“色の話いろいろ”

色には意味があり、使い方次第で印象が良くなります。
「イマイチ」が「素敵」に変わります。

色は民族によって違う

2009-03-23 | 色の話

色は世界各国共通と思われるかも知れませんが、民族によって違うことをご存知ですか?
日本国内においても違うんですよ。

沖縄は、もとは琉球王朝を築いていましたので、民族が違います。
日本は、北から南までナガ~イ国ですから、気候も違うので、染織に使う原料や染料も違います。
建物では首里城、着物は紅型のイメージが強いですよね。
沖縄の伝統工芸品は13品目あるそうで、なんと、そのうち11品目が染織品です。
紅型の他にも、八重山上布、久米島紬、ミンサー織、琉球絣、琉球王家の者が身につけた首里織・・・etc.

そこで首里織について、ちょっと紹介します。
画像は首里織・花倉織です。市松紋の透かし織(もじり織)が美しいです。この透かし織と浮き織を交互に織る高度な技術が必要なのだそうです。
原料は・・・糸芭蕉。大きな葉の一番内側の柔らかい部分を使っています。
染料は・・・福木(フクギ)(黄)。紅型のあの黄色。
   ・・・紅露(クール)(赤茶)。
   ・・・車輪梅(テーチ)(茶)。
   ・・・琉球藍(青)。他
織り方・・・手花織、平織り、花織、花倉織 etc.

知らなかったことを知るって、楽しいものです。

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第一期修了生の声

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