バス停から歩いてすぐのところに、ポッサム屋さんがあった。ハングルでノルブポッサムと表示されている店で、ソウル市内でみかけたこともあるのでチェーン店らしい。店の名前にポッサムとつくくらいだから、もちろんポッサムの専門店である。
それでは、ポッサムとは、どんなものだろうか。韓国通でなければ知らない人は多いだろう。これから韓国に行く人は覚えておいて欲しい。ポッサムとは、茹で豚にキムチをつけあわせて一緒に食べる料理である。
韓国に来る普通の旅行者は、まず牛焼肉を食べたがるのが定説である。パブロフの犬のように韓国=牛の焼肉だと条件反射で考えてしまう。でも、実際には韓国でも牛の焼肉は高級な料理の部類に入っていて日常的に食べられてはいない。
韓国関係の本を読むと焼肉はもともと韓国にはなくて、日本から韓国に入ってきたという記述があったりする。焼肉なんて、どこで食べてもそんなに変わらない。せっかく韓国にきているのだから、韓国人が日常的に食べる料理で日本ではおめにかかれない料理を食べたほうがだんぜんおもしろい。
きれいな店の中に入り窓際の座敷にのぼった。メニューにはそのものずばりポッサムというものがあったが、22000Wで400gの豚肉と500gのキムチがあり、食べきれるか自信がなかったので、さらにメニューを探すと8000Wで石釜定食(トルソッチョンシッ)というのが、あったのでこれにすることにした。これでも1人前130gの茹で豚とキムチ、多くの小皿がセットされ、石釜で炊いたご飯が食べられる。
窓には、この店のキャラクターの絵が張ってあるが、韓国では、有名な昔話にでてくる放蕩ダメ兄貴と、その逆に賢い弟をモチーフにしているらしい。まずは、パジョンとつけあわせのアミの塩辛、青唐辛子、にんにく、韓国味噌が届いたので、パジョンを食べつつ待っていると、メインのポッサムが来た。
おー、これは、想像以上に旨そうだ。茹で豚からは湯気がたっていて、暖かい。キムチの色、形もすばらしい。こんな茹で豚とキムチを一緒に食べればうまいに決まっている。豚肉とキムチを単独で食べても、それぞれがうまいのだが、一緒に食べるとさらにうまみが増す。世界にこんなうまいものがあったなんて。
つけあわせのアミの塩辛、青唐辛子、にんにく、韓国味噌を混ぜて食べると、さらに深みが増して、いろんな味が楽しめる。青唐辛子は、そのまま食べても意外にからくない。と油断して、味噌汁に入っていた赤い唐辛子を食べてみたら、こちらには、やられた。
続々と、テーブルに料理が届く、韓国では日本の鯛のように珍重されているイシモチという魚を揚げたもの、いろんなキムチやサラダ。ずらーとテーブルに並べられて、豪華である。やがて、最後に石釜で炊いたご飯が届く。黒い色をしたお米の中にさつまもやなつめ、黒豆が入っている。
石釜に接する部分のご飯は、微妙におこげ状態になっている。このご飯がまた、うまいのだが、これを食べていって、石釜にこびりついたご飯が残ったところで、専用のお茶をそそいで、お茶漬けみたいにして食べるのが、正式な食べ方である。とある中国人は、どうして石釜をきれいにするためにお湯を入れて、石釜からはがしたご飯を食べるのか理解できないそうである。
これだけ食べて満足して8000W(800円)は安い。とにかく、マシッソヨ、マシッソヨ(おいしい)と連呼したいくらいポッサムはうまかった。
大満足して、次の目的地へ向かった。
バラブロック
リュシウォン食堂
石焼ビビンバ鍋3点セット
それでは、ポッサムとは、どんなものだろうか。韓国通でなければ知らない人は多いだろう。これから韓国に行く人は覚えておいて欲しい。ポッサムとは、茹で豚にキムチをつけあわせて一緒に食べる料理である。
韓国に来る普通の旅行者は、まず牛焼肉を食べたがるのが定説である。パブロフの犬のように韓国=牛の焼肉だと条件反射で考えてしまう。でも、実際には韓国でも牛の焼肉は高級な料理の部類に入っていて日常的に食べられてはいない。
韓国関係の本を読むと焼肉はもともと韓国にはなくて、日本から韓国に入ってきたという記述があったりする。焼肉なんて、どこで食べてもそんなに変わらない。せっかく韓国にきているのだから、韓国人が日常的に食べる料理で日本ではおめにかかれない料理を食べたほうがだんぜんおもしろい。
きれいな店の中に入り窓際の座敷にのぼった。メニューにはそのものずばりポッサムというものがあったが、22000Wで400gの豚肉と500gのキムチがあり、食べきれるか自信がなかったので、さらにメニューを探すと8000Wで石釜定食(トルソッチョンシッ)というのが、あったのでこれにすることにした。これでも1人前130gの茹で豚とキムチ、多くの小皿がセットされ、石釜で炊いたご飯が食べられる。
窓には、この店のキャラクターの絵が張ってあるが、韓国では、有名な昔話にでてくる放蕩ダメ兄貴と、その逆に賢い弟をモチーフにしているらしい。まずは、パジョンとつけあわせのアミの塩辛、青唐辛子、にんにく、韓国味噌が届いたので、パジョンを食べつつ待っていると、メインのポッサムが来た。
おー、これは、想像以上に旨そうだ。茹で豚からは湯気がたっていて、暖かい。キムチの色、形もすばらしい。こんな茹で豚とキムチを一緒に食べればうまいに決まっている。豚肉とキムチを単独で食べても、それぞれがうまいのだが、一緒に食べるとさらにうまみが増す。世界にこんなうまいものがあったなんて。
つけあわせのアミの塩辛、青唐辛子、にんにく、韓国味噌を混ぜて食べると、さらに深みが増して、いろんな味が楽しめる。青唐辛子は、そのまま食べても意外にからくない。と油断して、味噌汁に入っていた赤い唐辛子を食べてみたら、こちらには、やられた。
続々と、テーブルに料理が届く、韓国では日本の鯛のように珍重されているイシモチという魚を揚げたもの、いろんなキムチやサラダ。ずらーとテーブルに並べられて、豪華である。やがて、最後に石釜で炊いたご飯が届く。黒い色をしたお米の中にさつまもやなつめ、黒豆が入っている。
石釜に接する部分のご飯は、微妙におこげ状態になっている。このご飯がまた、うまいのだが、これを食べていって、石釜にこびりついたご飯が残ったところで、専用のお茶をそそいで、お茶漬けみたいにして食べるのが、正式な食べ方である。とある中国人は、どうして石釜をきれいにするためにお湯を入れて、石釜からはがしたご飯を食べるのか理解できないそうである。
これだけ食べて満足して8000W(800円)は安い。とにかく、マシッソヨ、マシッソヨ(おいしい)と連呼したいくらいポッサムはうまかった。
大満足して、次の目的地へ向かった。
バラブロック
リュシウォン食堂
石焼ビビンバ鍋3点セット