“色の話いろいろ”

色には意味があり、使い方次第で印象が良くなります。
「イマイチ」が「素敵」に変わります。

工芸のいま 伝統と創造展へ

2009-02-25 | 日本の美術品めぐり・鑑賞会

2009年2月17日(火)・19日(木)の出来事
九州国立博物館で3月15日まで開催されている工芸展へ行ってきました。
どの作品も大変優れていて素晴らしい美術品でした。

交流展示室も覗いてきました。
福岡市博物館でつい先日まで開催されていた「平泉展」に忙しくて出かけられなかった方に朗報です。
「紺紙金銀字一切経」とほぼ同じもの(平泉で描かれたのですから当たり前です)が「大唐西域記(中尊寺経)」が展示されています。
何度見ても美しいので、得をしました。
それともう一点、「釈迦金棺出現図(模写)」が展示されています。金色堂に埋蔵された棺が、何故、金色なのか、なぞが解けそうです。

九州国立博物館へ行く前に、まず太宰府天満宮参道をほんの少しはずれた、太宰府館向かいのお店「古紺」さんで鑑賞ポイントのお話をし、その後、1,050円のランチセットを頂きました。
昨年の4月から営業され、もうすぐ一年がたちます。
ご夫婦で経営されていて、オーナーの人柄がそのままお店の雰囲気に表れて、いい感じです。

そして鑑賞後は、一年前にも色めぐり会で寄ったお店へ。
天満宮裏の、囲炉裏のある素敵なお食事処「不老栄屋」のオリジナル・コーヒーセットは、今年も大好評でした。
満開の紅梅と白梅を店内から眺める景色もいいものです。

古紺coconさん 092-405-7738
不老栄屋さん 092-923-1766
どちらのお店も不定休のようです。

次回、14回目の日本の色めぐり会は、出光美術館へ出かける予定でしたが、変更して、佐賀城下ひなまつりへ出かけます。
佐賀城本丸歴史館では、鍋島家婚礼調度が展示されています。
初めての遠出です。楽しみです。

平泉みちのくの浄土展へ

2009-02-04 | 日本の美術品めぐり・鑑賞会

2009/1/22の出来事
福岡市博物館へ行ってきました。
画像は、紺紙金銀字一切経の部分です。
本物は、金と銀の文字が輝いていて、ずっとずっと綺麗です。

色の話ならば、やはりゴールドですね。
光輝く金色堂、地蔵菩薩までもが金箔に覆われ金色堂内に置かれた理由や、さらに棺を金色にしなければならなかった理由など、知れば知るほど関心するばかりでした。
光り輝いた展示品を鑑賞。
�復元された金色堂内陣の巻柱については、螺鈿の技術も素晴らしいですが、蒔絵の技術にも感激です。
�紺紙金銀字一切経(コンシ・キンギンジ・イッサイキョウ)は、金泥と銀泥が現在も変わらずに輝きを色褪せず残すための技術と、その美に驚嘆しました。
�金銅製の華鬘(ケマン)も綺麗でした。迦陵頻迦(カリョウビンガ)文の華鬘など、鋲で留めてあり、彫金工芸の技術に関心。造形がとても美しいですよね。

次回、日本の色めぐり会では、九州国立博物館で開催中の「工芸のいま伝統と創造」展へ出かけます。
太宰府天満宮の梅花も美しく咲く季節です。詳しい内容は⇒こちら

追記
アクロス福岡にて、日本の色めぐり会会員募集のため無料公開講座を行います。
興味のある人は⇒こちらへ伝統色と色彩講座:内容「日本の伝統色のお話」