長岡育英センター・ブログ

遊びも勉強もおやつも2020年も!
育英なら毎日仲間と一緒、みんなと一緒!
育英が僕らの放課後の場所!

秋桜(コスモス)

2007-10-04 23:13:18 | きょうの育英

秋の桜と書いて、コスモスって読みます。

---

昨日のこと。

センターの裏の畑はすっかり終わったもの
と思っていたら、千春先生が、
「キュウリが一本なっていたんです!」と。



最後のキュウリが、10月に採れるとは、ビックリ。

もう畑のキュウリの葉っぱはすっかり枯れて、
手で触るだけで「パラパラパラッ」と砕けて
落ちてしまうほどだというのに。

このキュウリときたら、いったい、なんという
生命力なんだろう。



驚いて畑の様子を見に外に出た。

もうすっかり涼しい風がすーっと吹き抜けていく畑。
西の空の雲がすっかり夕陽に染まっている。


と、そこへ裏のスーパーへ買い物に来た
育英センターに通う1年生の女の子と
その小さな妹が、「せんせー!!」と
駆け寄ってきてくれた。

その後ろには、お母さんが笑顔で立っている。



女の子は、手に何かを握っていた。
その大事そうに持っていたものは、ピンクと白の
コスモスだった。

「うわぁ、きれいだね。コスモスだね。」

嬉しそうな笑顔の女の子。
そして、小さな花束の中から一つを選んで
こちらに差し出した。

子「はい、先生にあげる。」

川上「えぇ!いいの?本当にくれるの?」

子「うん、いいよ。あげる。」

川「ありがとう。」


たちまち、他の子達がわっと集まってきて、
「ぼくもちょうだい」「わたしもちょうだい」。

女の子は、イヤな顔せず、みんなに分けてくれた。




はじめはたくさん持っていた花が、いつの間にか、
自分の分は一本だけになってしまった。

川「一本だけになっちゃったね。」

子「いいよ。」

川「ありがとう。」

小さな宝物をもらって、嬉しくなった。




もらった一輪のコスモスは、玄関の机に
小さな花瓶を置いて、そこに挿しておいた。

しばらくたって玄関を通りがかると、花瓶の
コスモスが増えている。

他のみんながもらったはずのコスモスも、
そこに挿してくれたのだった。

子ども達の、そっと優しい気持ちが嬉しかった。




こんな少しの出来事が、わたし達の元気の元に
なるんだなぁ。

---

そうそう、コスモスの花言葉は、「乙女の真心」


---
Go For It!! IKUEI!!
 by 川上