へそ曲がりの真っ直ぐ日記

反日の韓国と中国、国内の反日マスコミを斬る

韓国の反日・中国の反日

2013年07月31日 | 日記
きのう著作を紹介したように、歴史的事実を冷静に客観的に見ることの
できる韓国人はいるのである。

韓国の元外交官にもそういう人がいて、著書を読みたいと思っていたが、肝心の
名前を忘れてしまった。在日にも鄭大均(てい たいきん)のような人がいる。

1910年~1945年の日本統治時代を経験した韓国人で、当時のことを覚えて
いる人はもう70歳代後半以上になっている。その前の李氏朝鮮時代の悲惨さを体験した
お年よりはもういない。きのう紹介した筆者の中にも、日本統治時代に日本語で教育
を受けた人がいる。当時のことを肌身で知っているから、反日の風潮に惑わされること
がないのだろう。

同じような経験をしたお年よりは大勢いるはずだ。1948年の独立後も、日本統治時代を
悪く言う韓国民はまれで、多くがその時代を懐かしんでいた、と何かの本で読んだことがあ
る。当時は、そのことを周りにも話し、子供にも語り聞かせていたに違いない。

きのうも取り上げた、日本で活躍する評論家の呉善花(オ・ソンファ)は戦後、済州島生ま
れだが、wikiの記載によると、「戦前に日本生活経験のあった母親からの影響もあり知日家で、
片言の日本語を披露しては島民に喜ばれていたと語っている。そののち、主に学校教育によって
反日主義に傾倒したが、来日しさまざまな葛藤を経て知日派へと移行していった」という。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%89%E5%96%84%E8%8A%B1

反日教育の浸透によって、日本統治時代を経験していない子供たちが反日思想を植え付けられ、
それにつれて、周りの大人たちも親日的な発言をしづらくなっていった。そんな空気が醸成され
ていったのだ。新聞など反日マスコミの影響は大きかったろう。「天皇」を「日王」と
表記する新聞がだんだん増えて、今はほとんどが「日王」になったそうだ(小中華思想の表れ
である。中国はきちんと「天皇」と表記する)。

韓国独立後の初代大統領、李承晩は、朝鮮の独立運動家だったこともあって、日本を嫌悪し、
反日教育の先駆けとなった。その後、反日教育に拍車をかけたのが、2003年に就任した
盧武鉉(ノ・ムヒョン)である。1946年生まれ、日本統治時代を知らない最初の大統領だ
った。歴史的事実を無視した反日の妄想、日本嫌悪の感情が増幅の一途をたどり、今では誰も
統御できない妄想国家になってしまった。

中国では江沢民が1994年に始めた愛国主義教育が、反日の流れをつくった。習近平もその
衣鉢を継いでいる。初めは政治・外交のカードとしたかったのだろうが、時に学生らの反日デモが
政権が手を焼くほどエスカレートすることがあるのは、ご承知の通りだ。

中韓の国内(とりわけ感情先行の韓国)に蔓延する反日。日本にとっても厄介だが、中韓にとっ
ても、国家を蝕む致命的な病ともなりかねない。中国は将来の民主国家化に希望を託すことが
できるかもしれないが、韓国の反日自家中毒を解毒する方策はあるのだろうか・・・。

 *先に名前を挙げた鄭大均を紹介すると、
 1948年生まれ、母は日本人。日本国籍を取得し現在、首都大学東京教授。
 著書は多いが、私は「在日・強制連行の神話」(文春新書、2004年)に
 学び、「姜尚中を批判する「在日」の犠牲者性を売り物にする進歩的文化人の
 功罪 」(飛鳥新社、2011年)を面白く読んだ。

まともな韓国人・・・

2013年07月30日 | 日記
自分たちの客観的な歴史を見ることができない韓国人についてずいぶん書いてきた。

しかし、中にはもちろん、自らの歴史を客観視できるまともな韓国人もいる。日本語で著書を読むことができるその人たちを紹介したい。

○最も有名なのは、28日に話題にした呉善花(オ・ソンファ)。1956年、済州島生まれ、日本の国籍を取得し、帰化している。評論家でり、拓殖大学教授。著書は「スカートの風」シリーズがよく売れて、私も1990年代に面白く読んだ。ほかにも著書多数。「韓近併合への道」(2000年、文春新書)は、私が初めてきちんと読んだ朝鮮の近現代史だった(遅い!)。最近では「虚言と虚飾の国」(2012年、WAC)も面白かった。

