“色の話いろいろ”

色には意味があり、使い方次第で印象が良くなります。
「イマイチ」が「素敵」に変わります。

世界の明かりが変わりつつある

2010-01-14 | 色の話

人口衛星から視る夜の地球には、くっきりと美しいイルミネーションが日本の形を浮かび上がらせています。
日本は、欧米に比べ、昼光色である蛍光灯の消費が多いため、欧米よりも白っぽい光を放ち、一段と明るく見えます。その輝きは世界で一番明るい国と言っても過言ではありません。
そのせいか夜遅くまで活発に動く民族で、子供たちもなかなか眠りにつこうとしません。

消費エネルギーの多い白熱電球の製造が、地球温暖化対策の一環として、2012年までに中止されることに反対意見も多くありました。
白熱灯の柔らかな光は、お料理を美味しく魅せてくれるなどの効果がありますから、それに代わる次世代照明として注目を浴びたのがLED照明です。さまざまな開発が続けられ、反対意見を払拭させてくれるようなすぐれた電球が、7月中旬に新発売されました。(8月に延期になったようです)
リモコンで消費者がTPOに合わせて色光と明るさを自由に調整できるようにしたもので、なんと49パターンも演出できるそうです。
これで子供たちも早く眠るようになり、寝不足の子供が少なくなるかも知れません。

値段はそれなりに高いですが、紫外線も赤外線も含まないので、少ないエネルギーですみます。電球が熱くならず、交換も10年間不要とは嬉しい限りです。
積極的に使って行きたい商品であると思います。
これからLEDがどう発展していくのか、眼が離せません。

先日、青色発光ダイオードを作られた中村修二さんをテレビで特集していました。
それまで開発が進んでいた原色の赤・緑の発光ダイオードに、青色発光ダイオードが加わったことで、色光の3原色が揃い16万3千色もの光を出すことが可能になったとのことです。

【アメニティカラー・プロジェクトのHP内“色の話”に2009,7,30~12,28掲載していたものをこちらへ移動しました】
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