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おばさんの落書き部屋

日々の出来事など思いつくまま

4・5月の映画鑑賞

2014-05-15 23:02:44 | 映画

新年度になり、何だか集まりが多かったり、風邪をひいたりして映画鑑賞するタイミングをかなり逃した。

「四十九日のレシピ」 星ヶ丘三越映画劇場

突然、逝った妻に、大切なことを伝えそびれた夫と、母に知りたいことを聞きそびれた娘。
そんな二人に残されていた母の人生の詰まった人生の処方箋に導かれ母の人生を旅する49日間の物語。

「清須会議」 星ヶ丘三越映画劇場
時間があったので、デパート催事場にフラリと立ち寄ったところ、丁度、映画の上映が
始まるところだったので観ることにした。
原作・脚本・監督が大好きな三谷幸喜となっており、面白そうだと期待した。
しかし、歴史ものがあまり好きでない私は、俳優のオーバーな演技と不自然な台詞まわしにガッカリ。
でも隣に座っていた主婦は「面白かった~」と満足げ。
評判の映画らしいから、ひょっとしたら私だけが良さが解らなかったのかも?残念!

「北朝鮮強制収容所に生まれて」 シネマスコーレ
北朝鮮の政治犯収容所に1982年に生まれ育ち、2005年にこの収容所を脱出した、
主人公の告白を基に描きだしたドキュメンタリー映画は信じられない衝撃的な内容だった。
「14号収容所」は「完全統制区域」で1つの都市ほどの大きさを持ち、500平方Kmに4万人
収容されているそうだ。
少ない食糧で毎日労働を強いられ、死ぬまで出ることは出来ず、「人」ではなく「物」扱い。
3人以上の人間が集まってはならず、警備員には絶対服従で許可なく別の区域に
入れば即、射殺。設備を壊した者も即、射殺。こんな社会が現存すること自体、驚きだ。
兄と母が逃走の相談をしていたと自分が密告した為に二人とも自分の目の前で
公開処刑されたが、何の感情も湧かなかったと言う。
愛情・怒り・喜び・悲しみ・心配・挨拶・日用品に関する言葉など知らない言葉がたくさんあることも。
この映画を世界中の人に観てもらうことによって、北朝鮮の人権問題について
日本の拉致問題と共に、国連始め取り組んで早く解決していかなければならないと思う。
公開処刑、拷問など観るに堪えないシーンはぼやけたアニメで表現されていたが、
それでも衝撃的だった。

「アナと雪の女王」 ミッドランドスクエアシネマ
ウォルト ディズニー アニメーション 映画。
とにかく大人から子供まで楽しめるスピード感溢れる画面と一体化した音楽が素晴らしい。
登場キャラクターと雪と氷の世界がミュージカルを通して、ファンタジックに描かれていた。 

 

 


3月映画鑑賞

2014-03-31 01:03:41 | 映画

我が家近くの香流川沿いも、藤が丘周辺も桜が開花し、最も美しい季節になった。
桜の花びらが風ではらはらと舞い散る中を、歩くのは本当に幸せな気持ちになる。

人種差別をテーマとした実話に基づいて創られた映画が立て続けに上映された。 

「大統領の執事の涙」 ミッドランドシネマ
アイゼンハワー、ケネディ、ジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、レーガン
歴代のアメリカ大統領に仕えた黒人執事の人生を描いた感動の実話。

「それでも夜は明ける」 ミリオン座
これもアメリカにおける奴隷制度で人種差別を描いた実話。
1841年、ニューヨークで家族と幸せな日々を過ごしていたヴァイオリン奏者が主人公。
ある日突然拉致、誘拐され奴隷となる。
以来、11年8ケ月26日間、家族とも連絡も取れず、壮絶な日々に一転。
家族と会えることだけを生きがいに諦めず生き抜いたストーリー息が詰まるようなシーンの
連続で衝撃的だった。
白人による虐待、今では考えられないような差別、人間の尊厳なんてない奴隷制度が
普通に行われていたことに驚いた。
一人でも多くの人に観て欲しいお薦めの映画。

「ダイアナ」 三越星ヶ丘映画劇場
英王室を離れた元皇太子妃ダイアナさんの一人の女性として生きようとした映画「ダイアナ」

グロリアの青春」 ミリオン座
結婚、子育て、離婚を経験し、第二の人生をありのままに生きる姿を描いたチリ映画。
主演女優の演技が素晴らしかった。

「ワン チャンス」 ミリオン座
子ども時代はいじめられっ子。歌が好きな36歳のケータイ販売員が世界的なオペラ歌手に
なるまでのまさかの実話。

「嵐が丘」 名東文化小劇場
めいとう・なつかシネマ11回目 “永遠の銀幕シリーズ”のワンコイン(¥500)映画

「マラソン」 中区役所ホール
世界自閉症啓発デーの映画鑑賞会(無料) 
自閉症は耳にはするが、映画を通して、その一端を少し理解できた。
特異な才能と障碍を併せ持つ子と母の、葛藤と成長を描いた韓国映画。

  
  