○「醜い韓国人―われわれは「日帝支配」を叫びすぎる」 (1993年、カッパ・ブックス)の朴泰赫(パク・テヒョク)。1928年生まれの元新聞記者、評論家。韓国では「著者は日本人」との説が流れた。続編や対談も刊行され、犯人?探しも行われた。

○「親日派のための弁明」(2002年、草思社)の金完燮(キム・ワンソプ)。1963年生まれの作家、評論家。高校時代に光州民主化運動に参加。マルクス主義的な見方だが、韓国の歴史認識の誤りを批判、「有害図書」に指定された。続編も出た。

○「韓国 堕落の2000年史―日本に大差をつけられた理由」 (2006年、祥伝社黄金文庫)の崔基鎬 (チェ・ケイホ)。1923年生まれ。古代史では朝鮮文化の優位性を説く。本の「はじめに」でこう訴える。「韓国民は民族の歴史が、どこで、どう誤ってしまったのか、勇気を持って歴史と直面して、検証しないかぎり、真の民主主義と、明るい未来を手にすることはできない」。伽耶(かや)大学名誉教授。「歴史再検証 日韓併合―韓民族を救った「日帝36年」の真実」(2007年、祥伝社黄金文庫)も出ている。李氏朝鮮時代の恐怖政治を、今の北朝鮮の体制になぞらえている。

○「大韓民国の物語 韓国の「国史」教科書を書き換えよ」(2009年、文藝春秋)の李榮薫(イ・ヨンフン)。1951年生まれ、ソウル大学経済学部教授。韓国内で猛攻撃を受けたベストセラーという。ソウル大学は韓国の最高学府。その教授の著書として反響を呼んだ。

○著書の学術書だけが日本語訳されているソウル大学名誉教授の安秉直(アン・ビョンジク)。1936年生まれ。韓国経済史の大家という。私は本を読んだことがないが、植民地時代の経済を実証的に研究し、近代化に果たした日本の役割を評価しているそう。西岡力「よくわかる慰安婦問題」(2007年、草思社)に、その名前が出てくる。いわゆる従軍慰安婦に面談して証言を聞いた結果、「証言者が意図的に事実を歪曲していると感じられる」として強制性に疑問を呈し、マスコミでも発言した。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E7%A7%89%E7%9B%B4
http://www.youtube.com/watch?v=T8v6zxiNBCg

ほかにも、まともな韓国人はいるだろう。韓国で「親日派」とされることは、売国奴とみなされることだ。政府、マスコミ、国民からさまざまな弾圧、嫌がらせ、非難を浴び、社会的に抹殺されてしまう。信念を貫くその勇気に拍手を送りたい。

(これらの本はAMAZONで新刊あるいは古本を購入した)


自分が見えない韓国人

2013年07月29日 | 日記
愚かな話題に事欠かない国である。言うまでもなく韓国のことだ。

今朝の新聞各紙が、サッカー東アジア杯の日韓戦で、韓国側の観客席に
FIFA規定違反の横断幕が掲げられた、と報じている。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130728/scr13072821330010-n1.htm

この横断幕の文言が面白い。
「歴史を忘れた民族に未来はない」というものだ。思わず笑ってしまった。
「これは韓国民のことではないか」と。

歴代、中国の属国であり、中国と結んだ裏切り者が国を支配し、500年に
及ぶ李氏朝鮮時代は庶民の生活は悲惨極まりないものだった。そんな国の
近代化を成し遂げ、庶民の生活を豊かにし、法治国家を築いたのが日本である。
日韓併合時代に朝鮮の人口と米の生産は2倍になった。教育が普及し、鉄道、
道路、ダム、港も整備された。土地測量が行われてて農民に農地が与えられ、
禿山には植林が行われた。

韓国が独立国家だった時代はないといっていい。戦後、日本の支配が終わっても
独立できず、米軍の統治下に入った。1948年にやっと独立。日韓基本条約に
基づく官民あわせて8億ドルの援助によって「漢江の奇跡」が達成されたのである。
この恩義をまったく分かっていない。長年の日本のODAによって経済発展の基礎を
築き、今日の経済大国が成ったのに、それを忘れている中国と同断である。恩知らず
である。

