韓国旅行（１４）バスに乗る

　カルフールの前にあるバス停から西大田農協行きのバスに乗る。大田は、意外と広くて、地下鉄もまだできていないので、移動するための交通機関はバスがメインになる。
　上の画像は、バスの停留所にあるバスの案内画面である。バスの路線番号やおそらくバス停へ到着するまでの予定時間がリアルタイムで表示されていて、一見親切そうだが、全部韓国語で表示されるので、韓国語が読めず、土地勘がないと、よくわからない。バスの停留所には、膨大な路線の案内図が貼られていたが、一見の旅行者が使うには、難解すぎる。地元に住んでいる人でも普段使っている路線以外は、よくわからないんじゃないかと思う。
　私のガイドブックでは、１回乗ると７００Ｗと書いてあったが、実際は９００Ｗであった。９００Ｗに値上げされるときにカード会員になってカードで自動引き落としにすると８００ｗで乗れるという制度がつくられたそうである。
　バスは満席で立っている人もかなりいる。で、ドアが閉まり、出発し、、、、お、おおー、油断していた。
　韓国のバス運転手はレーサーになるための登竜門で、急加速と高速移動、急な路線変更、急停車が当たり前ということを忘れていた。幸いにも偶然手を伸ばした先に鉄の棒があたったので、転倒だけはまぬがれた。韓国美人の足がすらりとしているのは、このバスで鍛えられているから、というのが私の持論である。
　バスの中は、ざわざわしている。エンジンやサスペンションを限界まで使っているバスの走行音にプラスして、大音量でＭＰ３プレーヤーの音楽を聴いていたり、大声で携帯で話していたりと、かなりにぎやかである。私はこういう騒がしさは好きであるが、もし通勤で毎日使うなら、ノイズリダクション型のヘッドフォンを使って、静かに自分の好きな音楽を楽しみたい。
　道路は、広い。有事に飛行機が離着陸できるようにという理由なのかもしれないが、道路の広さは、韓国経済の発展に大きな影響を与えていると思う。市の中心部はともかく、町外れになると車は少なくなってくる。これから韓国も本格的なマイカー時代がやってくるだろうか、これからどうなっていくのか、興味深い。やがて、目的地のバス停でバスを降りた。


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韓国旅行（１３）大田の宿とカルフール

　西大田駅から宿へ向かう。夜は遅くなりそうで、とりあえず、チェックインだけしておいた。一泊３００００Ｗ（約３０００円）である。大きくＭＯＴＥＬと書いてあると日本では怪しいホテルであるが、韓国では、本場アメリカのＭＯＴＥＬに近い位置づけでローコストの宿はモーテルと称するらしい。この周辺には同じようなＭＯＴＥＬが並ぶ。意外と立派な建物で、広くて快適だった。
　宿の近くにカルフールの店があった。２４時間営業しているので、この日の夜に寄ってみたのだが、話の都合上先に感想を書くことにする。
　カルフールは広くて明るい店内で、商品がたくさん並んでいた。電化製品や食料品、日用雑貨品など、ここに来ればほとんどのものは揃いそうである。東大門市場や南大門市場では、値段表示がないので、観光客はそれが韓国の流儀だと勘違いしてしまいがちだが、実際には、値段表示があるのが普通である。
　カルフールに入るとまず、入り口で荷物をコインロッカーに預けなければならない。おそらく万引き対策ななんだろう。
　お土産を買うときは、こういうスーパーで買ったほうが安いし、品揃えも豊富だし、韓国の日常生活を体験できるので、おすすめである。電化製品は、日本製と韓国製のものが多い。日本製の方が少し値段が高めで、高級な位置づけになっているようだ。パソコンの値段もだいぶ安くなっていた。日本製のゲーム機などは、日本より少し高めの設定になっている。最近興味を持っているパンヤでゴルフというオンラインゲームソフトの韓国語版（というか、もともと韓国のゲームなのか？）がおいてあった。
　洗濯機は、最近日本でも流行っている斜めに放り込むような形が主流らしい。キムチ冷蔵庫は、どうしてこんなに大きいのかと不思議なくらい大きい製品がたくさんおいてあった。
　日本のカルフールでは、フランスの食品をはじめ、世界各国の食品コーナーが充実しているが、ここのフランスコーナーは、幅１ｍくらいだけで、それほど充実してはいない。日本のインスタントラーメンもおいてあったが、値段は日本の３倍くらいもしていた。
　食品部門は、充実している。キムチ売り場など、種類がたくさんあって、すごいと思う。肉は、大きな塊がドカンと置いてあって、日本のように小分けしてスライスして、トレーにのせてあるような商品は少ない。試食コーナーもたくさんあるので、韓国料理をコンビニエンスに味わうことができる。米のコーナーは、白い米のほかに黄色とか黒とか、日本で見かけないようなカラフルな米が何種類かおいてあった。ここでお土産の米と唐辛子の粉、韓国海苔と焼酎を買った。
　さて、話は昼に戻る。カルフールの前のバス停にたどり着いた。




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