へそ曲がりの真っ直ぐ日記

反日の韓国と中国、国内の反日マスコミを斬る

イスラム国は、「国民世論の怒りのはけ口を日本政府に向けようとしている」

2015年01月26日 | 報道・ニュース
再び、テロリストの声明に乗せられる軽薄な人たちへの苦言を。
元外交分析官の見方はこうだ。
<【イスラム国殺害脅迫】人質「盾」過去にも 「テロには屈しない」政府方針>
http://www.sankei.com/affairs/news/150125/afr1501250022-n2.html

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元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏の話 「湯川さんの殺害が事実だとすると、『何をやっても無駄だ』と日本に無力感を持たせることがイスラム国の目的なのだろう。彼らの目標は世界イスラム革命を進めることだ。事実関係の確認が大変なことも含め、日本政府を振り回し、『日本政府は何をやっているんだ』と日本の国民世論の怒りのはけ口をイスラム国から日本政府に向けようとしている。日本はその謀略に乗ってはならない。イスラム国に日本政府と協議する気はないとみなすべきだ。日本政府は『人質をただちに解放せよ』『責任は全てイスラム国にある』『日本政府も日本国民もテロには絶対屈しない』と繰り返し、メッセージを出すしかない。イスラム国は今、日本と戦争をしていて、人質の日本人を駒として使っている。日本人は戦争が今起きているという認識を持つべきだ。この戦争には絶対勝たないといけない」■

平和ボケへの打撃、ショックになる分析だろう。そのテロリスト集団の目論見どおり、「安倍政権が悪い」と非難している民主党や共産党の国会議員、朝日新聞などはまさに「利敵行為」を率先して行っていると言っていい。軽佻浮薄な愚かな反日日本人どもである。

記事にはほかのコメントも付いている。
中東調査会の金谷美紗研究員の話 「今回の画像公開は、情報の端緒がインターネット上の海外の掲示板サイトに書き込まれていた。そこから指定されたアドレスをクリックすると画像にたどりつき、従来のイスラム国の広報手順とは異なるもので声明の出し方としては異例。正式なビデオを作って声明を出す前に『湯川さんは死んだ』『処刑した』ということだけを伝え、日本政府に揺さぶりをかける目的だろう」

 公共政策調査会の板橋功氏の話 「イスラム国の狙いは当初から身代金ではなく、存在のPRだったとみられていた。画像が本物だとすれば、人質を殺害するというインパクトに加え、仲間の解放を新たに求めることで、さらに強力なPR効果を狙った可能性がある。日本国民をあおる目的もあるはずで、冷静に経緯を見守るべきだろう」■

「揺さぶり」や「あおり」に同調している勢力はまだまだいる。今後も次々出てくる可能性がある。
この運動もまんまと策略にはまった口だ。朝日が報じているのも、その証拠か?
<「後藤さんの命を救え」 官邸前で200人がアピール>
http://www.asahi.com/articles/ASH1T5SYFH1TUTIL01Z.html?ref=smartnews

■東京・永田町の首相官邸前では25日夜、約200人が「後藤さんを見殺しにするな」「後藤さんの命を救え」とシュプレヒコールをあげた。「許すな! 憲法改悪・市民連絡会」事務局の高田健さん(70)らが25日正午前、ツイッターで呼び掛けた。高田さんによると、大阪府から駆けつけた女性もいた。

 「I AM KENJI」のプラカードを掲げた横浜市のアルバイト、佐藤真左美さん(55)は「後藤さんを守って、と安倍政権に言いに来た」。東京都目黒区の会社員女性(35)は「自己責任と他人事のように言う人がいる。政府はそんな考えを持たずに交渉してほしい」と話した。

 パレスチナ難民の子どもの支援活動をしている東京都板橋区の主婦岡本彰子さん(54)は、安倍政権に対し「テロに屈しないという主張は一度抑え、人命第一で交渉しないといけない」と求めた。■

朝日好みの愚民=愚昧な民の見本市のようなものである。似たような景色は沖縄の米軍基地の前でも見られそうだ。

この新聞も同類だ。北海道新聞の社説にこうあった。
<邦人人質事件 早期解放へ全力挙げよ>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/588274.html

▽ 政府はイスラム国側との交渉ルートを確保できているのか。困難なのは分かるが、対応が後手後手に回っている感は否めない。

長年の習性で、どんなときでも政府を批判せずにはいられないのである。だが、テロ組織による人質事件で「先手」などどう打つのか。具体的に論じてほしいものだ。これも決まり文句による批判のための批判なのだ。