2月の映画鑑賞

2014-03-12 19:47:40 | 映画

2月はソチオリンピックでアスリートのいろいろな活躍のドラマがあり、TVを夜中まで観戦した。
特に感動的なフィギュアースケートは何度も繰り返し観て、涙した。
そのせいもあって(?)か、寒かったせいかあまり映画館に足を運べず、見逃した映画も多かった。

「タイピスト」 星ヶ丘三越映画劇場
ある田舎娘が憧れの新米秘書となり、憧れの鬼上司からタイプライターの
特訓を受け、優勝をめざす、戦いの記録。
フランス映画らしいお洒落でキュートなヒロインのサクセスストーリーはラブコメディー。

「ダラス・バイヤーズ・クラブ」 伏見ミリオン座
HIV陽性患者のロン・ウッドルーフの実話に基づいた話。
ストーリーは生命を維持するために、海外から代替の治療薬を密輸して支援グループを
立ち上げ、同病者に提供。余命数ケ月を宣告されるが、それから6年生きたそうだ。
主演のマシュー・マコノヒーは役作りで17Kgも減量したとか・・。
実際とは別人のように激ヤセはさすがプロ。

「メイジーの瞳」 伏見ミリオン座
離婚した両親の勝手な都合で、翻弄される女の子の姿を子どもの目線で
描いた作品。
女の子の演技が、素晴らしかった。

  


1月の映画鑑賞

2014-01-29 21:55:29 | 映画

この1月は新年会、旅行など行事に追われ、あまり映画鑑賞が出来なかった。

「真昼の決闘」  名東文化小劇場
名東なつかシネマ 隔月上映の“永遠の銀幕スタア”シリーズ¥500で鑑賞。
私の好きな俳優 ゲイリー・クーパー(保安官役)と新婚の妻にグレース・ケリーが主演。
ストーリーは単純で、退職当日に以前逮捕した悪漢が仲間を連れて復習に来るが、
町の誰も手を貸そうとしない・・。
途中、機械の調子が悪いとかで、何度も画面がプツプツと途切れ中断が余儀なくなった。
でも、最後の決闘場面は難なく見ることが出来た。
映画終了後、館長さんからお詫びということで、次回3/19上映予定のローレンス・オリビエ主演
「嵐が丘」の招待券を全員に配付された。得したような・・・。申し訳ないような・・。

「永遠の0(ゼロ)」 ミッドランドスクエア・シネマ
百田尚樹著のベストセラーを講談社文庫で読んでいる最中だったので、どのように
映画化されているのか、映像として見たくて劇場へ足を運んだ。
「必ず生きて帰りたい」と願う 零戦搭乗員 宮部久蔵の悲劇を描いたこの映画は涙なしには
見られなかった。 
生と死の極限の狭間で生きた人たちや戦争の悲惨さを、今の時代の若い人たちが一人でも
この映画で知って欲しいと思った。
V6の岡田准一が演じていたが、役柄のせいかクールで格好よく、ミーハーおばさんは
彼の俄かファンになってしまった。(^-^)

「小さいおうち」 ミッドランドスクエア・シネマ
山田洋次監督 直木賞受賞・中島京子のベストセラー小説の映画化。
東京郊外の昭和のモダンな赤い屋根のおうちで起こった小さな恋愛事件を
お手伝いさんの眼を通して書かれたもの。
主演の松たか子(奥様)・黒木 華(お手伝いさん)はどちらも綺麗な人で、演技も良かった。
この物語も戦争を挟んでストーリーが流れていた。

大脱出 ミッドランドスクエア・シネマ
「脱獄映画にハズレなし」と聞いたことがあるが、私は、脱獄映画が大好きである。
それが、「パピヨン」のように実話であると言うことなし。
昔見た映画で、忘れられないのは、スティーブ・マックィーン主演の「大脱走」。
ダントツは「ショーシャンクの空に」だ。構成が緻密でDVDで何度見ても飽きない。
今日の映画はシルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガー主演。
凶悪犯が収監されている脱出不可能な洋上の監獄“墓場”から協力して脱出を図る
スリルとアクション満載のスケールの大きい娯楽映画だった。
   

 


映画鑑賞「少年H」

2014-01-05 22:40:12 | 映画

以前、見そびれた映画「少年H」が星ヶ丘三越映画劇場で1/4から上映と知り、一人で出かけた。

昭和初期、名もない普通の市井の家族が「戦争」という時代の渦に巻き込まれ、
どのように生き抜いたか、妹尾河童の自伝的小説の映画化である。
少年の名前「肇」の頭文字「H」が少年の来ていたセーターに刺繍されており、そのまま愛称に
なっていた。
画面は穏やかな幸せな日常から、徐々に不穏な空気が漂い、戦争へと突入して行く様を
描き、戦争の愚かさ、悲惨さを改めて思い知る。
少年Hの父親役に水谷 豊、母親役に伊藤 蘭 が演じており、実際の夫婦でもある二人が
共演というのも珍しいと思う。

平和で物の溢れたこの時代のお正月を過ごす今の子どもたちには想像も出来ないだろうが、
戦争だけはない世の中であって欲しい。