いけふくろう通信(発行人=ムッシュ)

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立川ルミネ・nana's green tea「抹茶クリームあんみつ」(いけふくろう通信第414号)

2007-09-30 00:41:25 | グルメ(お店情報)
前号の講演会の帰りに立ち寄ったお店である。
疲れていたので甘いものが食べたいというのもあったが、

正直、お酒も飲みたかった。
まぁ、事情(わけ)があっていろいろとつもる話があっただ。

しかし、大人数で行くのと、時間がまだ4時過ぎだったので、
健全なる私たちはお茶をすることになった。

そして、またもやルミネへ。
ちょうど、先ほど、キハチカフェを見つけていたので、そこへ行こうと
一行をお誘いする。

ところが、というか案の定、6人分の座席はなく、
諦めかけていたところ、となりに「抹茶」、「ぜんざい」、「あんみつ」の
素晴らしきお誘いが……。

ちょうど座席も6人分空いているので、ここに決めた。



ちなみに、6人のうち、男はわたしだけ…。
メニューを見ながら、それらしいものを頼もうと試みたが、
これまでの経験上、甘い誘惑に勝てるはずもなく、
「抹茶クリームあんみつ」と「ほうじ茶」のセット(850円)を
注文してしまった。



出てきたセットにビックリ。結構、ボリュームがある。
まぁ、値段からすれば妥当なのかもしれないが……。
それにしても、大きい。

抹茶アイスは、私の大好物の一つだ。当然美味しい。
あんこも、って甘いものはほとんど大好物の私は、
手話の講演会の後であるにもかかわらず、ほかの皆さんと
あまり手話もせず、黙々と食べ進んでしまった。

そして、寒天を食べようとスプーンをおそるおそる入れていくと、
なんと寒天が四角くない。なんというのかスプーンですくったような
感じなのである。

これは、初めてだ。同じ寒天でもこういう風にして、出してくると、
工夫が感じられ、いわゆる甘味処とカフェとの差別化ができるし、
食べる人にとっては、何となく高級な印象を持つので、素晴らしい。



と思いながらも、やっぱり昼食と同様、あっという間に完食してしまった。

正直、夕方なのに、おなかいっぱいになったが、
向かいの子で食べていた「わらび餅」も食べてみたかった。

つくづく私は食い道楽、食いしん坊なんだなと思った。

<参 考>
抹茶&日本茶カフェ nana's green tea http://www.nanaha.com/index.html

~ムッシュ・いけふくろう~

立川ルミネ・妻家房「プルコギ定食」(いけふくろう通信第413号)

2007-09-30 00:15:32 | グルメ(お店情報)
先日、立川市聴覚障害者会主催の講演会「横尾義智」(講演者・野呂一さん)に
行った際、ランチで立ち寄ったお店のご紹介。

以前、ちょうど昨年の12月、某社のTさんがC大学で講義をするので、
聴講したいと思い、鞄持ちの名目でこっそりと行った際、
待ち合わせの前に立ち寄った地下のイートインで食べた
チャプチェ定食のおいしさが忘れられず、立川に行くと聞いて、
思わず、一緒に講演を聴くMさんを誘っていってしまいました。

立川に到着したのが、11:00ちょっとすぎ。
しかし、あまりに誘ったお相手にこのランチが食べたいので、
そこにしましょう、という強引な手法はどうか、と思い、
駅前でほかにいいお店はないものかと探すものの、以外とない…。

20分程度歩いて、結局、そのお店を目指すことに。

しかし、やけに綺麗になっているルミネにあれ、改装したんだ
と思うだけで、何も気がつかず、地下の「妻家房」を訪れてみると、
以前の場所にはなく、移動しており、しかも、イートインがなくなっている、
ゲッ、これはマズイと思うも、仕方なく、時間もないことなので、
8階のレストラン街へ向かうことに。

