組み込まれたエンジニア

我輩は石である。名前はまだ無い。

Solarisのインストールの備忘録

2008-05-26 07:54:10 | Weblog
パーティションの区分けがどうも気に入らないので、再度、初期セットアップ。

クロスケーブルをPCに接続し、TeraTermProでBreak信号を送ると、PROMモニタに入れるので、
boot cdrom
で、一枚目のCDROMを用いてコアシステムをインストール。
ユーザーを追加し、ftp/telnetでネットから接続できるようにする。

その後、5枚目までのCDのイメージをftpで転送し、ループバックでマウントし、
必要なパッケージをインストール。

参考にしたのは、このサイト。
・mountisoのスクリプト
・Solarisのパッケージリスト
Solaris用のオープンソース系バイナリ

パッケージ名が分かっても、どこにそのパッケージがあるのか分かりにくいが、
一枚目の
Solaris_10/Product/.virtual_package*
あたりをgrepすると大体分かる。
全部のパッケージを1つのディレクトリにシンボリックリンクした方が早いかも?

少しいやらしいのが、バイナリのインストール先。
系列ごとに少しずつ異なるディレクトリにバイナリが入るので、
/usr/sfw/bin:/usr/ccs/bin:/usr/xpg4/bin
をPATHに追加する必要がある。

これで、普通にgcc/bison/flexが使える環境になった。

インストール時、SUN製のソフトウェアは依存関係を表示してくれるので不足するパッケージを探しやすいが、
フリーソフト系のパッケージは依存関係を自分で探さないといけない。
(しばらくbisonがgm4に依存しているのに気が付かなかった)

オフィス系だのグラフィック系だののソフトは何一つ入れていないが、sfl2vlのSPARC版を作ることが目的なので、とりあえず十分だろう。

Solarisセットアップ中

2008-05-24 00:38:27 | Weblog
なんと、家にCDRが1枚しかなく、SUNのサイトからダウンロードしたCDROMイメージの最初のものしか焼けない(^^;)

ということで、仕方ないので最小構成でインストールし、その外のソフトウェアは
Solaris用のフリーウェアサイトからダウンロードすることにする。

最小構成でもネットワークは使えるが、外からrootでは入れないので、ユーザーを作る。

その後、PCのCygwinコンソールにてダウンロードした必要なファイルをインストール
・gzip 何はともあれ・・これだけは、圧縮されていない
・wgetを入れたかったけれど、依存関係があり、素直に入らない
・gcc, bison, flex, make, binutilsなどなど、必要そうなものを中心に入れる

が、gccを入れようとすると、容量オーバー?
あれれと思ったら、自動パーティションに任せていたら、ルートファイルシステムがほんの僅かしか用意されていなく、入らないのだった。

/usr/local/をシンボリックリンクに変更し、再度トライ。

一応、無事インストールできたかな?

お約束のHello Worldを・・

$ gcc hello.c
hello.c:1:19: stdio.h: No such file or directory

ダメじゃん。何でincludeファイルがないのだろう?

追記:
調べたら、CDセットの2枚目にヘッダファイルがあるらしい・・
(どれかのマシンに、ループバックでISOをマウントして取り出すかなぁ・・)

とりあえずは、今日は寝よう :-p

ワークステーションを買う

2008-05-21 20:01:14 | Weblog
すでに、何台もワークステーションは、個人で買ってきたのだが、全部職場においているので、家におけるサイズの小さなRISCマシンが欲しくなり、オークションを眺めていたら、SUN BLADE 100が安く出ていた。

SPARCのマシンはUltra-1を職場においているが、19インチモニタもあの大きなキーボードも家には置きたくない ;-(

落札できなくてもいいやと、最低価格で入札したら、なんと他に応札する人がいなく、落札できてしまった。

このマシン、嬉しいのは、PCのパーツが使えるのだ。キーボードやディスプレイは、普通に切り替え器を通して使えそうなので、本体の置き場所さえあれば済む。

リースアップ品で保証もないので、本当に動作するのかどうかが問題だが(笑)
マシンが到着するまで、OpenSolarisをダウンロードしておこうか・・


追記:
今日、帰ってから、宅配業者に連絡して、再配達してもらいマシンを入手。
だが、キーボードを認識しない・・
調べたら、ブートROMのバージョンが古いとSUNのキーボードしか使えないらしい。
ROMのバージョンアップのためには、Solarisを動かしてパッチを当てるが、Solarisを動かすためには、ブートROMを操作してインストーラCDから起動してOSをインストールしなくてはならない(←ぉぃ)

