いけふくろう通信(発行人=ムッシュ)

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「宮内庁告示!?と官報!?」(いけふくろう通信263号)

2006-09-24 23:09:07 | 政治・経済・法律・社会
と、なんともまぁ、意味深なタイトルですが、なんてことはありません、
ふつうのニュース記事を少しだけ角度を変えてお送りするだけです。

そのニュースとは、タイトルだけでわかった方は、かなりの通です。
そう、先日、皇族・秋篠宮家にご誕生になった第一男子・悠仁さまに
関するニュースなんですね。

といっても、皇室通、といったわけではないので、
そのお名前の決まったことを伝える官報の記事を写真にとって、
掲載してみました。

その記事を下記に掲げると、
----------------------------------------------------------
○宮内庁告示第八号
 九月六日御誕生になった文人親王殿下の第一男子は、同月十二日悠仁と御命名になった。
 平成十八年九月十四日
          宮内庁長官 羽毛田信吾
----------------------------------------------------------
ということなんです。

正直言って、官報を見たのは、生まれて初めてでした。
まぁ、よく、行政法の教科書では、
「法律の公布は、官報をもってする」とありますが、
「法令を官報により公布する場合においては、
その法令を掲載した官報が印刷局より全国の各官報販売所に発送され、
これを一般希望者がいずれかの官報販売所または印刷局官報課において、
閲覧しまたは購読しようとすれば、それをなしえた最初の時点までには
遅くとも公布されたものと解すべきである」
とする判決(最大判昭33・10・15刑集12巻14号3313頁)もあるんですねぇ。

って、話が違った方向に行ったので、元に戻して、
これが、官報の表紙というか、見た目です。

法律を学んだ人でもなかなかお目にかからないであろうものですので、
記念に載せちゃいました……。



ちなみに、悠仁さまの御名前を伝える官報の記事は、
平成18年9月14日付(本紙 第4423号)です。

皇室ファンの方、または、41年ぶりの男子、ご生誕ですので記念に欲しい方は、
官報のホームページ http://kanpo.net/kanpo/index.html をご覧の上、ご注文ください!


~ムッシュ・いけふくろう~

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2006年9月・注目の邦画(いけふくろう通信262号)

2006-09-24 22:10:02 | 映 画
今月の注目作品は、以下の三作です。
①フラガール、②風のダドゥ、③夜のピクニック
それでは、各作品を紹介します。

■フラガール■

〔あらすじ〕
 ホームページより引用

昭和40年、福島県いわき市の炭鉱町。
“求む、ハワイアンダンサー”の貼り紙を見せながらここから抜け出す最初で最後のチャンスだと、 早苗(徳永えり)は紀美子(蒼井優)を誘う。
男たちは、数世代前から炭坑夫として、女たちも選炭婦として、働いてきた。
だが今や石炭から石油へとエネルギー革命が押し寄せ、閉山が相次いでいる。
この危機を救うために炭鉱会社が構想したのが、レジャー施設「常磐ハワイアンセンター」だった。
紀美子の母・千代(富司純子)も兄・洋二朗(豊川悦司)も炭鉱で働いている。
父は落盤事故で亡くなった。母は「百年も続いたウヂの炭鉱は天皇陛下までご視察にいらしたヤマだぞ」と自慢し、炭鉱を閉じて“ハワイ”を作る話に大反対。
それでも紀美子と早苗はフラダンサーの説明会に出かけるが、ほかの娘たちは、初めて見るフラダンスの映像に、「ケツ振れねえ」「ヘソ丸見えでねえか」と、逃げ出してしまう。
残ったのは、紀美子と早苗、それに会社の庶務係で子持ちの初子(池津祥子)、そして父親に連れてこられた一際大柄な女の子、小百合(山崎静代~南海キャンディーズ・しずちゃん)だけだった。
そんな中、娘たちにフラダンスを仕込むために、ハワイアンセンターの吉本部長(岸部一徳)は東京から平山まどか先生(松雪泰子)を招く。本場ハワイでフラダンスを習い、SKD(松竹歌劇団)で踊っていたダンサーだ。最初は田舎町を軽蔑し、ど素人の娘たちに踊りを教える意欲もないまどか先生だったが、紀美子たちの熱心さに次第に真剣になっていく。
実はまどか自身が母親の借金を背負い、半ば自暴自棄になっていたが、ひたむきな娘たちと接するうちに夢を持つ大切さを思い出していた。そんな彼女の教えは、どんなに辛い時でも「スマイル」、笑顔をなくさないこと。
しかし、世間の風当たりは依然強く、さらに予期せぬ出来事が起こり・・・。
果たして常夏の楽園は誕生するのか?無事に笑顔でオープンの日は迎えられるのか?