一面のコラム<卓上四季>にも意味不明なことが書かれている。
<羊を送る>http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/

▼イスラム国が信奉するコーランには、無実の人間を殺すことを許す表現はない。彼らが聖戦と呼ぶジハードは本来、イスラムのために努力する意味だ。人間を力でねじ伏せてもイスラムの教えを心の中に根付かせるなどできようもない▼イスラムの世界に、こんな寓話(ぐうわ)がある。預言者イブラヒムは、神へのいけにえとして息子のイスマイルを殺す必要があるとのお告げを夢の中で見た。まさに殺害しようとした瞬間、神は羊を遣わして息子の危機を救ったそうだ▼日本政府は人命最優先を主張する一方、テロは断固許さぬとしている。その姿勢を理解できるにしても、「羊」を送る知恵はなかったのか。湯川さんは、昨年8月から拘束されたままだった

何が言いたいのか?これも、もっと早く手を打つべきだったと言いたいのか?では、どうするべきだったのか?何の案も持ち合わせていないのか。ただ、政府にいやみの一つも言いたいだけなのだ。根っからの反日左翼、性悪新聞なのである。

社説でもコラムでも「自己責任論」を批判していることも共通している。
社説▽危険地域での警備業務を請け負う会社を立ち上げた湯川さんは視察などを目的にシリア入りし、拘束された。「シリアでは救急車が足りない。支援したい」と話していたという。
 自分の意志で危険地域に行ったのだから、犠牲になっても仕方ないとの考えは認められない。

コラム▼湯川さんは経営する民間軍事会社の実績づくりのためにシリアに入ったという。英語力も不十分で無謀との批判もあろう。しかし、不条理な暴力にさらされていいわけがないし、よく言う自己責任論はうなずけない

「犠牲になっても仕方ないと」などとは誰も言っていない。外務省が渡航を禁止している危険地帯にあえて入るには、それなりの覚悟が必要だということだ。覚悟の問題なのである(後藤さんは自らの責任を広言していた)。責任を政府になすり付けてはならないのだ。

今回の人質殺害で、最大の責任があるのは、言うまでもなく「イスラム国」だ。そして次が「本人」なのだ。危険地帯に行かなければ人質になることも、殺されることもなかったからだ。そして、政治や行政に瑕疵があった場合などには政府にも責任が及ぶ。例えば、北朝鮮による日本国内からの拉致事件の場合の責任は明らかである。救出できるのにしななかった場合や、救出方法を間違えて犠牲者を出した場合なども同じだろう。

なのに、日本には真っ先に安倍政権を批判する愚か者どもが大勢いるのだ。反日左翼が大手を振ってまかり通るおかしな国である。「ガリバー旅行記」で江戸を登場させたスィフトなら、今の日本の珍風景をどう描くだろうか。

さすがにこの共産党員は、発言を上から撤回されられたらしい。
<共産・池内氏が謝罪「今の時期に昨日のようなツイートは不適切だと考え削除しました」>
http://www.sankei.com/politics/news/150126/plt1501260014-n1.html

■共産党の池内沙織衆院議員は26日午前、自らのツイッターに「今の時期に昨日のようなツイートは不適切だと考え削除しました。お詫びいたします」と投稿した。

 池内氏は25日未明、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」により日本人1人が殺害されたとする画像がインターネットで公開された後、ツイッターで「国の内外で命を軽んじ続ける安倍政権。安倍政権の存続こそ言語道断」などと政府批判を展開していた。イスラム国への批判は一切なく、同党の志位和夫委員長も「不適切だ」との認識を示していた。■

志位委員長でさえ、「政府が全力を挙げて取り組んでいる最中だ。今あのような形で発信することは不適切だ」と述べたのだ。

徳永エリ参院議員ら複数の議員がフェースブックやツイッターなどで事件に関連して政府批判を展開している民主党も、郡司彰参院議員会長が「『何をするな』ということではないが、抑制的に、慎重にそれぞれの行動をお願いしたい」と自重を呼び掛けた。

共同通信社が25日に実施した全国緊急電話世論調査によると、日本人殺害脅迫事件に対する安倍政権の対応を「評価する」は「ある程度評価する」を含めて60・6%、「評価しない」は「あまり評価しない」を含めて31・2%だった。

