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「聴覚障害者マーク案が公表」(いけふくろう通信第515号)

2008-04-04 18:20:42 | テレビ・新聞
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「道路交通法の一部を改正する法律案」が衆議院本会議で採択。
(ワイドミラー装着、聴覚障害者標識表示の罰則付きによる
 条件付き免許取得が可能となる)
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2007年6月20日、「道路交通法の一部を改正する法律案」が
衆議院本会議で採択されました。

今回の法改正によって、新設されることになる同法第71条の6(未施行)では、
「普通自動車対応免許を受けた者で政令(道路交通法施行規則)で定める程度の
聴覚障害のあること(同法第23条により実施される「適性試験」〔聴力試験(※1)〕
の基準に満たないこと)を理由に当該普通自動車対応免許に条件(ワイドミラー装着)を
付されているものは、内閣府令で定めるところにより普通自動車の前面及び後面に
内閣府令で定める様式の標識(聴覚障害者マーク)を付けないで
普通自動車を運転してはならない。」こととなりました。

  註 カッコ内(  )は、編集部によるもの。

  ※1 道路交通法施行規則第23条(抜粋)における「適性試験」の規定は、以下の通り。
   (適性試験)
   第23条  自動車等の運転に必要な適性についての免許試験(以下「適性試験」という。)は、
   次の表の上欄に掲げる科目について行うものとし、その合格基準は、
   それぞれ同表の下欄に定めるとおりとする。
    聴力…聴力(第一種運転免許(以下「第一種免許」という。)及び仮免許に係る
       適性試験にあっては、補聴器により補われた聴力を含む。)が10メートルの距離で、
       90デシベルの警音器の音がきこえるものであること。

なお、本改正は、平成20年6月20日までに施行されることとなっています。


以下は、本法改正に関する詳細な説明がなされているサイトです。
とても参考になると思いますので、転載させていただきます。

――以下、引用はじまり――

平成20年6月から、適性試験(※2)に合格できない聴覚障害者が、
ワイドミラー条件(ルームミラー)で普通車に限り運転免許の取得ができるように
なることは、皆さんもご存知かと思います。

  ※2 補聴器を装着して10m離れた90デシベルの警音器が聞こえること。


しかし、この道路交通法改正に伴い、身体障害者標識(クローバーマーク)が
義務化になる等の間違った情報がネット等で流れておりますので、ご注意下さい。

正しい情報を入手すると共に、ご周知いただけると幸いと存じます。

まず、今回の法改正の概要です。

●補聴器条件の場合(今まで通りです)
  ・原付、小型特殊、貨物(トラック)型の車両の運転も可能。
  ・補聴器を着用しなければなりません。
  ・ワイドミラー(ルームミラー)の装着義務はありません。
  ・聴覚障害者標識の表示義務はありません。

●ワイドミラー条件(新たに設けられる条件)
  ・原付、小型特殊、貨物(トラック)型の車両は運転できない
  ・ワイドミラー(ルームミラー)の装着義務
  ・聴覚障害者標識の表示義務

