長岡育英センター・ブログ

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芸術は自然を模倣する

2007-02-22 22:58:24 | きょうの育英
絵画教室は、亜沙美先生がお休みだったのですが、
「花を描く」という課題。

描いたのは、先日の音楽発表会でいただいた
それはそれは素敵な「花」でした。

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「先生、花はむずかしいよぉ!」

「あ~、間違えた~。」

「みんな、絵には《間違い》なんか無いよ。
 《絵》は《図》ではないから、正確である必要はないんだよ。」


と、言いつつも、実際難しいだろうなということは
わかっていました。

花と格闘する子ども達。
彼らを見ていると、難しいテーマではあったけど、
いろいろ考える良いチャンスではありました。



確かに、「芸術は自然を模倣する」と彼の哲学者
アリストテレスが言いました。いや、その本に書いてあると
誰かに聞きました。


自然のもの、およそ人間が作り出したのではないもの、
自然の摂理によって長い時間をかけて作り出された
形を模写、模倣することは、芸術の一つの出発点であると
言えます。


その意味では、真剣に花や葉を見つめて、それを描こうと
する子ども達は、すでに芸術活動をしているのですね。



花の輪郭の曲線、葉や花弁の色のなめらかな移り変わり、
ツルツル・フワフワなどの表面の質感など、およそ人工的な
直線や枠、人工的なベタな色の中で育った現代のわたし達こそ
それらが、いかに尊く素晴らしい確率の偶然、あるいは必然の
上に成り立っているものであるか知る必要があります。

わたし達はそれらを、「自然の模倣」を通して、知ることが
出来るのかもしれません。



将来のゴッホやモネやミレーやダビンチが、ここから
生まれるかもしれません。
(↑ あ、これは川上の好きな芸術家でした。あしからず。)

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Change!! IKUEI!!
 by 川上
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