〔公開日〕 9月23日

〔上映劇場〕 シネカノン有楽町、渋谷アミューズCQN、シネリーブル池袋など。

〔公式サイト〕 http://www.hula-girl.jp/index2.html

<寸 評>
今年の邦画は、非常にすばらしいです!
その中でも本作は、『博士の愛した数式』、『UDON』と並んで、
感動し、ボロッと泣ける作品といえるでしょう!
ぜひ×2、時間を作ってでも、ご覧ください!

<参 考>
 いけふくろう通信第248号


■風のダドゥ■

〔あらすじ〕
 ホームページより引用

 春を待つ阿蘇山を、ひとり彷徨う16歳の少女 ― 彼女の名は浅野歩美。不登校を続ける歩美は、孤独に耐えきれずに家を飛び出し、亡き父の思い出の地・阿蘇山の押戸岩で手首を切る。意識を失い倒れていた彼女を見つけた装蹄師の桜田は、自分が働く「阿蘇ふれあい牧場」へと歩美を連れて帰る。
 牧場では、かつて競馬界で名調教師として名を馳せた安藤幹夫とその家族、こころに傷を負った元高校教師、失声症を患う少年が暮らしていた。一命を取り留めた歩美は、しばらくそこで生活することを決意。阿蘇の雄大な自然の中、彼らの誠実な人柄にふれ、元競走馬メイワジョニーとの出会いを通して、次第に心を開いていく。そんな矢先、桜田の死の知らせが入り、歩美は深い失意の底に突き落とされる。
 生きる希望を見失った彼女に、再び生きる力を与えたものとは…

〔関東地区公開日〕 9月23日

〔上映劇場〕 キネカ大森

〔上映時間〕
<9月23日~9月29日>
1回目 11:00~、2回目 13:00~、3回目 15:00~、4回目 17:00~、5回目 19:00~
<9月30日~10月6日>
1回目 11:00~、2回目 13:00~
〔公式サイト〕 http://portal.kumamoto-net.ne.jp/DADU/default.asp

<寸 評>
地方を舞台にした映画が近年、流行っています!
『SWING GIRLS』(2004年公開)、『雪に願うこと』(2006年6月公開)、
『フラガール』(2006/9/23~公開中)『幸せのスイッチ』(2006/10/14公開)と、非常に多くなっています。
本作も、熊本県阿蘇地方を舞台にした作品!
作品そのもののほかにも、阿蘇山の雄大さ、自然の偉大さを感じたいものです!


■夜のピクニック■

〔あらすじ〕
 公式サイトより引用

 24時間80kmを歩き通す「歩行祭」.高校2年の「歩行祭」で甲田貴子(多部未華子)は親友の遊佐美和子(西原亜希)と榊杏奈(加藤ローサ)と共に夜空を見上げていた.それから一年.高校生活最後の「歩行祭」の日が来た.杏奈はNYへ引っ越していった.この「歩行祭」で貴子は自分の中である一つの賭けをしていた.それは異母兄妹である同級生の西脇融(石田卓也)に一言話をすること.彼らはある事情から高校三年間ほとんど言葉を交わしたことがなかった.この後は受験と進学が控えているため,二度と兄と話をするチャンスはなかった.同じクラスの後藤梨香(貫地谷しほり)や梶谷千秋(松田まどか),西脇の親友である戸田忍(郭智博)ら事情を知らない周囲は,何か不自然な関係に思える貴子と西脇を強引にカップリングさせようと努力する.しかし「男子キラー」内堀亮子(高部あい)が密かに西脇を狙い,高見光一(柄本佑)ら周囲のお節介組はやきもきする

