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Cygwinがインストールできない環境へのETロボコンに向けたnxtOSEK簡単インストール

2011-04-23 11:13:34 | Weblog
私の職場がそうなのだけれど、簡単にソフトウェアをインストールさせてもらえない環境が増えている。
ETロボコンでも、(会場に持っていくことを考えると)実際にロボットにプログラムをダウンロードする部分はノートパソコンを使わざるを得ないとしても、プログラムのコンパイル程度は、計算機室などのPCを使いたい要望があるだろう。(ロボットにダウンロードするためには、最低限LEGOのデバイスドライバがないと、LiveCygwinだけでは何ともならないことに注意)

こういった要望のため、CygwinをCDROMからもしくはフォルダから、インストールなしで直接起動する仕組みをLiveCygwinとして提供してきた

一時、nxtOSEKインストール済みのLiveCygwinも提供していたけれど、nxtOSEKがあまりに頻繁にバージョンアップしていたので、提供を中断した経緯がある。

このところ、バージョンアップも落ち着いたし、もう一度、簡単インストールパッケージを作成しておいた。

導入手順は、次の通り

  1. LiveCygwinのZIPファイルをダウンロード
  2. ZIPファイルを空白や日本語の入らない場所に展開(以下、 C:\LiveCygwinにアーカイブの中身があると仮定する。)
  3. 次の二つのファイルをダウンロードする。

    1. nxtOSEKtools.tar.bz2
    2. nxtOSEK215.tar.bz2

  4. ダウンロードしたファイルを2で展開した場所の下の usr/archに置く。

    • C:\LiveCygwin\usr\arch\nxtOSEK215.tar.bz2
    • C:\LiveCygwin\usr\arch\nxtOSEKtools.tar.bz2

  5. C:\LiveCygwin\startup.bat をダブルクリックしてLiveCygwinを起動


以上となる。初回は、ツールの展開に時間がかかるけれど、ホームフォルダが残っていれば、次回からは起動は早くなるはず。
Windowsのデフォルトのホームフォルダはログアウトした時に消えてしまう設定の環境(私の職場だ!)では、startup.batの中を書き換えて、ホームフォルダのデフォルトを変更した方が便利だと思う。

二つのファイルをusr/archに置いた状態で、C:\LiveCygwinのフォルダの中身をCDROMに焼いておいてもいい。

どれだけ利用者がいるか不明だけれど、ご利用ください。

今回は外部ツールはまとめて別ファイルとして、nxtOSEKのバージョンアップ対応を簡単にしておいた。
(nxtOSEKを新しくする場合、ecorobot/tool_gcc.makの環境変数を書き換え、sg.exeをtoppers_osek/sgにコピーするだけだ)

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