長岡育英センター・ブログ

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『藤城清治 光と影のファンタジー』に行った!

2007-08-27 12:25:58 | きょうの育英
土曜日の育英センターは、夏休み特別ミニ企画、
「“くるりんバス”で行く
   藤城清治 光と影のファンタジー」
   (新潟県立近代美術館)

土曜日の遊び&お出かけの延長にある企画なので、
参加出来なかった方は、ごめんなさい。

また次回参加して下さい。

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くるりんバスで美術館へ行くこのミニ企画は、
昨年12月の『ディズニーアート展』以来。

歩いて大島小学校前まで行って、市内循環路線バス
“くるりん”に乗って日赤病院前まで行き、そこから
美術館へ歩き、見学をします。そして帰りは再び
美術館前からバスに乗り、大島小学校前で下車、
また歩いて、お昼までには育英センターに戻るという、
所要時間2時間半ほどの短時間のやや強行軍な企画。

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はやる気持ちをおさえて歩くバス停までの道のりは、
およそ15分。しかし前回12月と比べて、暑い暑い。
当たり前ですね。

途中で、お休みの由佳莉先生もみんなと行きたいと
合流してくれました。

“くるりん”がやって来ると、みんな列を作って
きちんと乗り込みます。













そして、バス停まで歩いた時間よりよっぽど短い、
7分ほどで日赤病院前のバス停に到着です。

そこで日陰で水分補給をしたら、いよいよ美術館へ。

美術館では新保先生も合流して記念写真。(冒頭の写真)

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さて、展示は素晴らしかったです。

「影絵」でしょ?っと思ったら、「影絵展」とか
そういう括りじゃないんですもんね。

もうこんな展覧会初めてです。見学したみんなも
大興奮でした。普通の展覧会じゃないですもん。

わたし自身は、小さい頃から本の挿絵やカレンダーや
いろいろなところで 見ていたので、結構なじみがあると
思っていました。

そうそう、2006年まで新潟日報でも連載してましたね。

あの影絵の彩色は絵の具だとばかり思っていたら、すべて
カラーフィルターを裏から貼り付けているのだそうです。
しかも、切り絵に使う刃物はどんなにか高級なカッターかと
思いきや、「カミソリ」。
いや、特注品のカミソリかも しれませんが。

さらに驚いたのは、ご本人がまだ元気でいらっしゃって、
1924年生まれの83歳! まだ大変達者な様子で、
作品の製作年代を見ると、1990年代とか、2000年代に
入ってからもまだ多く、むしろますます盛んに製作を
しているようなのです。

会場で流れていたVTRでは、イタリア・アッシジへの取材旅行、
自宅アトリエでの製作風景、愛車?黄色のベンツに乗っての
ドライブなどなど、大変元気な様子が映し出されています。

ベンツですよ。ベンツ!

さらには、ご自身の公式webサイトを見たら、 「バスツアー」まで
企画されています。 どこまでも元気な様子です。

印象的なのは、大きな号数の作品でも、木の葉一枚一枚を、
ことごとくカミソリで丁寧に切り抜いていること。

また、木馬座という劇団を率いて、その昔の人気番組
「ケロヨン」の製作もしていたということ。

芸術家であり、プロデューサーでもあるのです。

作品の見せ方も影絵らしく、暗い館内に作品が
ライトボックスにより後ろから光を当てられています。
文字で書くとこれだけですが、透過光で見る様々な色や
形はとても美しいのです。

また、いろいろな見せ方があり、水をたたえた水槽の向こうに
絵を立てて、両脇に鏡があり、覗き込むとどこまでも絵の世界が続き、
また水面にはゆらゆらと色とりどりの絵が後ろからの光に照らされて、
ゆらめいて映り込んでいます。

それらがなんとも言えず美しいのでした。

この他にも、こんな見せ方があるのかぁという粋な演出も
たくさんあり、 時間があれば2時間でも3時間でも
見ていたいようでした。

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ちなみに、この特別展は土・日・祝日小中学生無料で、
9月30日まで県立近代美術館で開催中です。

詳しくは同美術館ウェブサイトをご覧下さい。

新潟県立近代美術館

藤城清治 光と影のファンタジー

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さぁ、たくさんの刺激を受けたみんな、秋の作品展には
どんな作品を作ろうかなぁ!?

楽しみにしています。

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Go For It!! IKUEI!!
 by 川上