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「祝・合格 第102回医師国家試験」(いけふくろう通信第514号)

2008-03-29 00:05:58 | テレビ・新聞
本日2008年3月28日、「第102回医師国家試験」の合格発表がありました。

そして、難聴という障害を持ちつつも、ほかの学生とともに学び、
先日、滋賀医科大学をご卒業された竹澤公美子さんが
見事、医師国家試験に合格されました。

竹澤さんは「聴覚障害を持つ医学生の会」副会長を務められ、
ご自身も難聴という障害をお持ちの方。

これまで聴覚障害を持つ人は、下記の通り、
医師国家試験が受験できず、また免許が与えられていませんでした。

 <平成13年改正前の医師法>
 第3条(絶対的欠格事由)
  未成年者、禁治産者、目が見えない者、耳が聞こえない者
  又は口がきけない者には、免許を与えない。
 第13条(絶対的欠格事由)
  準治産者、目が見えない者、耳が聞こえない者又は口がきけない者は、
  医師国家試験及び医師国家試験予備試験を受けることができない。

ところが、平成13年の「障害者等に係る欠格事由の適正化当を図るための
医師法等の一部を改正する法律」(平成13年法律第87号)が制定され、
「医師法」「薬剤師法」等の「絶対的欠格条項」が撤廃され、
「相対的欠格条項」になり、聴覚障害があっても条件付きで医師や薬剤師に
なれることになりました。

 <改正後の医師法(現行の医師法)>
 第3条 未成年者、成年被後見人又は被保佐人には、免許を与えない。
 第4条 次の各号のいずれかに該当する者には、免許を与えないことがある。
  一 心身の障害により医師の業務を適正に行うことができない者として
    厚生労働省令で定めるもの
  (二~四号は略)
 第13条 削 除

なお、本改正により、日本で初めて聴覚障害者として薬剤師となったのは、
早瀬久美さん。

その後、「聴覚障害を持つ医学生の会」調べで
4名の聴覚障害をお持ちの方が、医学部に入学し、
医師国家試験を目指されていました。

今回、竹澤さんは見事、試験に合格されたとのこと。
誠におめでとうございます。

竹澤さんご自身はブログでこれからのことについて、
「『医師として働くとき、患者さんの安全を確保できるかどうか』
ということについて考えると、不安に思う気持ちもあります。
「この聴力でどう医師として働くか、そのことについて、
これから向き合っていかなければなりません。」
と書かれています。

確かに、診察時の患者さんとのコミュニケーション、
手術時における医師同士でのコミュニケーション等々、
さまざまな問題が出てくるかもしれません。

しかし、「聴覚障害を持つ医学生の会」会長の大石崇史さんの
お話によれば、アメリカでは、聴覚障害を持つ脳外科医や
小児科医がすでにいらっしゃるとのこと。

ぜひ、ご自身の努力のほかにも、周囲が積極的に協力し、
前向きに頑張って、医師として働いてほしいと思います。

また、竹澤さんは、「医師国家試験に合格したことはゴールではなく、
ひとつの通過点であり、あらたなスタート地点だと感じています」
と書かれています。

ぜひ、竹澤さんには、パイオニアとして、
新たな道を切り開いていってほしいと思っています。

『いけふくろう通信』でも、微力ながら、竹澤さんのこれから、
そして、これから医師を目指す聴覚障害をお持ちの方々を
応援させていただきます。

<参 考>
「聴覚障害を持つ医学生の会」ブログ
「医師国家試験を終えて」 http://adhims.blog92.fc2.com/blog-entry-73.html

<新聞記事>
 朝日新聞社 http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200803280142.html
 時事通信社 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008032801127
 産経新聞社 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080328/trd0803282254013-n1.htm
 gooニュース http://news.goo.ne.jp/photo/jiji/nation/jiji-6064614.html

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~ムッシュ・いけふくろう~

『明日への遺言』(いけふくろう通信第513号)

2008-03-15 19:37:32 | 映 画


(あらすじ)
太平洋戦争末期、無差別爆撃を実行した米軍機の搭乗員を処刑した責任を問われ、
B級戦犯として戦争裁判にかけられた岡田資(たすく)中将(藤田まこと)。
傍聴席から妻・温子(富司純子)や家族が見守る中、彼はひとり“法戦”に挑んだ。
部下を守るため全責任を負った岡田中将の潔い姿は、
次第に法廷内にいる全ての人の心を動かしていく。
そして、判決が下る――。
戦勝国アメリカとの法廷戦争に、
最後まで誇り高く立ち向かった岡田資中将と家族の絆を描いた真実の物語。

(私のオススメ)
藤田まこと氏演じる「岡田 資 中将」と
ロバート・レッサー氏演じる「フェザーストーン主任弁護人」の会話、
もちろん会話もありますが、目でのコミュニケーションがとても素敵です。

また、リチャード・ニール氏演じるラップ大佐(裁判委員長)が、
目を閉じるシーンがありますが、この場面が一番、グッとくるものがありました。

そして、法廷劇といえば、とかくきつい論争劇になりそうですが、
本作はいたって冷静な法廷劇となっています。
「事件にも焦点を当てながらも、人間により焦点を当てた落ち着いた裁判」
ではないかと思います。

