初心者鉄日記

2017年2月、鉄に目覚めました

鉄道初心者が乗り鉄・撮り鉄と色々やってます

西へ!

2005年05月14日 | Weblog
ただいま大磯を通過。
1号線を小田原まで行ってみようと思ってます。


 前回からの続き

 湘南海岸公園に入ったあたりで日が落ちた。
 街灯のない浜沿いの道は怖いので、ここからはひたすら国道沿いの道を西進する。この道は防風林というか防砂林があるので全然海が見えない。ちょっと残念だがそこそこ明るい道なのでよしとする。
 調子がいいのでどんどん行く。足が軽い。疲労感も薄い。これがウォーキングハイなのか? 気持ちいいぞ!
 途中ぱらぱらと雨が降ってきたが雨具を着るほどでもないのでそのまま行く。
 小休止はとらず、2時間ごとにファミレスで大休止をとる。
 それ以外はひたすら進む。
 茅ヶ崎から平塚を過ぎ大磯へ。
 二宮あたりで後ろから来たバンの助手席から、「ファイト!」と声をかけられる。
 ありがとう。
 小田原の手前のファミレスで地図を見ながら野宿場所と進路を検討。携帯電話でメールを見るとUPLIFTさんから小田原市内のラーメン屋の情報が入っていた。ありがとう。
 とりあえず小田原に入ってから考えようと出発。
 すっかり夜が明けた道を進んだのであった。



散歩にGO!

2005年05月14日 | Weblog
今日は暑すぎず寒すぎずいい感じの天気。
長い散歩に行っちゃおう。

●5月14日(土曜日)晴れ
 というわけで今日は早めに鎌倉に行き市内観光でも楽しもうと思い、目覚まし時計を六時半にセットしておいたのだが、ベルが鳴る前に自然に目が覚めた。
 これほど爽快な目覚めは珍しい。
 興奮してんのかな俺? まるで遠足に行く前の小学生みたいだ。
 時計を見ると十一時過ぎ。これがアニメだったらピアノの鍵盤を十本の指で一度に叩いた不協和音のSEが入るシチュエーションだ。
 やっちゃったよ。ベルの停止ボタンは自分でしっかり止めているし……。いつ鳴ったんだろう? て、六時半だよなあ。
 人との待ち合わせじゃなくて良かった。これが仕事ならエライことだ。彼女だったらもっとエライことだ。いないけど。
 気をとり直して外を見るためカーテンを開けると、なかなかいい感じの天気だった。
 わたわたとザックに荷物を詰めて鎌倉へGO!

 鎌倉に到着したのが午後三時くらい。
 予定よりかなり遅いスタートなので観光はほどほどにしておこう。銭を洗いに行くか? はたまた大仏様の御尊顔を拝しに行くか?
 で、大仏様に決定。大きいことはいいことなのだ。
 鎌倉駅前の通りを案内図を頼りに西進。
 小さなトンネルを二つ通過して左折すると住宅地の中を抜ける道になっていた。ホントに普通の住宅地だ。
 この辺は車の往来もなくとても静かだ。観光客はほとんどいない。というか私だけだ。まるで別世界になったような錯覚さえ覚える。
 鎌倉は大小の山に囲まれているので緑が豊かで目に優しい。あたりの住宅もその風景にとけ込むようなたたずまいだ。
 視界の端で何かが動いたので目をやると、庭木の枝にリスがいた。
 リスは枝から枝を渡り、塀の上を横切り家の向こうへ姿を消した。
 渋い。渋いぜ鎌倉。
 私は一発で鎌倉が好きになってしまった。

 いい気分になりながら貸し切り状態の小道を散策する。
 案内板に従い右折すると表通りに出た。
 すると人、人、人。でごった返している。歩道は観光客であふれかえっている。先を急ごうにも全然前へ進めない。車の往来も激しい。
 なんじゃこりゃ。さっきの気分は台無しじゃ。なんだよ鎌倉。
 大仏様の近くの店では模造刀や手裏剣なんぞが売っていた。外国人観光客用なのだろうか? 日本文化を誤解されなければいいが。
 当然ながら大仏様の前は大混雑。入り口前で写真を撮って早々に退散する。
 帰り道は混雑を避けて裏通りへと避難。再び住宅地の渋い道を進む。
 緩やかな下りを歩いていると前から人力車が来た。狭い道なので私は立ち止まって塀すれすれに身を寄せた。その横を人力車が駆け抜ける。すれ違いざまに車夫の兄ちゃんが、「ありがとうございます」と実にさわやかに挨拶してくれた。いいじゃないか鎌倉。がんばれよ兄ちゃん。
 とてもいい気分になって由比ヶ浜へ出る。

 まだ食事をしていないのに気づいたのでコンビニでパンと牛乳を買い、由比ヶ浜へ。
 晴れ渡った青い空。海からの風が心地よい。水平線にいくつものヨットが浮かんでいる。
 なんか幸せ。いいのう。
 浜沿いをぶらぶら歩きながらパンを食べる。食べ終わったらウンコがしたくなってきた。わしゃ子供か。
 それほど切実でもないのでそのまま江ノ島へと向かう。

 海からの風を受けながら稲村ヶ崎を越えてどんどん進む。同時に便意もずんずんと加速してきた。でもまだ耐えられる範囲内だ。
 気を紛らわせるためサザンの歌など口ずさみながら七里ヶ浜へ。ファミレスがあったら食事がてら入ることにする。けど、ない。腸内の固形物はすぐ横を走る江ノ電のようにゆるゆると終点に向かっている。
 江ノ島でファミレス発見。ダッシュで駆け込む。
 ふう、助かった。
 今なら分かるね。某声優(名は武士の情けで伏せます)さんがインターネットラジオで言っていた、「人間の持つ四大欲求の中で排泄欲を満たすのが一番気持ちがいい」というのが。ホントにそうだよなあ。ここまで書いてふと思ったのは、人間の持つ欲求って「食欲」「性欲」「睡眠欲」の三つじゃなかったっけ。ま、いっか。
 ともあれファミレスはいいなあ。四大欲求のうち二つを満たせるんだものなあ。すげえやファミレス。

 一息ついたところで日が落ちてきたことに気づく。江ノ島に上陸するか、このまま西を目指すか一考。結局、ここまで来て素通りはないだろう、ということで江ノ島へ行くことにする。
 行くと、江ノ島の「ノ」の部分に当たる砂州が島とつながっていた。これなら歩いて島に行けるじゃないですか。で、行くことにする。
 砂地は歩きにくい。歩道の三倍くらい力がいる感じだ。それでも大した距離ではないのですぐに島に着いた。
 帰りは歩行者専用の橋を使って対岸へ戻る。
 後は西を目指すのみ。
 go West!