長生橋の上より、東山方面を臨む。
街中の雪は消えてきても、山の雪解けはまだまだ。
---
2週間にわたって実施した保護者面談が終了しました。
風邪やインフルエンザ等の事情で音楽発表会後に延期となり、
実施していない方もいますが、ひとまずは終了です。
ご協力いただき本当にありがとうございました。
さて、この面談の中ではいろんなことをお聞きしたわけですが
今回川上は家での手伝いということをテーマに、
「○○さんが家でレギュラー(決まって)でやっている
お手伝いは何かありますか?」
というようなかたちで、ほぼ全員の方にお聞きしてきました。
レギュラーでやっているものも、時々やるものも含めると、
センターのみんながやっている手伝いはざっと以下の通り。
食事の前の配膳、食後の食器の片付け、食器洗い、ゴミ出し、
お風呂掃除、弟妹のお世話、お米研ぎ、トイレ掃除、そして
料理作りなどなど。
実にみんな予想以上に家庭での手伝いをしています。すごいです。
家ではまったく手伝いをやっていないと答えたおうちの方も
中にはありましたが、この中のどれかは該当するものがあるのでは
ないでしょうか。
---
中でも印象的だったのは、「料理作り」。
センターでも土曜日や長期休みに料理作りに時々取り組んで
いますが、みなさん家でも料理作りの手伝いを楽しみながら
しているようです。
驚くことに男の子も女の子も台所でお手伝いを結構楽しんで
いるようです。いや、こういう事を書くところがすでに時代遅れ
なんですね。ごめんなさい。
意外でもなんでもないし、驚くこともないですが、
男の子も女の子もお料理作りを楽しんでいるようです。
更に、家庭に自分専用の「My(マイ)包丁」を持っている人が
男の子女の子それぞれ一人ずついました。そして、その2人は
どちらもとても料理作りが好きなのです。
育英センターでも時々彼らに包丁を持ってもらう場面がありますが、
やはりなかなか上手に包丁を使ってくれるので、おうちの方から
話を聞いて「なるほど!!」とスタッフ一同思っていました。
---
川上自身も幼い頃から台所に入って料理を手伝うのが好きでした。
それは、出来たてを味見できるから。料理はだいたい、出来たての
アツアツが、どんなものでも一番おいしいのですねぇ。
それに、目の前でいろんな食材が普段食卓に上るおいしい料理に
変身していくのを見るのは、そこらへんの遊びの中では得られない
驚きがいっぱいあるのでした。
ゆでたり、焼いたり、揚げたり、炒めたり、蒸したり、煮たりすることに
よっておいしく変身していく食材。子どもの目から見ればそれらは、
まるで魔法です。
さらには、自分が作ったものはおいしい。これは間違いないですね。
どんなお店で出てくる高級な料理よりも、自分で作ったものはとても
おいしいのですよね。
それをまた食べた家族の人が「おいしい」って言ってくれると、
どんなに嬉しいか。ウソでも「ばっかぁ、うんめぇてぇ!」などと
言ってくれれば、もう躍り上がってしまいます。
---
食事作りは、子ども達が手伝うと早く終わるものも終わらなかったりと
いう話も時々聞きますが、興味を持ってくれた時は、またとない
チャンスです。ぜひ、どんなことでも良いので、子ども達にチャンスを
与えてあげて、手伝わせてあげてください。
そして、できたものを食べたら、思いっきり褒めてあげてください。
その瞬間に子ども達の人生が変わってしまうかも知れませんよ。
そのくらい、嬉しかったりします。
---
また、脳科学の世界で、光トポグラフィを使った最新の研究を
しているのでも有名な東北大学の川島隆太先生が、
「親子での料理が脳を活性化する」ということも言っています。
料理をするということは、知らず知らずのうちに、脳を使って
頭を鍛えているのです。「机に向かって、鉛筆持って」だけが
勉強ではないのですね。
---
先週土曜日の育英センター。お弁当の時間にみんなが見せてくれた
お弁当。どれもおいしそうです。
その中で、「わたしが作ったんだよ」と3年生の女の子が自分の
お弁当箱を見せてくれました。そして「先生、これ食べて」と、
卵焼きを差し出します。子ども達が、早起きをしてお昼のためにと
作った大切な卵焼きです。
「え!? いいの?」と言いながら、真っ赤なケチャップが上にかかった、
黄色くきれいに焼けた卵が、くるくると巻いてある、その一切れを
いただき、口にほおばると、周りのみんなが「どう?どう?」と、
川上の顔を覗き込みます。
モグモグ………とやって、「うううぅぅ………。うまい!!」
と、川上がいつものようにやると、子ども達は「ほらやっぱりねー」と
言い、笑います。作ってくれた女の子は、誇らしげな、それでいて
照れたような表情をしていました。
味ですか?子ども達が自分で作った料理ですよ!
心がこもっていて、涙が出るほど、それはおいしかったですよ。
そして、川上もとてもうれしかったです。
心が温かくなった午後でした。
---
■参考URL:
・川島隆太研究室
・世界で初めて確認!料理で脳は活性化
~大人も子供も調理中は、脳が活発に活動することを確認~
---
ガンバロウ長岡!!!