「評価しない」の中には、池内、徳永的な感情の持ち主がいるということだろう。日本人の弱点である。今回の問題で、政府に失態があったわけではない。

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が24、25両日に実施した合同世論調査によると、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件への安倍晋三政権の対応について、58・9%が「取り組みは十分だ」と肯定的に評価し、「十分でない」の26・8%を大きく上回った。

そして今浮上しているのがヨルダンの対応だ。朝日はこう書いている。
<日本人だけ帰してとは…自国民も人質、悩むヨルダン>
http://www.asahi.com/articles/ASH1V1TJ2H1VUHBI006.html?iref=comtop_6_01

■過激派組織「イスラム国」は、拘束しているフリージャーナリスト後藤健二さんと引き換えに、ヨルダンに収監中のサジダ・リシャウィ死刑囚の釈放を求めている。ヨルダンで暮らす人々は今、複雑な心境で事態の推移を注視している。

ヨルダンでは昨年12月、ヨルダン軍の戦闘機がシリア北部で墜落し、操縦士が「イスラム国」の人質になっている。米軍が今月初め、操縦士の救出を試みたが、失敗。その後、関係者によると、リシャウィ死刑囚と交換する案が浮上していたとされる。

 首都アンマンの土産物店で働くヒシャム・アハマドさん(23)は、日本人の観光客と接する機会が多く、日本のマンガも大好きだ。…■

各国政府の責務は、それぞれの国民の生命と財産を守ることだ。外国人より自国民が優先する。例えば、日本で定員一人の救助枠しかない場合、外国人を助けて日本人を見殺しに知ることはあり得ないのだ。国民が納得するはずもない。

ヨルダンも同じだ、女死刑囚は50人以上が犠牲になった無差別テロの実行犯だという。国民はテロ犯の交換に否定的なのだという。ましてや、自国のパイロットが捕虜となっているのに日本人を優先するなどということは考えられない(1対2の捕虜交換もありうるのだろうが、テロ犯を釈放する捕虜交換自体への批判もある)。楽観はまったくできない。

先日紹介した後藤さんの母親の記者会見の全文がこのサイトで読むことができる。息子の解放を訴える場だというのに、脱原発を熱心に説いている。
<地球の為に頑張ります!>
http://blog.livedoor.jp/soyokaze2009/archives/51842924.html

あの朝日も…まだいたテロリストに同調する反日左翼

2015年01月26日 | 報道・ニュース
昨日書いた<テロリストの声明に乗せられる軽薄な民主党議員とその仲間たち>が、やっぱりほかにもいた。
<【イスラム国殺害脅迫】
「安倍政権こそ言語道断」ツイートの池内氏、共産は不問? 「党見解」から異例の暴走>

http://www.sankei.com/politics/news/150126/plt1501260002-n1.html

■共産党の池内沙織衆院議員(32)=比例東京ブロック=が、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に拘束された湯川遥菜(はるな)さんとみられる男性の殺害画像がインターネット上に公開された後、ツイッターに「こんなにも許せないと心の底から思った政権はない」などと安倍晋三首相を批判し、イスラム国の蛮行を批判しなかったことについて、同党広報部は25日、「本人の判断で取り消した」と説明した。

 志位委員長はイスラム国を強く非難
 党幹部が池内氏を注意したり、本人が謝罪したりする可能性に関しては「本人の判断で発言を取り消した」と繰り返し、不問に付す可能性を示唆した。

 湯川さんが殺害されたとする画像がネットに掲載されたことに関し、志位和夫委員長は同日朝のNHKテレビ「日曜討論」で「今回彼ら(犯行グループ)がやっていることは残虐非道な蛮行だ。絶対に許すわけにはいかないと強く非難する。日本政府に対しては人命最優先で解放をはかるためにあらゆる手段、あらゆる可能性を追求してほしい」と語った。同党広報部は「志位委員長の発言が党の立場だ」と強調した。

 ところが池内氏はツイッターで、首相が「テロ行為は言語道断であり、許し難い暴挙だ」と述べたことを念頭に「『ゴンゴドウダン』などと、壊れたテープレコーダーの様に繰り返し、国の内外で命を軽んじ続ける安倍政権」と書き込んでいた。