先日紹介した勝岡寛次著「韓国・中国の「歴史教科書」を徹底批判する」に
よると、韓国の中学の国史教科書の「はじめに」には次のように書かれている
という。

「記録としての歴史は、今日の生き方を照らしてくれる鏡であり、明日を見通す
窓だといえる。したがって歴史の記述は、過去が暗いからとかくしたり、ないこ
とをあると誇張してはいけない。歴史に記述は、かたよることなく厳格でなけれ
ばならない」

その通りだ。もろ手を挙げて賛成する。しかし、それを韓国が言うのは、悪い冗談
としか思えない。
言うこととやることが一致しない。そしてそれに気付きもせず、当然のことに反省も、
改善もない。こういう人格の破綻した人間が近くにいたら、一体どう対応し、付き
合ったらたらいいのだろうか・・・。

子供じみてる韓国・・・

2013年07月28日 | 日記
日本に帰化し、評論家として活躍している呉善花(オ・ソンファ)が韓国の
空港で入国を拒否されたというニュースが、産経のネットに出ていた。
http://sankei.jp.msn.com/world/topics/world-19498-t1.htm

韓国当局はその理由を言わない。彼女は韓国では「親日派」として罵倒されて
いるから、おそらく嫌がらせなのだろう。過去にも彼女の入国拒否騒ぎがあった。
2011年には、鬱陵島の視察に出かけた日本の自民党国会議員3人が入国を
拒否されたこともあった。

どの事例でも、韓国の入国拒否の理由はあいまいだ。ただ単に「嫌だから」とい
感情的な判断ではないのか。子供じみた幼稚さを感じる。とても法治国家、大人の
国とは言えない。

昨日の北海道新聞夕刊1面には、朝鮮戦争休戦60周年の記念式典に、韓国が日本を
招待しなかった、という記事が載っていた。日本政府には、出席の打診は非公式にも一切
なかったという。半島有事の際は、日本国内の施設で米韓軍の支援を行うことになってい
るにもかかわらず、である。式典には25カ国が招かれたという。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/482147.html

これも子供じみていないか。あるのは好悪の感情だけである。国際政治、外交をにらんだ
冷静な判断が認められない。

そんなニュースに接した後、今日の読売新聞朝刊の国際面で、ソウル支局長が書いた
「韓国外交をゆがめる「情緒法」」と題するコラムを見つけた。韓国には法の論理よ
り国民感情に配慮する「国民情緒法」とも言うべき不文律があるそうだ。これが
韓国の裁判所のあきれた判決を生み出させているというのだ。

11日のこのブログでも、「反日の自家中毒」として韓国の司法について書いたこと
がある。「なるほど」「やはり」と思った。

つくづく困った隣国だと思う。関係改善は可能なのか・・・。




欧米の歴史認識・・・

2013年07月27日 | 日記
きょうの読売朝刊国際面に、英エコノミスト誌前編集長のインタビュー
記事が載っていた。

彼は「領土主権をめぐる中国の争いでは日本は一歩も引いてはならない」と
日本の立場を支持しながらも、「歴史問題は違う」と言う。そして、「過去
への反省の文言や従軍慰安婦問題について見解を変えることは後戻りになる。
これに味方する国はどこにもない」と断言するのだ。

安倍首相が見直しを示唆した村山談話や河野談話を念頭においての発言だろう。

似たような見解は、ほかでも見たことがある。これが今の欧米のマスコミの
主流の考えなのかもしれない。マスコミの論調は世論に影響を与え、政府の
の態度に反映される。橋下発言の際、アメリカ政府も同じニュアンスの見解
を安倍首相に伝えたと報道されていた。

中国、韓国の宣伝する嘘の歴史認識が世界の認識となってしまったのか?
慰安婦問題は、朝日新聞が虚偽報道をしてからもう20年以上。南京事件は
戦後の東京裁判で「20万人の虐殺」と判決に明記され、1971年に
朝日新聞が連載「中国の旅」で問題を再燃させ、中国が「30万人の大虐殺」と
誇張宣伝を始めてから40年以上たつ。

この間、日本政府の世界に向けての反論、広報がまったく弱く、出遅れた。
国際情報戦で韓国、中国に負けてきたのだ。日本人はお人よしなのだ。

おまけに日本のマスコミの主流は、反体制・反政府のサヨク・マスコミ。
中韓のお先棒を担ぎ、中韓と声をそろえて日本政府の対応を非難してきた。
日本の良心的な学者・研究者などが歴史的事実を明らかにして反論してき
たが、多勢に無勢だったか。国際的な取り組みが弱かったか。国民の
大多数もマスコミの報道に流され、この様な状況を受け入れてきた。

これでは勝てるはずがない。しかし、偽造と歪曲と誇張の歴史を黙認する
わけには絶対いかない。脳髄を振り絞って、あらゆる方法を考え、努力を続けて
いくしかない。反転攻勢に向けて、まず政府・外務省の尻を叩こう。

幸いなことに民主党政権はもういない。社民党も風前の灯だ。


ロス近郊の慰安婦像と報道・・・

2013年07月26日 | 日記
ちょっと前だが、24日の読売新聞に、「ロス近郊に慰安婦像 韓国系団体30日に
除幕 日系社会猛反発」という記事が、国際面に写真付きで大きく出ていた。

17日のこのブログで「拡散する在米韓国人の嘘宣伝」として紹介した動きを、詳しく
報じている。このとき私は、ネットで産経新聞の記事から情報を得ていた。

しかし、朝日、毎日などのサヨク新聞、NHK、民放テレビはこうしたアメリカでの
韓国人の画策を報道しているのだろうか?少なくとも北海道新聞に掲載されたという記憶は
ない。テレビニュースや特番でも見たことがない。


橋下大阪市長の慰安婦発言、靖国参拝、憲法改正、参議院選挙結果など、ことあるごとに
韓国、中国の反応やら反発やら細大漏らさず伝える日本のマスコミが、どうしてなのだろう。
日本国民の韓国への反発を招くからか?中韓に不利だからか?中韓の反発なら喜んで
伝えるのに・・・。どこの国のマスコミなのだ。

これもまた、偏向というものだ。偏向はニュースの取捨選択に及ぶ。日本国民は騙されている。
日本の評価、国益にかかわる問題だ。大々的に報じるべき問題だろう。ふざけた話だ。


最近、アメリカでの韓国・中国系の動きを封じようと、「なでしこアクション」というHPが
あるのを知った。
http://sakura.a.la9.jp/japan/
英文も出てくるサイトなので、戸惑うかもしれないが、関心のある人は覗いてみてほしい。

「反日韓国人撃退マニュアル」

2013年07月26日 | 日記
新書の「反日韓国人撃退マニュアル」(晋遊舎)を読んだ。初版は2009年だが、
版を重ね、私が買ったのは2012年の第4版である。地道に売れ続けているらしい。

著者は「在日特権を許さない市民の会(在特会)」代表の桜井誠。朝鮮史の研究者
でもある。

在特会といえば、東京・新大久保で続けているデモ行進が有名だ。「韓国・朝鮮人は
日本から出て行け!」などのヘイトスピーチ(憎悪表現)でマスコミにも取り上げられ、
規制法を作るべきだという愚かな声も上がっている。反対派とのいざこざで逮捕者も出
た。

特定の国民に悪罵を投げつけるヘイトスピーチには賛成できないが、示威行動は表現の
自由に基づく憲法上の権利だ。法令の範囲内なら何の問題もない。在特会のHPを見ると、
運動は各地に広がっているようだ。

本書執筆の動機が「まえがき」に記されている。韓国への旅行者、修学旅行生、留学生、
ビジネスマンらが「日帝36年の植民地支配」などについて、議論を吹っかけられ、謝罪を強要さ
れるケースがあることを考慮し、「韓国人の反日妄言や歴史捏造に対してどのような論拠を
持って反論すべきか」を書いたものという。

ごく普通の日本人が韓国の歴史を学ぶ機会はほとんどないだろう。日本の教育は、「日本は
加害者、朝鮮は被害者」のトーンで貫かれているので、なんとなく罪悪感を抱いている日本人が
多いのではないか。他方、韓国では「反日教育」が徹底していて、嘘に嘘を重ねての理論武装がで
きている。「歴史の無知」VS「偽造・歪曲で固めた歴史」。かなうはずがない。