トンカツ→胃に重たい、と思い、どうしようとソワソワしていると、
なんと、イートインがなくなっていた「妻家房」がこのフロアにあるではないか。

私は、迷うことなくここにしましょう、とお相手を誘い、
ようやくランチの場所を見つけることができました。



あまりに綺麗な店内に驚きつつ、9月8日オープンの文字に、なるほど、
「そりぁ当然、新しいわけだわ」と思い、メニューを見ました。

やっぱりちょっと地下のイートインとはメニューも値段も変わっている…。
1000円以内で食べられると思っていた私はちょっぴりガッカリ。

そして、以前食べたのが、チャプチェ定食だったのも忘れ、
似ている「プルコギ定食」を注文。

それが、これ。



いわゆる韓国風すき焼きらしい。

ここで、お相手の方から、ミニ情報をゲットした。
やせようと思うのであれば、空腹時、最初にご飯を食べるのではなく、
野菜から食べた方がよいとのこと。

どうやら、最初にご飯を食べるとご飯の中に入っているブドウ糖の吸収が、
すこぶる良いらしい。だから、最初はおかずを食べることで、
ブドウ糖の吸収を多少なりとも抑えることができるというのだ。

放浪の画家・山下清氏と同じく、ご飯が大好きな私であったが、
ご意見を受け入れ、サラダから食べていった。

リンゴのようにあまいんだけどピリリと辛いサラダは結構美味しかった。

次に、プルコギは甘辛く煮込んだ肉、野菜がとても美味しい。

箸休めのキムチも意外と辛くて、汗をかきながらも美味しく食べた。

いろいろと話をしながら食べようと思っていたが、一度に2つのことをするのが、
苦手な私には、それはムリだったようで、食事に夢中になってしまい、
あっという間に完食した。



ちなみに、値段は、1260円程度だったと思う。

気軽にというわけにはいかないかもしれないが、韓国料理を食べるには、
入門的なお店として、いいと思う。

ちなみに、四谷が本店で、そのほか各地のデパート等にも出店している。
ぜひ、一度、ご賞味いただきたい。



それから、会計後にどうぞといただいた飴。これがなんとおこげ飴だった。
えっ、どんな味なのと不安に思ったがもらったので舐めてみたら、
予想を大きく裏切る、香ばしくてほんのり甘い美味しい飴だった。

似ているとすれば、ポン菓子のような香ばしさと甘さである。
これって、売っていないのかな。食後以外でも舐めてみたい。

<編集後記>
なお、チャプチェ定食を食べたのに気がついたのは、それから2日後……。
この頭、どうなっているんでしょう……。まぁ、疲れていたのでしょう。
この後の講演会は、とっても良かったです。
でも、疲れのせいか、妙に眠かった。(^_^;)

~ムッシュ・いけふくろう~

三軒茶屋・キャロットタワー「箱の中の豆本たち」(いけふくろう通信第412号)

2007-09-29 23:40:36 | イベント・お祭
小さな豆本の小さな展覧会と銘打たれた「豆本」の展覧会が、
明日(2007/9/30)まで、開催されている。





ちょうど先週の読売新聞の都民欄に記事が掲載されていたのだが、
結局、こちらへの記事化が遅くなってしまった。申し訳ない。

「豆本」とは、実際に書店に陳列されている「本」のサイズを小さくして、
タテ2~3センチ、ヨコ1~1.5センチ程度に縮小した本のこと。

当初は、私は趣味でつくっている人が多いとは聞くものの、
どの辺まで凝って造本をしているのか、ちょっぴり疑問であった。

ところが、以前、maさんが豆本をつくりたいといっていたので、
それを思い出し、この展覧会を案内したところ、早速、電話をして、
ワークショップにも参加をして、ご自身でも「豆本」をつくってきた
とのことで、先日、それを拝見させていただき、恐縮してしまった。

出版に携わっている?私は、思わず、その出来栄えに驚いてしまったのだ。

なにせ、書店で購入をする上製本と全く同じなのである。

なんと「豆本」にも「寒冷紗(かんれいしゃ)」、「花布(はなぎれ)」、
「スピン(しおり)」、「見返し」があり、本の種類にも、「上製」、「並製」、
背についても「丸背」、「角背」、背の様式についても「タイトバック」、「ホローバック」
など、多種多彩なのである。