その上で「安倍政権の存続こそ、言語道断。本当に悲しく、やりきれない夜。眠れない」と記していたが、イスラム国を非難する言葉は皆無だった。

 その後、投稿は池内氏のアカウント上では閲覧できなくなった。池内氏が削除したとみられるが、ツイッター上では削除理由を明らかにしていない。

 “上意下達”徹底に、ほころびが…
 共産党は政策など重要課題をめぐる党の「公式見解」に関して“上意下達”が徹底されているとされ、党員がそれを逸脱する発言をするのは極めて異例だ。

 ネット利用の「フロンティア政党」を自任する同党だが、所属国会議員が自慢のネットでの発言で“暴走”してしまったわけだ。

 自民党関係者は「池内氏は見境なく安倍政権を批判する習性が身に染みついてしまっているようだ」と冷ややかだ。

 池内氏は昨年末の衆院選で東京12区から出馬したが敗れ、比例で初当選した。共産党は吉良佳子参院議員(32)=東京選挙区=と並んで党所属女性国会議員の“2枚看板”に育てる戦略を描いているとされる。赤旗国民運動部のツイッターによれば、当選後の第一声は「待ってろ安倍!」だったという
。(政治部編集委員 高木桂一)■

これがその文言だ。
http://togetter.com/li/774091

池内さおり @ikeuchi_saori 2015-01-25 01:35:41
こんなにも許せないと心の底から思った政権はない。
「ゴンゴドウダン」などと、壊れたテープレコーダーの様に繰り返し、国の内外で命を軽んじ続ける安倍政権。
安倍政権の存続こそ、言語道断。
本当に悲しく、やりきれない夜。眠れない。

眠れないのは勝手だが、見境なく虐殺を繰り返すテロリストより安倍首相が憎いらしい。視野狭窄の共産主義者の倒錯、あるいは狂信とでもいうしかない。時代錯誤のサヨクが闊歩する平和ボケ日本の病理現象とも言える。

番組は見ていないが、TBS報道特集の<偉そうな反日左翼>も言い放っていたらしい。
このブログで紹介されていた。
<テロは安倍首相の責任!「TBS報道特集」キャスター>
http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/58d281be3bf32cd742a3916020061707

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ところで、この悲惨な結末に対して誘拐・殺害したテロリストを非難することは一言もなく安倍政権非難を強める人達がいる。
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本来ならテロリストに対して「無条件で人質を解放しろ」とデモをするべきところを、政府批判を展開している。

テロ組織「イスラム国」にも腹立たしいが、それに同調している反日サヨクにも怒りがこみ上げる。
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偏向報道とお門違いの安倍批判の典型的な例を紹介する。

24日の土曜日、たまたまめったに見ないTBS報道特集を見ていた。

キャスターの安倍憎悪の感情丸出しの言動には辟易した。

特に沖縄2大紙に『沖縄ワジワジー通信』などの偏向記事を書いている沖縄サヨク御用達の金平茂紀キャスターの言動には呆れかえった。

テロリストが邦人人質二人を拉致した理由を安倍政権の中東訪問のせいにしようとする論旨は小学生でもわかるコジツケ。

特に番組での「日本はアジアの国々との関係は歴史認識の問題等でギクシャクしてることもあるが中東の人々は日本びいきであった。しかし今回の出来事で大きな壁というか、転換が起きてきた事を認めねばいけない。」というコメントに関してはわが耳を疑った。

一般的日本国民なら次のように感じる。
「人道支援や難民支援をして中東の人が嫌いになるという理屈がわからない。」
「テロリストに嫌われても安倍の中東訪問で中東の国々に嫌われる要素はなかった。」・・・・・・・・■

金平の日本憎し、偏向極まる報道は相変わらずのようだ。局としての歯止めはないし、だれも暴走を止められない。「政治的公平」をうたった放送法が制定されている民主主義国家とは到底いえない「左翼による放送局乗っ取り」状態が続いているのだ。

記事を見逃していたが、こんな連中もいた。徳永エリや山本太郎の愚鈍さについてはすでに取り上げたが、そのまま引用した。
<【産経抄】テロリストたちがのさばる世界を望まない 1月24日>
http://www.sankei.com/column/news/150124/clm1501240003-n1.html

■「72時間」は、あっという間に過ぎた。テレビドラマなら時間切れ寸前に超人的な主人公が犯人のアジトに潜入し、鮮やかに人質を奪還するものだが…。

 ▼人質にナイフを突きつけ、法外な身代金を要求する犯人に「三分の理」があろうはずがない。にもかかわらず、犯人側に立ったような言動を平気でする国会議員や元官僚が何人もいるのには、怒りを通り越してあきれてしまう。

