事)には、さっき買ったナツメヤシを5粒ばかりつまむ。
 
 今日は、東京都美術館で「ペルシア文明展 煌めく7000年の至宝」と、上野の森美術館の「生誕100年記念 ダリ回顧展」をハシゴ。
 ペルシア文明展の方は明日までなのでギリギリで間に合った。
 日本の世界史の教科書などでは、メソポタミア文明の影に隠れちゃったり、ギリシア民主主義に敗れた専制君主制の国ということやアレクサンドロス大王に滅ぼされた国ということが強調されがち。 
 どうもペルシア文明は日本では不当に低く扱われているような気がする。
 などということを常々思っていたが、やはり改めてペルシア文明のレベルの高さを感じた。いやあ、いい仕事してますねー。
 買ってきたガイドブック読むのが楽しみ♪ なお、今日食べたナツメヤシはここで買った。

 ダリ回顧展も良かった。夏にスペインのソフィア王妃芸術センターに続いてダリの作品を見ることができた。
 平日なのに人が多いのには驚いた。やはりダリは日本人になじみがあるんだと実感。
 自分自身、子供の頃に事典で見た「内乱の予感」と「記憶の固執」のインパクトは今でもはっきり覚えている。とろとろの時計を見て、子供心にも「時間がゆがんでるんだー」と感じたものだ。
 メッセージを読み取ろうとしたり、ボーッと眺めたり、勝手に自分でストーリーをつくったり、自由に楽しめるのがダリの良さだと思う。感性で楽しんだので、解説はこれからガイドブックでじっくりと読もう。

ラマダーン第5日

2006年09月28日 23時46分49秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)5日 ヤウム・ル・ハミースィ(木曜日)
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 ふぅっ! 「メトロミント(ペパーミント)」がうまい!
 昨日飲んだヤツの仲間。こちらの方がキレがいいかな?
 イフタール(断食明けの食事)にカステラとバニラアイス。普段あまり甘いものを食べないけれど、さすがに美味く感じる。

 今日は体調も仕事の能率もまずまずだった。

ラマダーン第4日

2006年09月27日 23時04分17秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)4日 ヤウム・ル・アルビアーィ(水曜日)
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 ふぅっ! 「メトロミント(スペアミント)」がうまい!
 ミントティーに似たすっきりした味わい。原材料名に「スペアミントエキス」としか書いていない。たぶんミントフレーバーの水なんだろう。アメリカ産を大塚製薬が輸入している。

 仕事中、眠くて死にそうだった。最近寝不足が続いている。顔のしわが約30%増えた(当社比)。目の下ではクマが大暴れ。爺むさい顔になったなぁ。
 普段だったら、濃いコーヒーや栄養ドリンクの連打で眠気をごまかすところだが、ラマダーン中はそうはいかない。パソコンに向かっているうちにふと意識が飛んだりする。結局いつもより時間がかかってしまう。マイペースで自分の仕事ができる職場でよかった。

 でも、仕事の能率は上がらなくても、だんだんと感情は落ち着いてくるから不思議なものだ。空腹だとイライラしそうな気がするけれど、そうはならないのである。
 で、自分を見つめ直してしまったりする。今の仕事が天命だとすると、まだまだ力を十分に発揮しているとはいえないかな?…とかね。

ラマダーン第3日

2006年09月26日 21時38分42秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)3日 ヤウム・スラーサーィ(火曜日)
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 ふぅっ! 「トロピカーナ SEASON'S BEST 秋の味わい100%」がうまい!
 リンゴ・ブドウ・黒すぐり(カシス)のミックスジュース。思ったよりすっきりしている。
 なにもこんなにデカイ画像で載せる必要ないんだけど、なんとなくこのサイズになってしまった。

 だいぶ涼しくなったけれど、大雨のせいで湿気が多く、体調はいいとは言えない。
 身体や頭より目がキツイ。ずっと目を使った仕事をしているとショボショボしてくる。う~ん、やっぱり目に栄養が行っていないからなあ。

 クルアーン読みは全然進まず。今年は完読は厳しそう。

ラマダーン第2日

2006年09月25日 21時45分50秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)2日 ヤウム・ル・イスナイニ(月曜日)
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 ふぅっ! トマトジュースがうまい!
 クルアーン読みは、今のところ第2章(雌牛章)の第59節まで。予定より遅れている。2日目だから、本来なら第2章の第252節まで読み終えていなければならないんだけど。