ちょっぴり本については、知ったかぶっていた私は本当にビックリした。

本格的に、手で本をつくるといえば、本に使う紙の厚さ、ページ数等を決めて、
どれくらいの厚さの本になるのか、製本屋さんにつくってもらう「束見本」
しか、思い浮かばなかった。

しかも、その工程も某著名製本所で見学をした際、かなり感動をして、
これまで、まっさらで何も書かれていないから、多少、粗雑に扱っていた「束見本」を
丁寧に扱うようになったほどであった。

ところが、この「豆本」づくりはさらに小さく、手先の細かな作業が続き、
本格的に己の手のみでこの小さな「豆本」を造本をするだから、
素晴らしいとしかいいようがない。

これが、実際にmaさんが購入された「豆本」だ。


大きさはこのポケットティッシュと比べていただけると、
その小ささがおわかりになるだろう。


私は、その精巧さにただただ驚くのみであった。
ぜひ、出版関係者は当然だが、それ以外の方も明日が最終日だが出かけて、
その素晴らしさを感じ取って欲しい。

~ムッシュ・いけふくろう~

「新司法試験制度への批判的検討」(いけふくろう通信第411号)

2007-09-29 00:06:57 | 政治・経済・法律・社会
先日の木曜日(2007/9/13)、新司法試験の第2回目の試験結果が発表された。

最終合格率は、40.2パーセント。
既修者の合格率は、46.0パーセントで、未修者の合格率は、32.3パーセント。

法科大学院制度は、法学部で学んだ人に限らず、他の分野、
特に理科系からの司法試験挑戦も可能としたもの。

そして、今回初めて法科大学院での3年間の勉強を修了した法律未修者が
受験をしたことになり、新司法試験制度の真価が問われることとなった。

しかし、現実は、法律を学んだことがない人にとっては、かなり厳しい結果で、
法科大学院制度そのものの意義が改めて問われる結果となった。

初めて、未修者が受験をした今回、既修者と未修者の合格率の差は
10パーセントも開く結果となってしまった。

この結果に、新たに法科大学院を目指そうとする人は、出てくるのか。
そして、すでに学んでいる未修者は、落ち着かないのではなかろうか。

3回しか受験ができない新司法試験制度からすると、
合格率が32.3パーセントでは、仮にある法律未修者が3回受験をしたとしても、
場合によっては、最終的に新司法試験に合格できない可能性もでてきてしまう
ことになる。

当初、法科大学院制度は、これまで学部教育では、4年間も通わなければならず、
ダブルスクール(大学のほかに受験予備校)にも通わなければならない
という弊害をなくすこと、法律を学んだことのない違う分野の専門分野の人も
法曹になれる開かれた素晴らしい制度、旧司法試験よりも合格率が高い
(具体的には、70パーセント程度)制度、
大学院修了時には「法務博士」の学位も得られる制度として、賞賛されていた。

しかし、全体の合格率(40.3パーセント)という、今回の現実に、
法科大学院の設置をむやみに認めた文部科学省の責任を強く問いたい。

そもそも70校近くも認めて、その入学定員と想定していた新司法試験の
合格者数を見比べれば、明らかに合格率70パーセントは難しいことは、
文科省は、容易に想像できたはず。

さらに、新司法試験制度では、法科大学院修了後5年間のうちに3回、
新司法試験を受験しても、合格できなかった場合は、
次年度以降の新司法試験の受験が認められないという
人の一生を左右するたいへん厳しい制度である。

それを地域間の格差をなくすという趣旨だったのだろうか、
設置認可をどんどん認めてしまった文科省の責任はとても重い。

「法務博士」をもっていても、新司法試験に合格できなかった人、
一部ではそういう人を受験回数が3回に限られていることから
「三振博士」と呼ぼうとしているらしいが、今後、必ず生まれてくる
彼らの将来、具体的には「法務博士」の資質を生かした民間や公共機関
への就職問題を、政府は具体的に検討しているのだろうか。