戦争を知らない私ですが、こういった映画はぜひ観るべきだと思います。
戦争はいかなる理由があっても二度としてはならないと思っています。
だからこそ、こういった戦争における人間の心模様を丁寧に描いた作品は、
しっかりと見ていく必要があると思います。

ぜひ、若い人も積極的に劇場に足を運んでもらいたいです。

そういった意味で、本作は今年の良作になるであろうと思っていますし、
個人的にも、2年ぶりくらいに心打たれた作品です。

(監 督)
『雨あがる』、『博士の愛した数式』の監督を務めた 小泉 堯史 氏
*人の「こころ」のなかを本当に丁寧に描く、
 たいへんすばらしい監督さんだと思います。

(主な出演者)
藤田まこと、富司純子、ロバート・レッサー、フレッド・マックイーン、
西村雅彦、蒼井優、田中好子

(映画館)
2008年3月1日より渋谷東急ほか全国松竹・東急系にて公開
池袋だと、シネマロサで上映されています。

(公式サイト)

http://ashitahenoyuigon.jp/index2.html

(その他情報サイト)
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/19623/

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~ムッシュ・いけふくろう~

2008年・春「文京シビックセンター展望台」(いけふくろう通信第512号)

2008-03-09 13:58:45 | 四季折々
さぁ、調子に乗ってしまいました。
せっかくなら、無料の文京シビックセンターの展望台にも
登ってみようということで、はじめて登ってみました。

景色は抜群。しかも無料というのが魅力的ですね。
天気が良ければ、東京都庁の左側に富士山が臨めるとか。
ぜひ、その写真を狙うべく、たまには通いたいと思います。

文京シビックセンター外観



展望台をアップで。



春日町交差点を眺める。





遙か遠くの筑波山を望む。





わが地元池袋のサンシャインシティ60付近を眺める。



摩天楼の新宿を眺める。




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~ムッシュ・いけふくろう~

2008年・春「東京ドームシティー・サンダードルフィン」(いけふくろう通信第511号)

2008-03-09 13:37:36 | 四季折々
ということで、前号の小石川後楽園の散策を終えた後、
散策中に悲鳴がとどろいていた東京ドームシティーの
「サンダードルフィン」(ジェットコースター)を見に、
近くまでいってみました。

って、東京ドームシティーというのは、つい最近知りました。
以前は、後楽園ゆうえんちだったよな……。

というのは、さておき、じゃあせっかくだから、
写真を撮ってみようということになり、チャレンジしてみました。

結果は、まだまだです。ジェットコースターを中心に
もってきてしまったのが、あまりよろしくありませんでした。
もうすこし、右に配置すれば、もっとよい構図になったはず。
まぁ、勉強ですね!

それに、どの瞬間で撮影をすれば、よいのかということも、
勉強になりました。









それから、某G軍の本拠地・東京ドームです。
う~ん、後楽園の時が好きだったなぁ。



<編集後記>
それにしても、こんなにおっかないものに乗ることのできる人の神経って、
どんなものなんでしょう。はぁ、きっと肝っ玉が据わっているんでしょうね。
私は、絶対、絶対といってはいけないかもしれませんが、無理です。
たぶん乗ったら、確実に気を失うと思いますので…。


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~ムッシュ・いけふくろう~

2008年・春「小石川後楽園・梅の薫る季節」(いけふくろう通信第510号)

2008-03-09 12:31:40 | 四季折々
さて、今年も梅の薫る季節となってきました。
ということで、はじめて梅の花を撮るべく、
近所の小石川後楽園に行ってきました。







外壁には、山の文字がありました。
これは、掲示によれば、備中成羽藩主の山崎家が石垣を築いたからだそうな。



そして、早速、園内に入ることに。
入園料は、大人300円、65歳以上は150円。

入るとすぐに、なんの木でしょうか。桜なのかな……。
その後ろには、東京ドーム、東京ドームホテル、文京シビックタワーが見えました。
なんとも面白い風景でしょう。













そして、園内の奥(後楽園駅側)に入っていくと、梅園が広がっていました。
ここからは、ひとつひとつの梅の木ごとにその名前と花の写真をご紹介します。

「冬 至」 ☆☆☆☆










「花香実」 ☆☆☆☆☆








「日 月」 ☆






「見 驚」 ☆☆☆☆☆








「紅千鳥」 ☆






「玉 英」 ☆☆






「未開紅」 ☆☆☆






「唐 梅」 ☆☆☆☆










「豊 後」 ☆☆






「白加賀」 ☆☆☆








「大 盃」




「蝶千鳥」 ☆☆☆






「八重旭」 ☆☆








「月宮殿」 ☆☆☆






「鹿児島紅」 ☆☆☆







以上が、梅の木のご紹介でした。
皆さんは、どの木が好きですか?
私は「見 驚」、「花香実」が好きですね。

さて、続いては、その他の花の様子。

ジンチョウゲ。





そして、福寿草。



また、この季節の鳥たちも紹介します。

オシドリ







メジロ?ウグイス?



カルガモ?特別編→なぜか、2枚だけは、構図が面白くなりました。











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