ラマダーン第1日

2006年09月24日 20時12分07秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)1日 ヤウム・ル・アハドゥ(日曜日)
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 ふぅ、今年も断食明けの一杯がウマイ! もちろん酒ではない。今日は普通に日本茶。
 今年は少々きつく感じる。仕事中に頭くらくらしてきた。まだクルアーンを読んでいない。これから読めるといいんだけど。

今日からラマダーン

2006年09月24日 06時13分27秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年ラマダーン(9月)1日 ヤウム・ル・アハドゥ(日曜日)
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 私にとって3度目のラマダーンが始まった。今のところ、年々太陽暦の夏に近づく流れにある。ということは、太陽の出ている時間が長くなり、それに伴って斎戒の時間も長くなっていく。再来年はラマダーンが夏になるから厳しそう。

 本日のスフール(断食前の食事)は牛乳と焼きおにぎり。おにぎりにはチーズを乗っけてゴマをふって食べる。本当はナツメヤシとかだとグッと気分も盛り上がるのだけれど、私の居住地ではあまり手に入らない。今日はこれから仕事。そのわりには栄養価が低いかな? 夜はしっかり食べることにしよう。

子供の感覚で見るグエル公園

2006年09月23日 10時10分34秒 | アル・アンダルスの暑い夏
ヒジュラ暦1427年シャアバーン(8月)30日 ヤウム・サブティ(土曜日)
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60戸建てられる予定だった家は普通っぽいデザイン。これはガウディの家として建てられた。

 グエル公園はイギリスを意識して、スペイン語の「パルケ・グエル」ではなく英語の「グエル・パーク」という名前がつけられた…と、ガイドが説明するのだが、いったいどの辺がイギリスを意識しているのかがよくわからない。
 分譲される予定だった住宅がイギリス風ってこと?(上の写真参照)


 グエル公園は子供の感覚で見てみると、センスの是非を超越して楽しいかもしれない。

 ←「あー、壁に人が張り付いている!! 変なのぉーーー! ギャハハ! オレもやろうっと♪」(子供の感覚で見た地下遊歩道)

 ここでも、水平と垂直が直角に交わる構造が見られない。巨大な生き物の消化器の中にいるような不思議な気分になる。

 少し歩いて、正面階段へ抜ける。

 「あ! 変なトカゲ! うわっ、カッチョわりぃ~。口からゲロゲロと水吐いてやがんの。」(子供の感覚で見た正面階段の像)
 本当はドラゴンである。でも日本で出版されているガウディ関係書籍や、ガイドブックではトカゲと書いてあるものもある。素直に見ればやはりトカゲだ(ヤモリも可)。ドラゴンと思いこむには相当な精神的エネルギーが必要だ。トカゲもどきドラゴンと名付けたい。

  

 「あ! 首チョンパ猫! こいつも口から水吐いているぞ。カッチョわりぃ~。」
 「えー? こいつ犬じゃねえの?」「ジャガーだよぉ」(子供の感覚で見た正面階段の像)
 正解はライオンである。
 グエル公園は、破砕タイル(割れてしまって売り物にならないタイル)などをうまく利用していて、エコロジカル&エコノミカルなのは素晴らしいが、やはりセンスは不思議だ。

 正面階段を下りきると、そこは公園への正面出入口。傍らにある守衛所は見ようによってはお菓子の家みたいなテイスト。
 ん? なんか変なものが見えるぞ(下の写真の赤丸内)。

 近寄ってみると、トカゲもどきドラゴンの着ぐるみを着た人物がいる。ふむふむ、子供にトカゲもどきドラゴンの帽子をかぶせて、あ、一緒に写真に写って…で、お金をもらうと。なるほど、そういう商売か。
 なんだか、ウルトラマンとか仮面ライダーに出てくる怪獣・怪人のたぐいみたいだなぁ。デパートの屋上でショーやってそうな雰囲気。
  

 ガウディもビックリのトカゲもどきドラゴン人間を横目に見ながらグエル公園を後にした。

ラマダーンは明後日からか…

2006年09月22日 23時33分22秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1427年シャアバーン(8月)29日 ヤウム・ル・ジュムア(金曜日)
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 明日にでもラマダーンに突入するかと思ったら、明後日かららしい。今年で3回目。年々太陽暦の夏に近づいている。日の出ている時間が長くなるし、9月だと残暑も厳しい。食べないのは全然大丈夫だが、喉の渇きがキツイかな?

 クルアーンの暗記も思うように進んでいないし、きちんとした発音で読めるわけでもない。
 それでも、デジタルクルアーンブックやCDやウェブ上の音源を参考にしながら、今年も音読でひととおり読んでみたい。

 気負わずに、イスラームの成立過程などに思いをはせながら、淡々とラマダーンを遂行していきたいと思っている。