〔公開日〕 9月30日

〔上映劇場〕丸の内ピカデリー1、新宿ジョイシネマ、池袋シネマロサ、渋谷ピカデリー、品川プリンスシネマ、ワーナーマイカルシネマズ板橋など

〔公式サイト〕 http://www.yorupic.com/

<寸 評>
第2回本屋大賞・受賞作の原作を映像化した本作!
第1回本屋大賞・受賞作『博士の愛した数式』に続いて、ヒットなるか!
期待です!

~ムッシュ・いけふくろう~

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「平成18年度・新司法試験合格者データ分析②」(いけふくろう通信第261号)

2006-09-24 12:01:29 | 政治・経済・法律・社会
お待たせいたしました。
先日(2006年9月21日)、平成18年度・第1回新司法試験の合格発表が行われました。

当ページでは、法務省より発表された各校別の合格者データをもとに、
関 研究室 管理人のムッシュ・いけふくろうが独自に分析し、
これからの新司法試験受験者ならびに法科大学院受験者、
さらには、週刊誌等出版関係者!?までを対象に、公開するものです。

なお、合格者の氏名等は、2006年10月6日付の官報(号外・第229号31~34頁)に
掲載されています。
一部売りもしていますので、ぜひ、ご希望の方は下記サイトで購入してください。
http://kanpo.net/kanpo/

※ 本データの法務省発表外のデータを使用するには、
  著作権は、「いけふくろう通信社 ムッシュ・いけふくろう」にあります。
  従って、データを他の媒体で使用する際には、
  当記事にコメントをお寄せくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

なお、データの分析は、前号(260号)をご覧ください。


① 法科大学院名50音順・データ      PDFファイル
 〔データ概要〕
  全国の法科大学院を50音順に並べたデータです。
  なお、東京都立大学は入学時に同校名でしたので、首都大学東京という表記にはしませんでした。

② 最終合格者数順・データ          PDFファイル
 〔データ概要〕
  最終合格者数(C)の多い順番で書く方か大学院を並べました。
  なお、最終合格者数(C)が重複する場合には、最終合格率(C/A)が高い順番で並べてあります。
 〔データ活用方法〕
  一般的な最終合格者数の順番で並べたデータです。
  下記の円グラフとともに見れば、最終合格者(1009人)の出身大学の比率が見て取れます。

③ 最終合格者(1009人)に占める各法科大学院(上位25校)の割合(円グラフ) PDFファイル
 〔データ概要〕
  最終合格者(C)に占める上位25校の比率を表しました。
 〔データ活用方法〕
  旧・司法試験のデータとともに見れば、昨年度に比べて、どこの大学の出身者が増えたかが、見て取れます。

④ 最終合格者数順・地区別         PDFファイル
 〔データ概要〕
  最終合格者数(C)を全国・6つの地区に分けて、表示し直したものです。
 〔データ活用方法〕
  各地区ごとに最終合格者数・最終合格率が一目瞭然となるので、地区ごとの上位校がわかります。

⑤ 最終合格者数順・データ&グラフ(地区別)       PDFファイル
 〔データ概要〕
  最終合格者数(C)を各地区ごとに多い順番で並べ、
  さら、それを棒グラフ化、円グラフ化し、視覚的に把握しやすくしました。
 〔データ活用方法〕
  グラフ化したことで、各地区ごとの最終合格者数はもとより、
  最終合格率が各地区ごとにはっきりわかりますので、その比較も簡単です。