 ▼維新の党の江田憲司代表は、事件の一報直後に「イスラム国」の広報担当者のような発言をした。「野放図に自衛隊を出して米軍や他国軍と協力すると、日本人も日常的にテロと直面することになる」と。

 ▼民主党の徳永エリ参院議員は「(首相が)なんと言おうが、集団的自衛権の行使容認、憲法改正、武器輸出三原則の変更。国際社会は日本は変わってしまったと受け止めている」と、犯人が手をたたいて喜びそうなコメントをしている。岡田克也代表が「政府の足を引っ張るようなことはしない」と言おうが、民主党は何も変わっちゃいない。

▼こうなると、毎度お騒がせの山本太郎参院議員が「2億ドルの支援を中止し、人質を救出して下さい」と言っても驚かない。官房副長官補まで務めた柳沢協二氏が「(首相)本人が辞めるというのが、大きな可能性としてやってみる価値がある」と発言するに至っては、何をか言わんや。現役時代、事務次官レースに敗れた恨み節にしか聞こえない。

 ▼記者会見で、「原子力の問題」と息子の解放を涙ながらに訴えた後藤健二さんのお母さんの気持ちは痛いほどわかる(後者の方)。だが、多額の身代金を払えば、犯人は味をしめ、新たな犠牲者を生む。テロリストたちがのさばる世界を後藤さんも望んでいないだろう。■

維新の党といっても、みんなの党からの移籍組は「異質」であることがよく分かる。テロリストの残酷で理不尽な要求に対し、結束して事に当たらねばならぬ緊急事態にも、これだけの政治屋どもが敵の策略にはまんまとまって、世論の分断に走っているのだ。利敵行為そのものではないか。

この見方こそ正しい。
<【正論】蛮行は日本の生き様への挑戦だ>(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹・宮家邦彦)
http://www.sankei.com/politics/news/150126/plt1501260008-n1.html

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反テロへの連帯と団結を
 そもそも今回の犯行は中東のスタンダードに照らしても異常だった。日本を「十字軍」に含めたり、巨額の身代金を期限付きで要求するごときは、ロジックを欠いた「言いがかり」に過ぎない。

 これまで日本は中東地域の平和と民生安定のため、非軍事的手段を通じて、一貫して国造りへの協力と人道支援を続けてきた。

 今回の事件は人質の2人だけでなく、日本人全体、ひいては戦後70年間に生まれ変わった日本という民主国家の生き様そのものに対する挑戦ともいえるだろう。されば、今われわれに必要なことは犠牲となった同胞への連帯と、テロに強く反対する国民全体の団結を示すことである。

 残念ながら、日本国内では当初から国論が割れた。一部識者は安倍晋三首相の中東訪問と演説内容に問題あり、などと声高に批判した。しかし、冷静に考えてほしい。「イスラム国」は国家ではなく、宗教を隠れみのにした「ならず者」集団に過ぎない。

 彼らは昨年来、世界の主要国に対する数々の犯罪を計画・実行してきた。日本人人質奪取もその一環に過ぎない。

 であれば、日本の首相が誰であろうと、またどこで何を語ろうと、今回の事件はいずれ実行されたということである。

 この関連で筆者が驚愕(きょうがく)したのは事件翌日のある有力紙の見出しだ。「敵視された日本の中東支援」「『イスラム国』身代金で解放の例も」というヘッドラインに筆者は強い違和感を覚える。

 「イスラム国」とは自ら以外を「すべて敵視する」特異な政治軍事的宗教活動だ。それにもかかわらず、見出しで日本の支援だけが敵視されたかの如(ごと)く示唆したり、身代金による人質解放の可能性を暗示することは、意図的ではないにせよ、一種の利敵行為と言わざるを得ない。


憎しみと怨念のグローバル化
 一方、これとは正反対の極論も散見された。11年前にイラクで起きた日本人人質事件の際に燃え上がった、いわゆる「自己責任論」だ。・・・・・・・・・・・・■

「利敵行為」と批判された「ある有力紙」とはもちろん、朝日新聞のことである。朝日の反日・憎日・反安倍の偏向体質(異常体質)はまったく変わっていないのだ。事あるごとに、その反日体質が露わになる。