と、ここでスタックするが、シリアルケーブルを持っていれば、シリアルからブートROMの操作ができる。

どこかにあったはずだが、見つからないので、とりあえず棚上げ。

SUNのキーボードも三千円くらいでオークションに出ているが、2千円のWSより高いキーボードを買う気にはならない :-p

Apple Iのシミュレーション環境

2008-05-18 08:36:27 | Weblog
自作6502互換MPU(m65)でWozのApple Iモニタを動作させるシミュレーション環境を作った。

これを、IP ARCH, Inc.のLiveCygwinに入れてある。

ただ、m65の回路規模が大きいので、sfl2vlにライセンスファイル(sfl2vl.dat)が必要だ。
sfl2vl.datをC:Windowsに入れておくか、このファイルを置いたパスをSFL2VLの環境変数に設定しておくことで、非商用ライセンスが有効となる。

この状態で、LiveCygwinを起動し、
cd m65
make woz65_main
と入力すると、SFLで書かれた論理回路を、C++に変換し、
テストベクトルをリンクして実行形式を作成する。

実行形式は、普通に
./woz65_main
として実行可能だ。

やっている内容については直接ファイルを見て欲しい。

Apple I

2008-05-16 00:31:39 | Weblog
アップルコンピュータがパーソナルコンピュータ市場でプレゼンスを示したのは、歴史的なApple IIからだが、IIと名前がついているように、実はその前身としてApple Iというマシンがあった。
(もっとも、この時代、前身がなくてもIIと名前をつけるdBaseIIのようなソフトもあったので、必ずしもIIの前にIがあるとは限らないが・・)

Apple IのROMのリストやマニュアルには著作権表示がない。この時代、アメリカでは著作権表示を明示的に行わない限り、パブリックドメイン扱いになったはずと思っていたが、Apple Iのレプリカを販売する会社がWozに設計データの流用についてOKをもらったという記事がWiredに出ていた

記事を引用しよう・・

"Sure you can use the ROM's," said Woz in an e-mail that Briel forwarded to Wired News. "I'm sure that Apple would deny this request, even though what you are speaking of is very noble and cannot hurt Apple in any way."

Besides, Woz continued, he freely distributed the Apple I's schematics and ROM code at the Homebrew Computer Club in 1975, long before he and Steve Jobs went into partnership and began selling the machines from Jobs' parents' garage.

"The best anyone could say was that it was mine and that I made it public," Woz said to Briel.

Woz noted that he distributed the machine's design without regard to copyright considerations, a situation Apple remedied with the Apple 1's successor -- the Apple II.

この記事によれば、Wozは設計データをフリーとしているので、Apple Iのレプリカを作ることには法的な問題はなさそうだ。

SFLらしいCPUの記述

2008-05-09 07:49:33 | Weblog
以前、A社のH社長から、データパスを理解させるためにあえてSFLらしさを抑えていたSNXより、もっとSFLらしい例題があった方がいいと言われていて、それもそうかなと、少しSFLらしく修正してみた。

データパスを明示的に示すための中間変数を廃し、なるべくSFL側でセレクタを自動生成させているので、見た目は多少すっきりしている(はず)。

シミュレーション環境は以前と同じでOK。(テストスクリプトで参照するところは変わっていない)

修正版SN/X


OpenOffice.orgのOffice97互換性

2008-05-02 10:11:27 | Weblog
私は、Office関係のファイルを作成させられるときには、未だにOffice97を使っているのだが、職場のマシンには、OpenOffice.orgを入れてみた。

今回、家で編集しているファイルをGmailFS経由で職場のマシンで編集し、再び、GmailFS経由で家で編集しようとしたところ、中身がない!

プレビューにはタイトルページが表示されるのに、開くと何もないのだ。

職場の別の部署のOffice2003のマシンを借りて開いてみると、ちゃんと表示できる。ならばと、このマシンで、Office97以降との互換モードでセーブして、Office97に持ってくると、やはり読めない。

悪いことにGmailFSでは、古いファイルを完全に消すので、バックアップすらない。

結局、OpenOffice.orgで、このファイルを開きながら、Office97に別途入力しなおすはめになった。

(テキストボックスだけなら、コピー&ペーストで持ってこれたが、図は全滅)

締め切りも近いのに、ほぼ一日分の作業がつぶされた・・

こんなことで時間をつぶされるのはたまらないので、職場のPCにもOffice97をインストールしておこう。(ライセンス上、製品版のOffice97は、同時使用しない限り2つのPCにインストール可能)

また、便利だと思っていたGmailFSだが、やはり、添付ファイルで自分向けに送信しておく方が便利が良さそうだ。