日本人イスラム教徒ゆとろぎ日記 ~アナー・イスミー・イスハーク~

2004年に入信したのに、2003年入信だと勘違いしていた、たわけもんのブログです。

3度目のラマダーン:第1日

2007年09月13日 23時28分17秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1428年ラマダーン(9月)1日 ヤウム・ルハミース(木曜日)
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 ………き、きつい!!

 今年のラマダーンはすごくキビシー。昼間仕事中頭はボーッとするし、体は脱力感でふにゃふにゃだし、死にそうだった。

 イスラームにあまり詳しくない人のために説明すると、イスラーム暦は1年が354日または355日なので、太陽暦とは1年につき10日から11日ずれる。
 そうすると、断食をしなくてはいけないラマダーン月(9月)は毎年違う季節に巡ってくる。
 一昨年は冬に近かったので日も短く、日中あまり喉も渇かずに比較的楽だった。

 ところが今年は残暑の厳しい(太陽暦の)9月にラマダーンが始まったので、日は長くなり気温も高い。日中喉は渇くし、汗も出る。それが今年サウム(斎戒。断食などを含む)が厳しい原因のひとつ。

 それに加えて、今年は私生活で心労が重なり、心身ともに弱っていたということもある。

 勝手に、朝青龍・安倍総理・イスハークが「日本の3大ストレス過重人間」だと思っていた。

 さらに勝手なことに「朝青龍や安倍総理は引退や辞任すればストレスから逃れられるだろうけど、自分はそうはいかない」などと思っていたら、安倍総理が辞任してしまった。

 こうなると、朝青龍が引退するかイスハークが断食を破るかの戦いになる。向こうはそんなことみじんも思っていないだろうけど。

 一昨年、昨年はこのブログに呑気に「あー、○○がうまい!」(○○には日没直後に飲んだ飲み物が入る)などと綴っていたが、今年はそんな悠長なことを感じていられない状態。

 なんとか初日は乗り切ったけど、30日間というのは気が遠くなる期間に感じる。こういうときに限ってまたいろいろなことが起こるし。

 明日の朝もまた早いからぼちぼち寝よう。3時台に起きるのもキツイ…。
 弱音吐きまくりのイスハークでした。

もうすぐラマダーン。はぐれムスリムも頑張ろう!

2007年09月11日 23時18分39秒 | イスラムライフ
ヒジュラ暦1428年シャアバーン(8月)29日 ヤウム・ッサラーサー(火曜日)
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 このブログに記事を書くのも2月以来。
 心身共にローテンションな状態が続いていたけれど、いよいよ復活!

 プロフィールに書いてあるように、「最初だけ勢いよく、徐々にペースダウンして中途半端に終わる…さすがB型。このブログもいつまで続くことやら」という状態になっていたが、とりあえず再開。

 きっと、私がイスラームから離れてしまったと思っている方々もいると思うが、心の中のイスラームの火は消えていない。
 と、偉そうに言っても、火はそんなに盛大にゴウゴウ燃えているわけではないのだが。
 だからイスラームもブログもマイペースで行こう。そのうち火が大きくなることもあるかもしれないしね。

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 このブログからもリンクさせて頂いている「イスラムのホームページ」からの情報だと、今年のラマダーンは9月13日からと決まった。

 ということで、明後日からラマダーンへ突入。

 過去2回のラマダーン体験をこのブログに綴ってきたけど、今年も綴れるときは綴ろうと思う。毎日更新と決めてしまうと、自分自身が行き詰まってしまいそうだし。

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 今日は2001年の9月11日のアメリカ同時多発テロから6年。

 あの事件から2年数ヶ月後に私はムスリムになった。

 某イスラーム機関を訪れ、入信したい旨を伝えると、「辞めた方がいいんじゃないですか。ムスリムというだけでテロリストだと思われたり、仕事でも都合が悪いことが出てくると思いますよ」と言われたような時代だった。

 実際、911の直後にはこの機関に「お前らはテロリストの仲間だろう」とか「危険なイスラム教徒は日本から出て行け」とか、嫌がらせ・脅迫の電話が相次いだらしい。

 結局、課題として出されたイスラームについてのレポートをクリアして入信となった。

 入信してから現在までに、日本でもイスラームに対する見方は随分変わった。
 全国紙が好意的に(少なくとも敵対的ではなく)イスラームの特集を組んでくれたりするようになった。

 また、このブログを通じたり、モスクで直接会って、イスラームに関心を持つ大学生のレポートに協力したことも多かった。
 なぜか100%女子大生なのが気になったけど。男子大学生の諸君ももっとイスラームに関心を持って欲しい。(全然関係ないけど、「女子大生」とは言っても「男子大生」と言わないのはなぜなのか?)

 ムスリムという立場から、911についてはいろいろなことを考えさせられた。

 犯人の多くはサウジ出身のムスリムだったこと。そのサウジにはキリスト教の軍隊(アメリカ軍)が駐留してにらみを利かせていること。犯人たちを英雄視しているムスリムとの出会い。
 複雑な気持ちでそれらの事実と向かい合ってきた。

 そんなことも考えつつ、明後日からのラマダーンを迎えようと思っている。

 久々だと文章がまとまらんなぁ…。