ガンバロウ育英!!!
by 川上
街中の雪は消えてきても、山の雪解けはまだまだ。
---
2週間にわたって実施した保護者面談が終了しました。
風邪やインフルエンザ等の事情で音楽発表会後に延期となり、
実施していない方もいますが、ひとまずは終了です。
ご協力いただき本当にありがとうございました。
さて、この面談の中ではいろんなことをお聞きしたわけですが
今回川上は家での手伝いということをテーマに、
「○○さんが家でレギュラー(決まって)でやっている
お手伝いは何かありますか?」
というようなかたちで、ほぼ全員の方にお聞きしてきました。
レギュラーでやっているものも、時々やるものも含めると、
センターのみんながやっている手伝いはざっと以下の通り。
食事の前の配膳、食後の食器の片付け、食器洗い、ゴミ出し、
お風呂掃除、弟妹のお世話、お米研ぎ、トイレ掃除、そして
料理作りなどなど。
実にみんな予想以上に家庭での手伝いをしています。すごいです。
家ではまったく手伝いをやっていないと答えたおうちの方も
中にはありましたが、この中のどれかは該当するものがあるのでは
ないでしょうか。
---
中でも印象的だったのは、「料理作り」。
センターでも土曜日や長期休みに料理作りに時々取り組んで
いますが、みなさん家でも料理作りの手伝いを楽しみながら
しているようです。
驚くことに男の子も女の子も台所でお手伝いを結構楽しんで
いるようです。いや、こういう事を書くところがすでに時代遅れ
なんですね。ごめんなさい。
意外でもなんでもないし、驚くこともないですが、
男の子も女の子もお料理作りを楽しんでいるようです。
更に、家庭に自分専用の「My(マイ)包丁」を持っている人が
男の子女の子それぞれ一人ずついました。そして、その2人は
どちらもとても料理作りが好きなのです。
育英センターでも時々彼らに包丁を持ってもらう場面がありますが、
やはりなかなか上手に包丁を使ってくれるので、おうちの方から
話を聞いて「なるほど!!」とスタッフ一同思っていました。
---
川上自身も幼い頃から台所に入って料理を手伝うのが好きでした。
それは、出来たてを味見できるから。料理はだいたい、出来たての
アツアツが、どんなものでも一番おいしいのですねぇ。
それに、目の前でいろんな食材が普段食卓に上るおいしい料理に
変身していくのを見るのは、そこらへんの遊びの中では得られない
驚きがいっぱいあるのでした。
ゆでたり、焼いたり、揚げたり、炒めたり、蒸したり、煮たりすることに
よっておいしく変身していく食材。子どもの目から見ればそれらは、
まるで魔法です。
さらには、自分が作ったものはおいしい。これは間違いないですね。
どんなお店で出てくる高級な料理よりも、自分で作ったものはとても
おいしいのですよね。
それをまた食べた家族の人が「おいしい」って言ってくれると、
どんなに嬉しいか。ウソでも「ばっかぁ、うんめぇてぇ!」などと
言ってくれれば、もう躍り上がってしまいます。
---
食事作りは、子ども達が手伝うと早く終わるものも終わらなかったりと
いう話も時々聞きますが、興味を持ってくれた時は、またとない
チャンスです。ぜひ、どんなことでも良いので、子ども達にチャンスを
与えてあげて、手伝わせてあげてください。
そして、できたものを食べたら、思いっきり褒めてあげてください。
その瞬間に子ども達の人生が変わってしまうかも知れませんよ。
そのくらい、嬉しかったりします。
---
また、脳科学の世界で、光トポグラフィを使った最新の研究を
しているのでも有名な東北大学の川島隆太先生が、
「親子での料理が脳を活性化する」ということも言っています。
料理をするということは、知らず知らずのうちに、脳を使って
頭を鍛えているのです。「机に向かって、鉛筆持って」だけが
勉強ではないのですね。
---
先週土曜日の育英センター。お弁当の時間にみんなが見せてくれた
お弁当。どれもおいしそうです。
その中で、「わたしが作ったんだよ」と3年生の女の子が自分の
お弁当箱を見せてくれました。そして「先生、これ食べて」と、
卵焼きを差し出します。子ども達が、早起きをしてお昼のためにと
作った大切な卵焼きです。
「え!? いいの?」と言いながら、真っ赤なケチャップが上にかかった、
黄色くきれいに焼けた卵が、くるくると巻いてある、その一切れを
いただき、口にほおばると、周りのみんなが「どう?どう?」と、
川上の顔を覗き込みます。
モグモグ………とやって、「うううぅぅ………。うまい!!」
と、川上がいつものようにやると、子ども達は「ほらやっぱりねー」と
言い、笑います。作ってくれた女の子は、誇らしげな、それでいて
照れたような表情をしていました。
味ですか?子ども達が自分で作った料理ですよ!
心がこもっていて、涙が出るほど、それはおいしかったですよ。
そして、川上もとてもうれしかったです。
心が温かくなった午後でした。
---
■参考URL:
・川島隆太研究室
・世界で初めて確認!料理で脳は活性化
~大人も子供も調理中は、脳が活発に活動することを確認~
---
ガンバロウ長岡!!!
ガンバロウ育英!!!
by 川上
川上さんのブログは温かくて、素敵な内容ですね。
またおじゃまさせていただきます(*^_^*)
楽しんでいただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします。