長岡育英センター・ブログ

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オオスズメバチ捕獲

2008-09-09 00:23:54 | きょうの育英
きょうの午後、育英センター2階の部屋に、
ハチが迷い込んできました。

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子「先生大変!大きいハチがいる!」

川上「どれどれ!」

急いでキンチョールを持って2階に急ぐと…、
そこには大人の小指ほどもありそうな大きさの
ハチの姿が。

前に仕留めたアシナガバチの大きさとは
大違いです。直観的に身の危険を感じるほど。


川「で、でか~~い…。
ち、千春先生…、あの、薬局で
【ハチアブ用(マグナム)ジェット】を
買ってきてください…。

子ども達は、下の部屋に移動していてください。」

千春先生「わ、わかりました…。」

子ども達を退避させて、待つことしばし。

ハチは飛び回ることもなく、ファンヒーターの下から
超低空で移動して、子ども達の机の下を静かに徘徊。

じっとにらみ続ける川上。

○○くんの机の下で机の脚に止まったまま、
こちらをじっと見ている(ように感じる)のです。

何分経ったでしょう、千春先生が急ぎ足で
戻ってきてくれました。
黄色い缶の【ハチ・アブ用マグナムジェット】
(以下、ハチジェット)を持って。

ハチは何もしてきてはいないけど、子ども達の
学習する部屋ですから、これ以上いてもらっては危険です。

申し訳ないけど、駆除することに決めました。

およそ2~3m離れた距離からハチジェットを噴射。
ハチは反撃することも逃げることもなく、しばらく
もがいていた後、ぱたりと動かなくなりました。

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観察です。図鑑でまず何のハチか調べました。

大方の予想通り、オオスズメバチのようです。



続いて、大きさを測りました。

図鑑によれば、メスが45mm。オスが30~35mmくらいとのこと。

どうも、オスの体長をずっと上回っているようです。

実際測ってみると、体長は、くるんと湾曲しているので、
測るのが難しいですが、一番下(シッポ)の腹の部分(※1)
およそ25mm(くらいかな?)。 ※1「腹部」っていうそうです。

中間部分が13mmくらい。(※2)頭の部分が10mmくらい。(※3)

(※2=中胸と呼ぶそうです。)
(※3=頭部といいます。そのまま。)


合わせると、45mmを超えるくらい。

これはどうも、図鑑によるとメスの体長らしい。



触角の形がオスメスで違い、特徴的なようですが、
素人なので、いまいちわかりません。

顔を眺めると、実に精悍なデザインです。



で、見た目に、悪そうな顔をしています。

石ノ森章太郎氏が「仮面ライダー」をデザインした
ときに、バッタをモチーフとしたのは有名ですが、
このスズメバチの顔もなかなかに迫力があります。

自然の世界は、なかなかにグッドデザイン賞なのです。


ところで、このスズメバチの顔をよく見ると、大きな目が
触角の下にあり、目と目の間の人間だと「眉間」にあたる
部分に黒い丸が三つあります。

「隠れミッキー?」と思ってしまいましたが、違います。
(当たり前ですが。)

大きな目の方を「複眼」と言って、眉間のこの隠れミッキーを
「単眼」と呼ぶのだそうです。




ほら、隠れミッキー見つかりましたか?

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最後に、チクンと人も刺す、シッポの針を調べます。

生きている時には、腹をぐいんぐいん動かしたりして
シッポの先から鋭い何やらがシュッと出てくるのが
見えるらしいのですが、残念ながら、息絶えたスズメバチの
尻からは、針は見えませんでした。



逆さまにすると、その尻の部分から、黒い針が見えますが、
固い殻に被われていて、針そのものはよくわかりませんでした。

といって、じっくり見ようと思って針に刺さっても困るので、
それでもいいですけどね。

ちなみに、スズメバチの針というのは、産卵管が進化したもので、
オスには毒がないそうです。メスにだけ毒があるらしいです。

参考「都会のスズメバチ」
http://www2u.biglobe.ne.jp/~vespa/

といっても、なかなか普通にはすぐに見分けが付きませんから、
ハチに出会ったら、騒がず静かにその場を離れるのが良いようです。

皆さんも、どうぞご注意を。


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Jump!! IKUEI!!
 by 川上