本では、植民地支配(日韓合邦)、従軍慰安婦、強制連行、竹島、年金、通称名報道など、
日韓に横たわる問題が網羅的に取り上げられている。

中には、韓国が勝手に李承晩ラインを設定し、違反した日本漁民を抑留した際、交換条件
として在日韓国人犯罪者472人の釈放を要求したこと(日本はこれに応じたという)や、
京都・宇治市のウトロ地区の居座り問題など、呆れ、そして腹立たしい問題も多い。
日本海を「東海」と変えさせる運動に中で行われた韓国の嘘発表は、お得意の典型的な韓国式
捏造だろう。恥も外聞もない。

こういう事を知れば知るほど、日本政府が情けなくなり、韓国もその国民も、そして在日も
嫌いになる気持ちは分からないでもない。運動には色々な人が色々な方法で取り組むという
幅があっていいと思う。法律を遵守し、人々の共感が得られるならば・・・。

宮崎駿監督の慰安婦発言・・・

2013年07月25日 | 日記
この発言も、またKAZUYA youtubeで知った。
http://www.youtube.com/watch?v=IePpQ6xCJJo&list=UUNqbJ7zpxAxC2BxPx-xmx6g

スタジオジブリの宮崎駿監督が雑誌に「憲法を変えるなんてもってのほか」という
文章を書いている。http://www.ghibli.jp/docs/0718kenpo.pdf

1941年生まれの72歳。自身の戦中・戦後の体験と見聞、読書などから得た軍隊、戦争、
憲法観などを、気取らず率直に語っている。本人の実感というものなのだろう。憲法9条と自衛隊
については、多くの国民と同じように自衛隊はそのまま認め、9条もそのままにして整合性
を考えるな、という考えを披露している。

GHQの占領政策や日教組教育、反体制マスコミなどの影響を受けて時代を生きてきた、いわゆ
る戦後民主主義者に多い意見だろう。戦後という時代の空気に長年つかっていれば、こういう考えを
抱くという見本のような発言だ。挙げられている作家も、同類の人々であるから、考えの修正も
効かない。このような「思想」は骨がらみなので、今更変えようもないのだろう。

しかし、中で一番気になったのは、「慰安婦の問題も、それぞれの民族の誇りの問題だから、きち
んと謝罪してちゃんと賠償すべきです」との発言だ。これは1991年以降、韓国との間で外交の
障害となっている慰安婦問題の経緯や歴史的事実をまったく知らぬ者の発言だ。

発言には責任が伴う。世界的にも有名で、影響力のある宮崎駿監督の責任は大きい。まず事実を
きちんと調べるべきだ。あの毛沢東も「調査なくして発言なし」と言っているではないか。
生活体験に基づく実感に真偽はないが、歴史的事実は多方面からきちんと確認すべきだ。

自分の専門外の問題について発言する際は要注意だ。例の橋下徹・大阪市長の慰安婦発言が問題となった
ったころ、週刊誌(新潮か文春)に作家の渡辺淳一が、事実と踏まえないまったくトンチンカンな意見を
書いていた。恥ずかしいことだ。


がさつなコラム「卓上四季」

2013年07月24日 | 日記
北海道新聞の1面に「卓上四季」というコラムが毎日載っている。いつも
読むたびに筆者のおつむのつくりを疑ってしまう。

きのうは「ねじ」について書いていた。種子島に伝来した鉄砲の「逆ねじ」
についての書き出しはいいが、結論は参議院選挙の結果に触れて、安倍政権
に対して「国会のねじれはなくなったが・・・世論と安倍政権の姿勢、地方と
中央のねじれは依然深い」と共産党の主張を受け売りする。

そして最後は「ねじ止め」だの「ねじ抜き」だの「逆ねじを食わされる」だの、
国語辞典から引っ張ってきたような語句を羅列する。ダジャレの落ちなのか?
心から得心するという具合にならない。がさつな運びに引っ掛かりができてし
まうのだ。http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/481160.html?rss

だいたいいつもこの調子だ。最後の最後でしらけてしまう。ざらざらした
読後感しか残らない。筆者は名調子のつもりなのだろうか?

