2月のとある会社帰り、いつものように東京メトロ湯島駅から地下鉄に乗り込む直前、ふと頭上の路線図を見てみると「町屋駅」の乗換電車に見慣れない「東京さくらトラム」の文字が目に入る。(写真では見にくいな…)
あれ、町屋駅で乗換できるのは「都電荒川線」じゃなかったっけ?ホームに降りて改めて路線図を見ると…
しっかりと見慣れた「都電荒川線」の文字が表示されている。じゃ、「東京さくらトラム」ってなんだ?
地下鉄に乗り込んでネットで調べてみたら、どうも「東京さくらトラム」とは2017年4月から導入された「都電荒川線」の新しい愛称 らしい。
路線図にも「東京さくらトラム」が記載されていたが気付かなかった!
以前の路線図
しかし、導入されてから、そろそろ1年が経とうとしているのに全く知らなかったわ!早々と昨年5月 にはこの新愛称の定着を危惧する記事もあった。
乗換案内でも、「東京さくらトラム」の名称使用がそこまで徹底されていないようなので確認のため、乗換駅である東京メトロ町屋駅で途中下車してみる。ちなみに車内での乗換案内のアナウンスは「都電荒川線」だった。
ホームの路線図では「東京さくらトラム」と書き換えられていた
が、同じくホームの乗換案内版は「都電荒川線」のまま
通路の乗換案内も「都電荒川線」のまま
乗換駅でも「東京さくらトラム」の使用はそこまで徹底されていなかった。
【注:情報は全て2018年2月27日時点/現在は3月17日のダイヤ改正に向けて徐々に案内板や車内アナウンスは「東京さくらトラム」に変更になってきている】
昨年、駅ナンバリング導入の際は「東京さくらトラム」から派生した「SA○○」を採用。「都電荒川線」へのリスペクトなど微塵もなく、浸透していない愛称をゴリ押しする姿勢が前面に出た暴挙には、賛同する意見よりも疑問視する意見が殺到。このような事態に地元民が大困惑しているという報道もあった。(ちなみにゴリ押し理由は小池百合子都知事によると「外国人を含む観光客の方にも親しみやすい」だそうな。沿線住民より観光客のため?荒川線って沿線住民を中心とする利用客の存続要望が強かったため存在した地元密着型の路線じゃなかったっけ?)
「東武伊勢崎線」が『スカイツリーライン』の愛称を採用した時はある程度納得した。伊勢崎線と名乗りながら都心から伊勢崎駅までの直通列車もないし、東京の新名所スカイツリーを全面に出したほうがブランディング的には正解だと思えたので(個人的には私の故郷「伊勢崎」の露出が減るのは寂しかったが…)。しかし、「東武野田線」の愛称『アーバンパークライン』はただのキラキラネームにしか思えず、その呼称を使用するメディアとそうでないメディアに分かれ、そこまで定着した感はない 。都電荒川線の愛称になった『東京さくらトラム』も上記『アーバンパークライン』同様キラキラネームの類のように思え、同愛称は上記『アーバンパークライン』より更にメディアでは使用されている気配はない。失敗だと断言する記事 もある。う~ん、同じく都営の大江戸線・幻の愛称「ゆめもぐら」 や、荒川線同様実際に採用されたJR東日本の「E電」 のように黒歴史になりそう。
ちなみに私は大の路面電車好き!関東近郊には「都電荒川線」しか路面電車がないため、他の路面電車に乗車、撮影のために10年ぐらい前まで日本全国を駆けめぐっていたぐらいだ。バックパッカー時代も路面電車(トラム)があるだけで訪れた都市は多々あった。先日、久しぶりに訪れた長崎 でも乗車はできなかったが、路上から恍惚として見入っていた。
都電荒川線(う~ん、やっぱオレは荒川線の名称に愛着があるから「東京さくらトラム」は浸透してこないな…)
9000形 町屋駅前停留場にて
9000形 明治通りとの併用軌道(王子駅前~飛鳥山間)にて
7000形 明治通りとの併用軌道(王子駅前~飛鳥山間)を疾走する荒川線はサイコーにクール!
