本作は、2008年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭にて
『愛のうた、パリ』のタイトルで上映されたらしい。
ということもあって、日本語字幕付(投影式だけどね)での上映。
35mmの美しい青からしっとりと映画は始まる。
三部構成および各章のタイトルが『シェルブールの雨傘』と符合するが、
本作も頻繁に歌が挿入されるミュージカル的映画。
『わたしたちの宣戦布告』が気に入った層には概ね受け容れられそうだが、
(ということは)観る層を選びそうな気もする特殊性も。
私は基本的に気に入った・・・はず。
というのも、奇妙な蛇行を繰り返されているうちに、
展開の行方に追いつけぬまま消え去ってしまわれた印象なので。
そして、そんな気になり方しているものだから、もしかしたら見直してみるかも。
ということで、詳しい感想は後で書こう。
オノレ監督作で必ずコンビを組んでいる音楽のアレックス・ボーパン。
本作でも14曲を提供し、新作(WOWOWで放送予定)では14曲を書き下ろし。
ちなみに、明日は14日。
(本作は、セザール賞の音楽賞を獲っています。)
WOWOWでのオノレ最新作を観る前にもってこいの予習教材。
ルイ・ガレルもいっぱい歌って踊る(?)し、キアラもしみじみ唱います。
ちなみに、2007年カンヌのコンペ選出作品だったりも。
日曜の飯田橋はのどかで好いですよ。