各法科大学院の修了までの学費は、少なくても300万円、
多いところでは700万円弱、確かに公的または大学内での奨学金制度がある
とはいえ、3回目でダメだったらすっぱり諦めなさいでは、
あまりにも人を馬鹿にした話ではないか。

必ずや今後10年以内に、確実に法科大学院の統合・廃止を進め、
定員を減らした上での新司法試験制度による合格率の保証(医師国家試験程度の
合格率を目指すこと)と、法務博士者の就職問題、
また、収入が少なく、入学することができない人のために法科大学院にも
通わなくても試験が受けられる別ルートの検討が早急に望まれる。

~ムッシュ・いけふくろう~

copyright © 2005-2007 いけふくろう通信社 All right reserved.

「平成19年度・新司法試験合格者データ分析」(いけふくろう通信第410号)

2007-09-29 00:06:38 | 政治・経済・法律・社会
第2回・新司法試験合格者に関するデータを以下の通り、データ化しました。
現法科大学院生、法科大学院受験生で興味のある方は、ご覧いただきたい。

<合格率順 分析>
http://sekisemi-alumni.visithp.jp/documents/2007/2007_shihou_shiken_result_2007_percentage.pdf

最終合格率は、40.2%。前回実施の48.3%より8.1%もダウン。
受験生がいた67校のうち、最終合格率よりも割合が高かったのは、19校という厳しい現実。
ただ、千葉大学は法学部未設置大学でありながら、最終合格率が64.5%(1位)と大健闘。
そのほか、琉球大学、岡山大学の健闘がうかがえる。


<合格者数 分析>
http://sekisemi-alumni.visithp.jp/documents/2007/2007_shihou_shiken_result_2007_pass_member.pdf

順当な結果ではあったが、一部の法科大学院は今後の改善が望まれるだろう。


<既修者・未修者別 分析>
http://sekisemi-alumni.visithp.jp/documents/2007/2007_shihou_shiken_result_2007_kishu_mishu.pdf

未修者をどれだけ合格させるかが、各法科大学院の実力の見どころ。
その観点からすると、千葉大学の88.9%、一橋大学の73.9%が光る。
また、未修者のみの受験となった琉球大学の43.8%(16名中7名合格)は素晴らしい結果といえる。
なお、未修者の合格率が5割を超えたのは5校であった。


<累計合格率 分析>
http://sekisemi-alumni.visithp.jp/documents/2007/2007_shihou_shiken_result_2006-2007_percentage.pdf

初年度の合格率が良かった一橋大学がずば抜けている。
なお、2年続けて、合格率上位10校に入った法科大学院は、6校(一橋、京都、慶應、東京、神戸、早稲田)であった。


<累計合格者数 分析>
http://sekisemi-alumni.visithp.jp/documents/2007/2007_shihou_shiken_result_2006-2007_pass_member.pdf

やはり規模の大きな法科大学院が多くの合格者を輩出していることが明確である。
しかし、合格者数が多くても合格率の良くない法科大学院もある点は、当該法科大学院の課題である。


<合格者数上位15校 分析>
http://sekisemi-alumni.visithp.jp/documents/2007/2007_shihou_shiken_result_2007_15_percentage.pdf

1851名の合格者数のうち、上位8校で52%、上位15校で68%の合格者数を占めている。
やはり東大の占有率はあいかわらず高い。


<地域別合格者数 分析>
http://sekisemi-alumni.visithp.jp/documents/2007/2007_shihou_shiken_result_2007_local_bunseki.pdf

各地域ごとで、上位校とそのほかの法科大学院との差が著しいことが分かる。


<地域別合格者数 グラフによる分析>
http://sekisemi-alumni.visithp.jp/documents/2007/2007_shihou_shiken_result_2007_local_graph.pdf

定員の多い関東が圧倒的である。なお、今回は、北海道・東北地域が一番の合格率であった。

~ムッシュ・いけふくろう~