おばさんの落書き部屋

日々の出来事など思いつくまま

映画「アーティスト」

2012-08-25 22:56:46 | 映画

「アーティスト」が星ヶ丘三越映画劇場で再上映されていることを知り、デパートの
買い物ついで(?)に足を運んだ。映画鑑賞がメイン?
4月にミリオン座で観たのだが、私にしては珍しくレンタルでも良いからもう一度観たいと思った
映画だった。
白黒・サイレント映画と言うと時代遅れの冴えない映画かと思われるが「アカデミー作品賞受賞!!」
最多5部門受賞のことはある。
主演の男優ジャン・デュジャルダンは「風と共に去りぬ」でレッド・バトラーを演じた私の好きなク
ラーク・ゲーブルに似ていて、女優のベレニス・ペジョもチャーミングでどちらもタップダンスが
素晴らしかった。
ストーリーはシンプルで切ないラブストーリーでやはり今年“最高の1本”と言える映画だ。
映画の中のヒロインになったつもりで夢心地の後、現実に戻って、明日の
日曜日は早朝から住宅廻りの草取りと清掃に駆り出されることに。この暑さの中・・。



「アサヒビール名古屋工場」見学

2012-08-23 21:34:25 | 歩いて知る

高年大学クラブ「歩いて知ろう会」で名古屋市守山区西川原町にある「アサヒビール名古屋工場」見学に
出かけた。
大曽根駅発12:30~ゆとりーとライン「川宮駅」下車、約15分も歩くと
工場正門から見学受付までの通路には大きな発酵・熟成タンクが立ち並んでいた。
最初に、中世ヨーロッパのビール作りの様子が描かれているという約1,000枚からなる陶壁で
出来たモニュメントホールに案内された。
原料展示コーナーでビールの主な原料「麦芽」「ホップ」に実際に触れ、麦芽も食べてみた。
ビールが出来るまでの製造工程を担当者の説明を聞きながら約1Km 45分間歩いてみて回った。

仕込み → 発酵・熟成 → ろ過 → パッケージング(缶・びん・樽) → 検査後、ケース詰して出荷。

やはり出来たてがおいしく鮮度にこだわり、大体、賞味期限は9カ月位。期限後も捨てずに天ぷらのときに
小麦粉に加えるとカラッと仕上がり、植物にかけてやると生き生きするとのこと。
日本全国に北海道から博多まで15工場があり、オートメ化された工場で生産されるビール他、飲料水の
出荷量は想像がつかない。

「自然の恵みを明日へ」というテーマでCO2を減らす、自然を循環させる、自然の恵みを大切にする
取り組みをしているという説明があった。
ビール試飲は3杯までOK。おつまみも用意されており、飲めない私はソフトドリンクのバヤリースオレンジを。
お酒好きな人は本当に羨ましい!
今日も最高に暑かったが、夏負けの体力をビールでかっ飛ばして2学期に備えましょうと・・。

  


映画鑑賞

2012-08-21 22:15:27 | 映画

今年は家族とスケジュールが合わず、旅行も出かけず夏が過ぎてしまいそうだが、
そんな中、相変わらず映画だけは定期的?に鑑賞。

 「自尊を弦の響きにのせて98歳のチェリスト 青木十良」  名古屋シネマスコーレ
   戦前からチェロ奏者として活躍している青木十良の90歳からの6年間を追ったドユメンタリー。
   彼の名前も全く知らなかったのだが、中日新聞・朝刊(7/30付)の“米寿過ぎ開花 感動の連鎖”
   との見出しで書かれた記事に惹かれて観てみた。
   たまたまレディースデー の木曜日で女性は¥1,000-ということも重なり、補助椅子も出す
   満席で、音楽関係者も多く訪れているように思われた。
   90歳を超えてチェロ曲の最高峰に向き合い、空気を震わせるような人間味溢れる音色に魅了と
   あったが、音楽、特にクラシックに疎い私には、チェロの音色の良さも解らず、鑑賞したものの、
   残念ながら「猫に小判」「豚に真珠」の状態だった。
   ただ、忍び寄る老いとの闘いの中でも高みをめざす姿は凄いと思った。

 「トータル・リコール」 ミッドランドスクエア・シネマ
   短編小説「トータル・リコール(旧題:追憶売ります)」を映画化し、ヒットした映画をリメイクした
   SF大作とのこと。
   超高層ビルのはざまにホバーカーのハイウェイが何層もあり、空中カーのカーチェイスが繰り広げられ
   スリルを楽しむ娯楽映画で時間つなぎに観てしまった映画。