⑥ 最終合格率順・データ           PDFファイル
 〔データ概要〕
  最終合格率(C/A)の高い順番に並べてあります。
  なお、短答式通過者→最終合格者率(C/A)が重複する場合には、
  最終合格者数(C)が多い順番で並べてあります。
 〔データ活用方法〕
  最終合格率順にすることで、各法科大学院の規模に関係なく、より公平なデータとなり、
  各法科大学院ごとの受験者の実力がわかりやすくなります。

⑦ 短答式通過者率順・データ         PDFファイル
 〔データ概要〕
  短答式通過者率(B/A)の高い順番で並べてあります。
  なお、短答式通過者率(B/A)が重複する場合には、最終合格者数(C)が多い順番で並べてあります。
 〔データ活用方法〕
  各法科大学院の受験者の基礎学力を把握することができます。

⑧ 短答式通過者/最終合格率・データ            PDFファイル
 〔データ概要〕
  短答式通過者→最終合格者率(C/B)の高い順番で並べてあります。
  なお、短答式通過者→最終合格者率(C/B)が重複する場合には、
  最終合格者数(C)が多い順番で並べてあります。
 〔データ活用方法〕
  各法科大学院の受験者の基礎学力がある者の応用力を把握することができます。

⑨ TPR値順(⑥・⑦・⑧の合格率を足し上げた値)     PDFファイル
 〔データ概要〕
  TPR値=Total of Passing Rateの略。
  短答式通過者率(B/A)・短答式通過者→最終合格者率(C/B)・最終合格率(C/A)の
  合格率を足しあげた値である。
  並び順は、TPR値の高い順番で並べてあります。
  なお、TPR値が重複する場合には、最終合格者数(C)が多い順番で並べてあります。
 〔データ活用方法〕
  各法科大学院の総合力を見て取れることができます。

⑩ ⑨のTPR値に最終合格者数をかけた値   PDFファイル
 〔データ概要〕
 並び順は、TPR値×最終合格者数で得られた結果の大きい順番で並べてあります。
  なお、TPR値×最終合格者数で得られた結果が重複する場合には、
  最終合格者数(C)が多い順番で並べてあります。
 〔データ活用方法〕
  各法科大学院の総合力に、最終合格者数をかけることで、
  大学の規模と実力がよりいっそう明確になるものと思われます。
  ※ 各法科大学院の規模に総合力が加味されたことで、現時点で最も客観的な指標ではないだろうか。

~ムッシュ・いけふくろう~

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「平成18年度・新司法試験合格者データ分析①」(いけふくろう通信第260号)

2006-09-22 02:00:08 | 政治・経済・法律・社会
皆さん、こんばんは。

本日は、早速、昨日・午後4時に発表されました
平成18年度・第1回新司法試験の合格者データを分析します。

データの詳細は、下記にPDFファイルとして、掲げてありますので、適宜、参照してください。

http://sekisemi-alumni.visithp.jp/H18-New-Shihou-Shiken.html

≪総 評≫
最終合格率が約48.3%であったことは、当初、政府が掲げていた70~80%を大幅に下回るものであり、
それを信頼して入学した法科大学院生にとっては、非常に厳しいものとなった。

来年度以降は、来年度の修了者+今回の不合格者約1000人を加えての競争となり、
合格率はさらに下回り、30%をきると思われる。

74校もの法科大学院の設置を認可した文部科学省の責任は重大かつ明白であり、
今後、3年以内に抜本的な対策を講じなければ、今以上に法科大学院に入学した
学生を失望させ、また、今後、入学しようとする学生にとっても、
高額な学費を支払ってまで、ハイリスクを負おうとするものが減少し、
司法改革は失敗すると思われる。

対策としては、必要以上にある法科大学院を半分程度に削減することである。
それを皆生する唯一の方策は、新司法試験の合格者排出数やその他の統計等から、
文部科学省が不的確と認めた法科大学院に対してなす設置認可取消である。