あれ、町屋駅で乗換できるのは「都電荒川線」じゃなかったっけ?ホームに降りて改めて路線図を見ると…
しっかりと見慣れた「都電荒川線」の文字が表示されている。じゃ、「東京さくらトラム」ってなんだ?
地下鉄に乗り込んでネットで調べてみたら、どうも「東京さくらトラム」とは2017年4月から導入された「都電荒川線」の新しい愛称 らしい。
路線図にも「東京さくらトラム」が記載されていたが気付かなかった!
以前の路線図
しかし、導入されてから、そろそろ1年が経とうとしているのに全く知らなかったわ!早々と昨年5月 にはこの新愛称の定着を危惧する記事もあった。
乗換案内でも、「東京さくらトラム」の名称使用がそこまで徹底されていないようなので確認のため、乗換駅である東京メトロ町屋駅で途中下車してみる。ちなみに車内での乗換案内のアナウンスは「都電荒川線」だった。
ホームの路線図では「東京さくらトラム」と書き換えられていた
が、同じくホームの乗換案内版は「都電荒川線」のまま
通路の乗換案内も「都電荒川線」のまま
乗換駅でも「東京さくらトラム」の使用はそこまで徹底されていなかった。
【注:情報は全て2018年2月27日時点/現在は3月17日のダイヤ改正に向けて徐々に案内板や車内アナウンスは「東京さくらトラム」に変更になってきている】
昨年、駅ナンバリング導入の際は「東京さくらトラム」から派生した「SA○○」を採用。「都電荒川線」へのリスペクトなど微塵もなく、浸透していない愛称をゴリ押しする姿勢が前面に出た暴挙には、賛同する意見よりも疑問視する意見が殺到。このような事態に地元民が大困惑しているという報道もあった。(ちなみにゴリ押し理由は小池百合子都知事によると「外国人を含む観光客の方にも親しみやすい」だそうな。沿線住民より観光客のため?荒川線って沿線住民を中心とする利用客の存続要望が強かったため存在した地元密着型の路線じゃなかったっけ?)
「東武伊勢崎線」が『スカイツリーライン』の愛称を採用した時はある程度納得した。伊勢崎線と名乗りながら都心から伊勢崎駅までの直通列車もないし、東京の新名所スカイツリーを全面に出したほうがブランディング的には正解だと思えたので(個人的には私の故郷「伊勢崎」の露出が減るのは寂しかったが…)。しかし、「東武野田線」の愛称『アーバンパークライン』はただのキラキラネームにしか思えず、その呼称を使用するメディアとそうでないメディアに分かれ、そこまで定着した感はない 。都電荒川線の愛称になった『東京さくらトラム』も上記『アーバンパークライン』同様キラキラネームの類のように思え、同愛称は上記『アーバンパークライン』より更にメディアでは使用されている気配はない。失敗だと断言する記事 もある。う~ん、同じく都営の大江戸線・幻の愛称「ゆめもぐら」 や、荒川線同様実際に採用されたJR東日本の「E電」 のように黒歴史になりそう。
ちなみに私は大の路面電車好き!関東近郊には「都電荒川線」しか路面電車がないため、他の路面電車に乗車、撮影のために10年ぐらい前まで日本全国を駆けめぐっていたぐらいだ。バックパッカー時代も路面電車(トラム)があるだけで訪れた都市は多々あった。先日、久しぶりに訪れた長崎 でも乗車はできなかったが、路上から恍惚として見入っていた。
都電荒川線(う~ん、やっぱオレは荒川線の名称に愛着があるから「東京さくらトラム」は浸透してこないな…)
9000形 町屋駅前停留場にて
9000形 明治通りとの併用軌道(王子駅前~飛鳥山間)にて
7000形 明治通りとの併用軌道(王子駅前~飛鳥山間)を疾走する荒川線はサイコーにクール!