 「ヘルタースケルター」 ミッドランドスクエア・シネマ
   “ヘルタースケルター”題名の意味が解らす調べてみた。
   → Helter Skelter は英語で「狼狽」や「混乱」などを意味する言葉で、原義は「螺旋状の滑り台」
     とのこと。  
  マスコミで話題となった沢尻エリカが主演。
  彼女が演じるのは全身整形のトップスターりりこが「キレイになって幸せをつかんでやる」という欲望の
  果てに修羅を経て辿りつく世界を描いた映画。
  原作は同名の漫画で、登場人物もストーリーもほぼ原作通りとのこと。
  沢尻エリカは同性からみても若さ・顔・形・プロポーションすべて美しく、どんな衣装も着こなし
  容姿のみならず体当たりの演技も素晴らしく彼女以外の女優では考えられないほどぴったりの
   役だった。
  映画の中では「ヘルタースケルター」を“シッチャカ メッチャカ”と台詞の中で訳されていたようだ。
  沢尻エリカの衣装と併せてほとんど極彩色のタッチの画面が多かった。
        
       トータル リコール            ヘルタースケルター


こんぴらの「しょうゆ豆」

2012-08-19 21:57:21 | 頂きもの

讃岐へ旅行された友人にお土産、さぬき名物「こんぴらのしょうゆ豆」なるものを頂いた。
そら豆を焙煎し程よく焦がして、砂糖、しょう油、唐辛子等を使った特製のだし汁に漬け込んで作った
独特の郷土料理だそうだ。
我が家では「そら豆」はおかずではなくおやつとして子どもの頃から塩ゆでしたものを食べている。

由来を読んでみると、昔、お遍路さんが島四国八十八ケ所のある小豆島を回っていた時
そら豆をご報謝にもらい、食べようと炒っていたところ、そばにあった醤油つぼにはねたそら豆が入って
しまい、その豆を食べたところ香ばしく醤油の味がしみ込んで大変おいしかった。
これが「しょうゆ豆」のはじまりとか・・・。
それがさぬきの代表的な郷土料理に発展したというルーツも面白いが、こんな調理法や味付けも
あるんだと知った。

旅先でも心に留めて下さり、珍しいお土産を頂戴するのはやはり嬉しい。
ごちそうさま!
        


映画鑑賞〈追悼・新藤兼人〉

2012-08-18 16:02:52 | 映画

映画監督で脚本家の新藤兼人さんが老衰のため亡くなったのは今年の5/29、100歳だった。
自らの遺作と宣言された自らの戦争体験を基に完成した映画「一枚のハガキ」は98歳。
8/18~8/31まで名古屋シネマスコーレで〈追悼・新藤兼人〉と題し、11本の映画が上映されることを
知り、今日は「愛妻物語」(10:00~11:40)と「原爆の子」(11:50~13:30)と続けて2本鑑賞して来た。

「愛妻物語」
これは新藤兼人の監督デビュー作で脚本と監督をつとめ、実際のエピソードを数多く入れ、駆け出しの
シナリオライターを描いた自伝的作品だそうだ。
主演の乙羽信子も宇野重吉も若々しく、モノクロの画面からは風景・人物・服装・町並みすべて昭和の
時代の郷愁を感じさせる。
戦争に突入し始めたころの多くの人が貧しかった生活と新妻との交流がよく描かれていた。

「原爆の子」
紹介によると近代映画協会第1回自主制作作品。
新藤兼人監督自身が広島生まれで原爆の題材にいち早く取り組み原爆の本質を喝破したとある。
物語は1945年8月6日、広島に原爆が投下され、当時広島に住んでいた主人公・孝子(乙羽信子)は
家族の中でたった一人生き残る。
戦後、瀬戸内海の小学校で教師をしていたが、夏休みを利用して原爆被災のころ勤務していた
幼稚園の園児たちの消息を確認のため久しぶりに故郷・広島を訪れる・・。

新藤兼人監督作品の主演女優は、ほとんどが乙羽信子である。
懐かしい俳優の若いころの出演者にも会えて画像は良くないが、昔の貴重な映画を
再度、鑑賞するのも悪くない。
終戦記念日から67年、メディアでも戦争にまつわる記事や映画が映され、原爆の恐ろしさ、
戦争の悲惨さを戦争を知らない世代に伝えて、平和の大切さをかみしめる必要があると思う。
次は「裸の島」(8/23~)・「午後の遺言状」(8/28~)も鑑賞したい。 
  愛妻物語