それに比べ、給食による小5女子の死亡事故を取り上げた今日の読売のコラム
「編集手帳」はどうか。読み終て、「そうだよな」と心に響く。女児の冥福を
祈りたくなる。

同じ政治批判のコラムなら、23日の「編集手帳」のように起承転結の冴えと
ユーモアを見せてほしいものだ。

   *読売のコラムはネットで無料では見れず、残念。

呆れた中韓の大嘘教科書・・・

2013年07月24日 | 日記
きのうを取り上げた「SAPIO」8月号の特集に、明星大学の
勝岡寛次・戦後教育史研究センター研究員が寄稿した「中国」・韓国「フィクシ
ョン教科書」の呆れた大嘘記述」という記事が載っている。

この中で、中国の国定教科書は「自国に不都合な史実を無視した上に捏造を加えた、
言わばプロパガンダ教科書だ」と批判。その一例として元寇を紹介。13世紀後半に
元・高麗連合軍が、二度にわたって日本に侵攻した歴史的事件だが、中国の教科書は
これを一切無視、何も触れていないという。

一方で、自分らが被害を受けた海賊・和寇については忘れずに記述(しかし、その中に
多くの中国・朝鮮人がいたことには一言も触れない=これは韓国の教科書も同じ)。
さらに日清戦争や南京事件の記述の大嘘や、教師用の指導書の扇情的記述なども紹介し
ている。

韓国の教科書などは、言われなくとも出鱈目ぶりの想像がつくが、「独島(竹島)は
わが領土」の歌を幼稚園児から歌わせ、小中高の教科書には歴史事実を偽った記述ば
かり。古代史は「日本に教えてあげた」式の記述が鼻に付く。慰安婦問題では例の
嘘八百を並べる。ウリジナルな歴史・・・。

長らく中国の従属国として生き、その後は日本の植民地に。中華思想と事大主義が
骨がらみとなって、日本に対する鼻持ちならぬ尊大さと深刻な劣等感から抜け出せない
国民なのである。かわいそうと同情すべきなのか・・・。

教科書問題のきっかけとなったのは、1982年に起きたマスコミ全社の誤報事件だ
った。検定で「侵略」が「進出」に書き換えられたとの誤報が、韓国、中国の反発を
招き、当時の宮沢官房長官が白旗を揚げ、教科書検定の「近隣諸国条項」につながったの
である(宮沢は首相時代にも慰安婦問題で腰抜け対応をして禍根を残した)。内政干渉を
許したのである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E9%9A%A3%E8%AB%B8%E5%9B%BD%E6%9D%A1%E9%A0%85

中国と韓国は、扶桑社の中学教科書「新しい歴史教科書」が検定に合格した2001年
に外交ルートを通じて公式に修正要求を出してきた。明白な内政干渉なのにこれを拒絶せず、
文部科学省による調査が行われたというからあきれる。

勝岡研究員はこのとき、中韓の教科書を検証し、その虚構と恣意性を指摘し、中韓に逆に
修正要求を突きつける「韓国・中国「歴史教科書」を徹底批判する―歪曲された対日関係
史」 (小学館文庫)を執筆している。「SAPIO」を読むと、今も実態は変わっていない
のだ。日本はそんな国の注文を受け入れ、配慮を続けているのである。

この文庫本の最後に、明星大学の高橋史朗教授が「解説」を書いている。その中で、韓国の
教科書修正要求は1976年からひそかに行われ、文部省が受け入れてきたことが暴露
されている。日本はなんという国なのか。愕然とさせられる。


国内の反日=獅子身中の虫?

2013年07月23日 | 日記
前のブログ「中韓のロビー活動」にも関連するが、日本の外交が弱いのは、
その外交術にもよるのだろうが、日本の足を引っ張る日本人がいるのが最大
の弱みだろう。

一党独裁の中国は言論統制で異論を許さない。新聞も学者もみなその手先だ。
韓国は「反日」の一点において、乱れがない。この点では全体主義国家と同じ。
「親日」は重大な罪となり、社会的に抹殺される。

ひるがえって日本はどうか。

反体制イデオロギーのマスコミが大部分で、事あるごとに中韓のお先棒を担ぎ、
中韓の立場で報道する。そして、いわゆる進歩的サヨク文化人、大学教授。岩波の月刊誌「世界」、
「週刊金曜日」などのサヨク雑誌。さらに、反日的政党と国会議員。日教組などの労働団体。
60万人もの在日韓国・朝鮮人。政治団体としての民団や朝鮮総連。うじゃうじゃいる
韓国人、中国人の大学教授ら・・・。

