“色の話いろいろ”

色には意味があり、使い方次第で印象が良くなります。
「イマイチ」が「素敵」に変わります。

“色”で子供たちに出来ること

2010-06-16 | 色の話

(半年前に書いた内容です)
小池徹平君が草食系男子の流行語で授章しました。一般的には「協調性があり優しく家庭的ですが、恋愛に消極的なタイプ」の主に20~30代の若い男性たちのことで、物足りないと言う声もチラホラありますが、その次の世代の子供たちの暴力行為が過去最多を更新したと、にわかにクローズアップされはじめました。

100年に一度の不景気の影響もあり、親世代の30~40代の私たちが大変になったぶん、子供たちを取り巻く環境も悪化しています。

これまで、子ども達が好きな色と言われてきたのは暖色系(赤・オレンジなど)の鮮やかな色でしたが、ここ数年で変化がみられます。

現在の小学生が好きな色の第1位は“青”に変わっており、色彩の観点から考えると、青は、後退色(遠くに感じる色)ということから、友達と距離をおく傾向にあることがわかります。友達と心を割ってつきあうことが出来ない寂しい子どもたちの内面が見えてきます。

小学生が好きな色の第2位は“金”で、キラキラと光り輝く物が大好きなところは子どもらしくて安心します。但し、生活に余裕がなくなり、忙しくなった親からの愛情を感じられない子どもたちが、勉強に興味を持てなくなり、安易な方向へ行ってしまうということもあり得ます。

忙しくてなかなか関わってあげられない子供たちに、親から変わらない愛情があることを伝える方法として、“色彩”があります。お金をかける必要はありません。

子供たちが前向きに成長していけるよう、居心地の良い心安らぐリビングの“インテリアの色”や、成長に合わせて、子どもが“のびのびと育つ色”子どもの“集中力を高める色”などがあります。
子どもたちは、お金がなくても親からの愛情があることがわかれば、暴力行為に逃避をしたり、いじめをするようなことはありません。と断言することはできませんが、一つの案として考えてみませんか。

また、いじめを受けた子どもたちの心は、非常に脆くなっています。
景気低迷で大変な現在だからこそ、子供たちには、心が元気であって欲しい。
子供たちの心が健康であれば、私たち親世代は、安心して働くことが出来ます。

【アメニティカラー・プロジェクトのHP内“色の話”に2009,12,28~2010,6,22掲載していたものをこちらへ移動しました】
最新の“色の話”は⇒こちら

追記
伝統色講座の受講生から、1回目開講日後に、嬉しいお便りが届きましたので、紹介します。
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 ■S・Jさんより■
~~~先生の暖かい講座を受講させてただき、本当に嬉しくて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
その当時の背景を少しずつ学ぶことは、色彩にとっても奥深さを感じ、充実しておりました。
今後ともよろしくお願いいたします。次回の講座を楽しみにしております。~~~
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こちらこそ、よろしくお願いいたします。
今期、窓から山の上ホテル(福岡市)が見え、救急車の音が気になるほど、とても静かな落ち着いた居心地のよい空間(受講生の言葉)で開講しています。
あなたも日本の伝統色の魅力に触れて見ませんか?

伝統色講座内容は⇒こちら



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