なお、補聴器条件からワイドミラー条件への条件変更も可能になる予定です。

~~~この法改正に伴い、誤解が生じている例~~~

  × →  適性試験(聴力検査)が無くなる。
  ○ →  適性試験(聴力検査)は無くなりません。

   ただし、明らかに合格しない、または、ワイドミラー条件を希望する場合は、
   行われない可能性は有りますが、施行されてみないと分かりません。

  × →  ワイドミラーは、サイドミラー(ドアミラー、フェンダーミラー)。
  ○ →  ワイドミラーは、ルームミラーのみ。

  × →  身体障害者標識(クローバーマーク)が義務化になる。
  ○ →  身体障害者標識は、義務化になりません(警察庁へ確認済)。

   新たに作られる聴覚障害者標識(下記記事参照)が義務化になります。

――以上、引用終わり――

情報元はこちら http://park2.wakwak.com/~hidemizu/dokohou.html

―――――――――――――――――――――――――――――
「道路交通法の一部改正」にともなう
「聴覚障害者マーク案」が公表される。
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そして、本日、聴覚障害者マーク案が公表されました。その記事がこちら。

――以下、引用はじまり――

(2008年)6月から重度の聴覚障害者が車の運転免許を取得できるようになることを受け、
警察庁は(同年4月)3日、運転時に車体の前後2カ所に表示を義務づける標識(マーク)案を公表した。
聴覚障害者マークは直径約12センチの円形で、緑の下地に黄色でチョウをあしらったデザイン。
マークを表示した車への幅寄せや割り込みは禁止され、聴覚障害者も表示を怠る
と処罰される。運転者マークはほかに、初心者、高齢者、身体障害者の3種類がある。

――以上、引用終わり――

ニュースソース http://www.asahi.com/life/update/0404/TKY200804040039.html

「祝・合格 第102回医師国家試験」(いけふくろう通信第514号)

2008-03-29 00:05:58 | テレビ・新聞
本日2008年3月28日、「第102回医師国家試験」の合格発表がありました。

そして、難聴という障害を持ちつつも、ほかの学生とともに学び、
先日、滋賀医科大学をご卒業された竹澤公美子さんが
見事、医師国家試験に合格されました。

竹澤さんは「聴覚障害を持つ医学生の会」副会長を務められ、
ご自身も難聴という障害をお持ちの方。

これまで聴覚障害を持つ人は、下記の通り、
医師国家試験が受験できず、また免許が与えられていませんでした。

 <平成13年改正前の医師法>
 第3条(絶対的欠格事由)
  未成年者、禁治産者、目が見えない者、耳が聞こえない者
  又は口がきけない者には、免許を与えない。
 第13条(絶対的欠格事由)
  準治産者、目が見えない者、耳が聞こえない者又は口がきけない者は、
  医師国家試験及び医師国家試験予備試験を受けることができない。

ところが、平成13年の「障害者等に係る欠格事由の適正化当を図るための
医師法等の一部を改正する法律」(平成13年法律第87号)が制定され、
「医師法」「薬剤師法」等の「絶対的欠格条項」が撤廃され、
「相対的欠格条項」になり、聴覚障害があっても条件付きで医師や薬剤師に
なれることになりました。

 <改正後の医師法(現行の医師法)>
 第3条 未成年者、成年被後見人又は被保佐人には、免許を与えない。
 第4条 次の各号のいずれかに該当する者には、免許を与えないことがある。
  一 心身の障害により医師の業務を適正に行うことができない者として
    厚生労働省令で定めるもの
  (二~四号は略)
 第13条 削 除

なお、本改正により、日本で初めて聴覚障害者として薬剤師となったのは、
早瀬久美さん。

その後、「聴覚障害を持つ医学生の会」調べで
4名の聴覚障害をお持ちの方が、医学部に入学し、
医師国家試験を目指されていました。

今回、竹澤さんは見事、試験に合格されたとのこと。
誠におめでとうございます。

竹澤さんご自身はブログでこれからのことについて、
「『医師として働くとき、患者さんの安全を確保できるかどうか』
ということについて考えると、不安に思う気持ちもあります。
「この聴力でどう医師として働くか、そのことについて、
これから向き合っていかなければなりません。」
と書かれています。

確かに、診察時の患者さんとのコミュニケーション、
手術時における医師同士でのコミュニケーション等々、
さまざまな問題が出てくるかもしれません。

しかし、「聴覚障害を持つ医学生の会」会長の大石崇史さんの
お話によれば、アメリカでは、聴覚障害を持つ脳外科医や
小児科医がすでにいらっしゃるとのこと。

ぜひ、ご自身の努力のほかにも、周囲が積極的に協力し、
前向きに頑張って、医師として働いてほしいと思います。

また、竹澤さんは、「医師国家試験に合格したことはゴールではなく、
ひとつの通過点であり、あらたなスタート地点だと感じています」
と書かれています。

ぜひ、竹澤さんには、パイオニアとして、
新たな道を切り開いていってほしいと思っています。

『いけふくろう通信』でも、微力ながら、竹澤さんのこれから、
そして、これから医師を目指す聴覚障害をお持ちの方々を
応援させていただきます。

<参 考>
「聴覚障害を持つ医学生の会」ブログ
「医師国家試験を終えて」 http://adhims.blog92.fc2.com/blog-entry-73.html

<新聞記事>
 朝日新聞社 http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200803280142.html