政府が国益を追求しようとしても、後ろから突き飛ばされたり、蹴られたり、弾が飛んで
きたりする。外交交渉が有利に運ぶわけがない。

安倍首相も気の毒だ。中韓とその手先から「右傾化だ」「軍国主義だ」と声をそろえてののしら
れている。国益を考える国民の声があまりにも少ない。「亡国」の文字が頭に浮かぶ・・・。

中国・韓国のロビー活動・・・

2013年07月23日 | 日記
「SAPIO」8月号の中国・韓国歴史教科書特集を
読んでいたら、産経新聞の古森義久ワシントン駐在客員
特派員が「世界で暗躍する中韓「反日ロビー」の正体」と
いう記事を寄せていた。

それを読むと、中国はワシントン大使館を中心に、米政府や
議会への対米工作を活発に行っており、日本はその人数も予算
も貧弱だ。世界の大学に併設されている「孔子学院」も
米国内の95大学にある。中国語や中国文化を学ぶ建前だが、
中国政府の宣伝機関ともなっている。プロパガンダの浸透策だ。

一方、「韓国のロビー活動は全米約170万人の韓国系米人が母体」
なのだという。その膨大な数に驚く。これでは、地元選出の議員も
無視できないわけだ。慰安婦決議やら慰安婦記念碑設置やらの動きが
出てくるはずである。「彼らは本国政府の意向に忠実で、とくに反
日となると団結する」。韓国の反日の国是、国民運動はアメリカでも
猛威を振るっている。

さて、わが日本・・・。
「政府や外務省は中国や韓国に一切反論しようとしない。このまま
では中韓の捏造された歴史が世界に広まってしまいかねない」。
情けないが、まったくその通り。同感なので、つい引用が多くなっ
てしまった。

今日の読売新聞の「参院選座談会」で、同志社大学長の村田晃嗣が
「中韓は歴史認識を政治問題としてとらえており、歴史として事実を
解明したところで対処にはならない」と発言していた。だが、中韓は
は歴史を歪曲・偽造して世界に政治宣伝している。歴史の事実こそ
中韓の最大の弱点ではないか。事実は解明すべきだ。その結果を外交上
いかに活用・駆使して国益を守るかが日本に求められている政治・外交
ではないか。

「竹林はるか遠く」を読む

2013年07月22日 | 日記
今話題になっているヨーコ・カワシマ・ワトキンズ著「竹林はるか遠く
―日本人少女ヨーコの戦争体験記」(ハート出版)を読んだ。

以前に紹介したKAZUYAチャンネルで知った。
http://kazuyahkd.com/archives/1136
AMAZON人気総合1位という新聞広告も見た。

1945年7月29日深夜、ソ連軍が攻めてくると聞かされた川嶋一家が
朝鮮半島北東部の羅南(今の清津)から京城(ソウル)を経て、釜山まで
半島を縦断し、博多、京都まで逃れる体験記である。

筆者は川嶋擁子、当時11歳。母と姉の3人で、朝鮮共産党軍の襲撃に脅え、飢え
と寒さに苦しみながら、命からがら脱出する物語である。満鉄にいた父は行方不明
(ソ連の捕虜となり、シベリアに抑留されたらしい)。勤労動員先にいた兄は
自力で難を逃れ、脱出した。米軍機の爆撃、朝鮮共産党軍の暴行、略奪、強姦、殺人
が描かれ、恐怖の連続。京都での窮乏生活は、「火垂るの墓」を思い起こさせた。
悲しい物語である。

アメリカ人と結婚した著者がこの本を出版したのは1986年。戦争の悲惨さ
を伝えるものとして、アメリカの中学の副教材に採用された。ところが、出版
から20年もたった2006年、在米韓国人が騒ぎ出した。「日帝侵略の被害や
犠牲が描かれていない」「強姦の記述は生徒が読むにふさわしくない」との言い
分だ。彼らはいつも事実を認めたがらない。反日教育で育った、劣等感にさいなま
れた狭量な人たちなのだ。


wikiによると、07年にかけて教材使用禁止運動や活発なロビー活動が行われた。
カルフォルニア洲では実際に教材から外されたという。韓国では2005年に翻訳出版
され、のちに出版禁止になっている。

私は、この本のことも、アメリカでの騒動も、韓国内の動きもまったく知らなかった。
本当に恥ずかしい。日本ではこの11日に発行されたばかりだ。

日ソ中立条約を一方的に破棄して、ソ連軍が満州や朝鮮半島、樺太に攻め込んできたのは、
1945年8月9日未明。略奪、強姦、殺害が行われ、日本人が恐怖に逃げ惑い、多くの
悲劇あったことは知っていたが、朝鮮共産党軍についての認識はなかった。