しかし、大学にとっては、不的確とされれば、大学の信用は丸つぶれとなり、
また、これまでのコストも返済できず、大きな負債を背負うこととなり、
非常に危機的な状況に陥るところもあるはずである。

その意味でも、文部科学省の責任は重大である。

≪寸 評≫
①既習者コースがあるにもかかわらず、出願者が0人という学校があり、
医師国家試験のように、受験制限を課した大学があるのではないかと思われる。

②最終合格者順にみれば、順当な結果といえるが、
最終合格率(最終合格者数/受験者数)の指標を用いれば、
受験者に対する合格者の占める割合が確認でき、
どこの大学がより効率的な学習を指導してきたかが、窺える。
その意味では、一橋大学の83.0%がずば抜けており、
ついで、愛知大学(72.2%)の検討が窺える。

③また、短答式通過者率(短答式通過者/受験者数)という指標を用いれば、
受験者の基礎学力が測れることができると考える。
その観点からすれば、同指標の平均値80.7%を上回る法科大学院(28校)は、
基礎学力をしっかりと身につけさせていることが窺える。

④さらに、短答式通過者が最終合格をした割合をみれば、基礎学力と応用力の両者を
上手に身につけている学生数を確認することができると考える。

つまり、逆をいえば、基礎学力を身につけていても、応用する場合の方法を
上手に会得してできていない学生が多い場合には、その数値が下がると思われる。

(たとえば、受験者が20人、短答式通過者が10人、最終合格者が10人
の法科大学院であったとした場合、最終合格率は50%であるが、
短答式通過者が最終合格をした割合をみると100%である。
その意味では、この法科大学院は、基礎学力を身につけさせる学習をより重視すれば、
基礎学力を備えた学生が増え、彼らは応用力を上手に身につけ、
最終合格をする学生が大幅に増えることになる、という具合である)

その意味では、上位24校は、しっかりとした教育体制をとっていることが窺える。
そのなかでも、愛知大学、山梨学院大学、福岡大学、西南学院大学、近畿大学の
検討が窺え、その教育方法に注目である。


以上が、今回の新司法試験の寸評(速報)である。

~ムッシュ・いけふくろう~

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初日舞台挨拶『日本以外全部沈没』(いけふくろう通信第259号)

2006-09-20 00:31:05 | 映 画
筒井康隆さんのファンの皆さん。
そして、パロディ好きの皆さん、たいへん長らくお待たせしました!
『日本以外全部沈没』の紹介と初日舞台挨拶をお届けします!

といっても、そう細かいレポートではありませんので、
ご了承ください……。

【作品紹介】
小松左京氏『日本沈没』を筒井康隆氏がパロディー化した作品が
『日本以外全部沈没』。
今回は、「いかレスラー」、「コアラ課長」、「かにゴールキーパー」等で
おなじみの河崎実氏が指揮を執っています。

初の実写化となった本作、なんといってもその出演者のある意味での豪華さが
際だっています。

石破防衛庁長官に藤岡弘、氏、安泉純二郎首相に村野武則氏、
日本語学校校長役に、自称・埼玉生まれのアメリカ人ことデーブ・スペクター氏、
さらには、筒井康隆さんも出演されています。

本作の内容は、おおざっぱに説明しますと、
舞台は、2011年。ある日突然、地球のプレートが動き出し、
なんと1週間でアメリカ大陸が海の中へ沈んでしまう。
その後も、続々と大陸は沈んでしまい、日本だけが運良く沈まなかった。

その日本へは、4億人の外国人が流入し、日本は物価上昇・食糧難に…。
そして、外国人犯罪が多発し、政府はGAT(外国人アタックチーム)を組織する。

この小さな島国・日本は、どのようにして、その事態に対処していくのか、
といった内容を、とっても時事的なブラック・ユーモアたっぷりな内容とともに、
おもしろく展開していきます。

【評 釈】
なんといっても、そのネーミングが最高です!
また、妙にせりふに時事的なブラック・ユーモアがあって、
良かったです。

一例を挙げると、
 中国・主席、韓国・大統領が安泉首相に対して発したせりふ
 「あ~、今日ね。神社に行ってきたよ~」
 って、靖国神社ですよね…。
 ある意味、かなり過激ですよね!