 時事通信社 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008032801127
 産経新聞社 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080328/trd0803282254013-n1.htm
 gooニュース http://news.goo.ne.jp/photo/jiji/nation/jiji-6064614.html

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~ムッシュ・いけふくろう~

放送情報『裸の大将~放浪の虫が動き出したので~』(いけふくろう通信第389号)

2007-08-28 22:29:39 | テレビ・新聞
ななんと、私が大好きだったドラマ、『裸の大将』が約10年ぶりに復活!

ただ、山下清を演じていた芦屋雁之助氏は亡くなってしまったので、
今回2代目の「裸の大将」を演じるのはドランクドラゴンの塚地武雅氏。

あまりに期待をしすぎてしまうと、がっかりしてしまうかもしれませんので、
ほどほどの期待感をもちつつ、楽しみたいと思います。

それから、水川あさみ氏、猫ひろし氏、生瀬勝久氏、温水洋一氏、六平直政氏
らの出演陣にも期待。でも、それにしても豪華過ぎやしませんか?
だったら、元祖ペテン師のデーブ・スペクター氏を出演させても良かったのでは?

まぁ、とにかく、どんな演技をしてくれるのか、楽しみにしています。

ちなみに放送日時は、2007年9月1日(土)21時00分~23時10分、
フジテレビ系列での放送です。

<放送を終えて>
なんとも人の温かさや時代の懐かしさを感じ、時の流れがゆっくり流れる様子などを、
感じ取ることができるいい作品でした。
テレビ放送ではほぼ10年ぶりに聴く、ダ・カーポが歌う『野に咲く花のように』には、
心の底から癒されました。
ちょっぴりいいたいこともあるけど、おおむね満足。
できれば、季節ごとにシリーズ化を検討していただきたいです。

~ムッシュ・いけふくろう~

「懐かしいCM いすゞ ジェミニ」(いけふくろう通信第388号)

2007-08-28 22:10:50 | テレビ・新聞
懐かしいCM第二弾は、「いすゞ ジェミニ」。

どんなコマーシャルという方には、
「2台の車がフランスの市内をクラシック音楽にバックに走る」コマーシャル
といえば、思い出していただけるかと思います。

そして、やっぱり、いくつもあるバージョンの中でも私は、
チャイコフスキー「花のワルツ」が流れているバージョンがいいですね。

それから、「街の遊撃手」というキャッチコピーにもグッとくるものがあります。
野球界で、遊撃手といえば、捕手を除けば、内野守備の要で、
盗塁・バント・エンドランなど、細かく小回りの効く選手が多かったのです。
それを車のキャッチコピーに例えるあたり、センスがいいですね。

ちなみに、このジェミニの開発の経緯については、下記を参照ください。

いすゞは1971年、世界のどこでも売れるクルマ作りをめざして、
米国最大の自動車メーカーゼネラルモーターズ(GM)と提携を行ないました。
「ジェミニ」とは双子座の意味で、このGMとの共同開発にちなんで
命名されたものです。

とのこと。

ちなみに、YOU tubeで「ISUZU GEMINI all CF」 と検索をかければ、
コマーシャルが見ることができます。

<参 考>
いすゞ自動車ホームページ http://www.isuzu.co.jp/museum/p_car/gemini.html

~ムッシュ・いけふくろう~

「懐かしいCM サッポロ黒ラベル★」(いけふくろう通信第387号)

2007-08-28 20:42:04 | テレビ・新聞
さて、まじめな記事の後は、コマーシャルを挟みますか。
って、テレビじゃないのに……。

今回は、2000年に放送されていた「サッポロ黒ラベル」のコマーシャルを
一部、紹介し、ぜひ、ご覧いただきたいと思います。

端的に言えば、この年のシリーズは、
豊川悦司氏と山崎努氏の対決という設定でのコマーシャル。

対決は、全部で6種類。

「卓球編」では、山崎努氏が床に飛び込んでいく姿が印象的。

「焼肉篇」では、箸で焼き肉の煙をかき分けるシーンと豊川悦司氏にが印象的。

「カラオケ編」では、山崎努氏の小指をたててマイクを持った場面、
そして、そのマイクの線を抜く際の豊川悦司氏のしてやったり感の顔が印象的。

「雪合戦編」では、マトリックスさながらの山崎努氏の反り返りと、
雪しぶきの様子、最後に犬に当たって二人で逃げるシーンが印象的。

「温泉卓球編リベンジ」では、山崎努氏のすさまじいスマッシュに
はち切れるネットと木っ端みじんになるラケット、豊川悦司氏にボールが当たって、
沿って倒れる場面と最後に山崎努氏がポーズをした後に汗が飛んで、
ビールのポスターに当たる場面が印象的。

「金魚すくい編」は、なぜかニャロメのお面をつけた豊川悦司氏が
何かを企みながら、金魚すくいをし、見事にゲットかという場面に
山崎努氏が飛び込んできて、ポイをだすも、残念、ぽいが破れ金魚はとれず、
その破れたぽいの中から出すしてやったり感の豊川悦司氏の顔、
さらには、山崎努氏がビールの水槽に顔をつっこんでしまう場面が印象的。

とどのコマーシャルもしっかりとつくられており、
個人的には、かなり好きなコマーシャルでした。

ちなみに、YOU tubeで「黒ラベル 豊川悦司」と検索をかければ、
全6編のコマーシャルが見ることができます。

<編集後記>
それにしても、最近のコマーシャルは自然、ナチュラルというのか、
ほんわか、しっとり、ほのぼの系のものばかりで、
爆笑できるものは無くなってきましたね。
次号では、これまた私の脳裏に特に印象強く残っているコマーシャルを
紹介します。

~ムッシュ・いけふくろう~