もっと歴史を学ぶ必要があると痛感する。なぜなら、その影響が今も中韓、ロシアとの間に
横たわり、相手国から政治的嘘宣伝(プロパガンダ)が行われ、日本への脅しが続いている
からだ。だまされてはいけない。


選挙は最大の政治行動・・・

2013年07月21日 | 日記
きょうは参議院選挙の投票日。

前回は57%だった投票率の低下が予想されている。50%を切るとの
予想もある。

棄権者の多くは若者なのか。「1票」へのあきらめ、無力感があるのだろう。

しかし、選挙でいつも大きな力を見せ付けているのは、無党派・無関心層の
投票行動だ。

古くは土井たか子に「山は動いた」と言わしめた社会党勝利、小泉郵政選挙、そして
民主党大勝利による政権交代(評価は別)と、政治を大きく動かしてきた。

今回は政権党を選ぶ衆議院選挙ではないが、選挙は政治に大きなインパクト
を与える。

同時代に生きる者は、同じ時代の空気を吸い、同じようなことを感じている。
だから、同じような不満を感じていて、同じような政党、同じような候補に票を投じ
る可能性がある。

いつもは棄権している若者ら有権者の票が、ある一定方向に大きな塊となってどんと
投じられた時、政治は面白いように動いていく。

与党か野党か。野党ならどの野党か。自分のすべての意見を代弁してくれるような
候補はいないだろう。よりましな候補、より悪くない候補を選ぶしかない。

選挙は国民の意思表示の場、最大の政治行動だ。

投票率が上がれば政治は動く。





中国・韓国・言論の自由

2013年07月21日 | 日記
昨日の北海道新聞夕刊「編集委員報告」に、日中韓3カ国の民間人100人が
7日に東京で開いたというシンポジウム「平和の海を求めて-東アジアと領土問題」
の概要が紹介されていた。


中国人の大学教授(なぜか北海道大学特任教授)は「日本は独のように誠意を持って過去を
受け止めよ」と中国政府の意見を代弁し、韓国の元官僚は「歴史の真実」を口にする。
そもそも、一党独裁で言論が統制されている中国に自分の意見を自由に発表できる民間人
などという者がいるのか。反日が国是となっている韓国に言論の多様性などあるのか。
(それにしても、なぜ日本には韓国人や中国人の教授がうじゃうじゃいるのか?)

民間人シンポジウムという企画自体が失敗であり、それを取り上げた北海道新聞は、例の
サヨク・反体制イデオロギーを露わにしただけである。

ちなみに日本側出席者は、岩波の月刊誌「世界」の岡本厚編集長(今は社長)、河野洋平・
元衆議院議長(笑)、中国にこびへつらって駐中国大使を首になった丹羽宇一郎らである。
言論の自由が謳歌されている日本で、もっと別の民間人はいなかったのか。これもイデオロギーに
よる人選である。

岩波の「世界」で思い出したが、かつて文藝春秋社長だった池島信平は「岩波、朝日,NHKを監視
するのが文藝春秋の役割」と言ったそうだ。NHKは普段は大人しそうに見えるが、天皇陛下を
有罪とした国際女性戦犯裁判?やら台湾の反日世論ドキュメントやら、時折サヨク・反体制イデオロ
ギーをむき出しにする。朝日の反日報道は今更言うまでもないが、今はこれに共同通信と毎日新聞
を加えておいたほうがいい。

共同通信は新聞こそ出していないが、国内の大部分の地方紙、放送局(NHKも)にニュースや解説、
社説参考資料を配信している。左はね上がり論調の北海道新聞、琉球新報、沖縄タイムスなども加盟
している。その地方紙の総発行部数は2000万部という大勢力だ。読売の2倍もある。共同は偏向を
リードする陰の司令塔なのだ。

日の丸、君が代の国旗国歌法が成立するころ、文部省の記者会見場から日の丸が外され、持ち去られる
事件があったそうだ。犯人は朝日、共同、北海道新聞の3人の記者。象徴的ではないか。

参考本として
日下公人責任編集「誰も書かなかった「反日」地方紙の正体」(2011年、産経出版)