ほかにも、随所に、政治的に笑えるところが盛りだくさんです!
こういったパロディなら、いくらでも歓迎したいですね!

【初日舞台挨拶】
シネセゾン渋谷にて、9月2日に行われました。






当日は、当編集部も午前11時に映画館へ向かいましたが、すでに大行列。
一時間ほど並んで、ようやく、入場整理券をゲットするも、な・なんと95番。

私は、2~3人(後掲参照)をのぞいては、そもそも最前列で芸能人を
みたいと思っていたのでは、なかったので、そんなに、ショックでは
ありませんでした。(むしろ首に持病を抱える私にとっては、
最後列の真ん中でじっくり眺めたかったので、そっちの意味では不安でした)

ところが、この作品、レイト・ショーのため、21時00分にならないと、
劇場へは入ることができず、時間をつぶす羽目に…。

しかし、そうは簡単に引き下がりません!?

同じ劇場で、同じく筒井康隆さん原作の『時をかける少女』が上映されて
いましたので、夕方4時からの作品を観ることに!
やっぱり、良かったです……。
(ちなみにトムさん!、私は200個限定の「複製原画」を購入してしまいました。
しかも、番号がな・ん・と1番。これについては、後日、記事とします)

その後、こんばん家にて、食事をし、準備万端、シネセゾン渋谷に
向かいました!

運良く当編集部は、後ろに報道陣が控える最後列のど真ん中の席をゲットし、
いくつかの楽しみを待っていました!

さぁ、舞台挨拶が始まりました。
でも、司会の方の声が全然聞こえません…。

すると、「どうぞ」の声が!
ほどなく、出演者が入場してきました。

第一のお目当ての「土肥美緒」さんを発見!
さらに、第二のお目当ての「藤岡弘、」さんと
第三のお目当て「村野武則」さんも発見しました!

そして、司会者から出演者に対するコメントがなされている間に、
こっそり「土肥美緒」さんをパチリ。(写真は公開しません…あしからず。)
(ちなみに、Bs-iで「Time Over」というクイズ番組で司会をしていたときに、
ファンとなりました)

その後、超ビック!?なハリウッドスターを引き連れて、
かの有名なデーブ・スペクター氏が入場してきました。

そして、コメントを求められると、一言!
「どうも、今日は『パイレーツ・オブ・カリビアン』にお越しいただき、
ありがとうございました。」と微妙なギャグを…。

おまけに、
筒井康隆先生へお花を贈呈する際には、
「『股にかける少女』、大ヒットおめでとうございます」と
これまた、微妙なコメント…。

さすが、埼玉生まれのアメリカ人!
『山下 清 物語』でペテン師を演じた演技力そのもので、
とっても、うさんくさかったです!(笑)
→そこが私は、好きなんですね~!

と、約20分ほどの舞台挨拶は、異常な盛り上がりを見せ、終了しました。

それにしても、村野さんの格好は、ラフそのものでした。
だって、バックを肩にかけたままの舞台挨拶なんて…。
おまけに、「どうも千昌夫です」には、個人的には大うけしました…。
また、「藤岡弘、」さんが意外に大柄だったのにはびっくりしました。

【追 記】
ちなみに、9月16日からは、河崎実監督の最新作『ヅラ刑事』
(モト冬樹 氏 主演)が上映されています。(笑)

【公式ホームページ】
http://www.all-chinbotsu.com/

【参 考】
ナンペイ氏の原画だと思います…。


~ムッシュ・いけふくろう~

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