先日、日曜日の東京新聞掲載の「時代を読む」に内山節さんの文に納得した。 以下は拙い要約。 時折、私見をカッコっで括った。
第二次大戦以降の社会は「平和」「民主主義」が何よりも大切という共感・信頼する世の中だった。 高度成長期になると「経済発展」が重要という共感、「自分が勤めている企業」を信頼する「企業社会」ができた。 そして今、特に若い世代には「企業」は信頼に値する存在ではなくなってきている。 (雇用形態は以前よりも不安定。)また、世界を見渡すと「平和」は危うく、政治は「機能しない民主主義」である。「信頼できるもの」「共感できるもの」が失われつつあるのが現実である。 コロナ禍の今、多くの人は政府・政治家の発言を信頼していない。 7割以上が反対しているオリンピックをナゼカ中止しない政治家。 (開催によって支持率が上がると思っているらしいが、潔く断念した方が支持率はアップすると私は思う。 そうすれば選挙も有利になる・・かはワカランが。)
確実なことは、緊急事態が発令された中で自粛している国民の多くは政府・政治家・専門家を信頼しているからではなく、自分の判断で行動しているということ。 (そのとおり!) 内山氏によると、「信頼が失われている背後で、戦後的理念・企業社会・市場経済などへの不信感が広がっているのが日本の現実である。 (アイ・アグリー!)
日本の伝統社会は「時に禍をおこす自然」と「時には煩わしい共同体」がへ我々を守ってくれるという信頼・共感が支えていた。 今は「近代がつくりだした人工的に作られた政治・経済」への信頼が壊れている。 歴史的に見て大きな転換期をむかえているのかもしれない・・・・と。
covid19の登場、そして上記のこと・・・歴史的転換期に私は立ち会っている!