今日は午後から上野の国立科学博物館で開催されている『ダーウィン展』を観てきました。
http://darwin2008.jp/
このホームページは事前学習ができてなかなかためになります。
ダーウィンと言えば、『種の起原』の著者として有名ですが、私は展示品の一つとしてシーラカンスの標本が特に見たくて期待して博物館に赴きました。
この展示では、ダーウィンの一生と『種の起原』発表に至るヒストリーを本人のメモ、ビーグル号での航海記録、蒐集した標本など、具体的にわかる展示内容でした。大スクリーンでビデオも放映しており、動物のリアルな動きもわかり、良かったです。
今回、特に興味のある内容だったので、ほぼ全ての解説文を丹念に読んで回ったところ、あっという間に3時間近く立ってしまい、閉館間際になってしまいました。
慌てて第2展示場に移り、本来のお目当てのシーラカンスの展示品をじっくり眺めました。
シーラカンスはプラスティネーションといって体内の水分をプラスチックに置き換える処理がしてありました。
サイズは170cm、105kg(捕獲時)というビッグサイズ。
マグロとブラックバスを合わせたようなスタイルで、ウロコは鯉のように大振りのものでした。
この標本個体は捕獲時に体内に36個の卵を持っていたとのことで、そのうち2個が展示してありましたがこれもデカイ!
野球のボールと同じかやや大きいぐらいのビッグサイズでした。
シーラカンスもビデオ映像が放映されており、水中での生態では、眼が(たぶん)ビデオライトの反射で青白く光っており、ちょっと怖かったデス。
このダーウィン展は内容が濃く、マジメに観たら半日では足りない内容でした。
5月末で15万人を動員したということですが、平日でもかなり混雑していました。
土日はたぶんごった返していたんでしょうね。
細かい点で不満もありました。
1.ライティングの関係で、解説パネルが自分または他人の陰に入り、見づらかった。あるいは、解説パネルの表面がつるつるでライトが反射し、読みづらかったです。
2.解説パネルは大きな文字のパネルと小さな文字のパネルで内容が重複しているものが多く、全部読むと時間を取られました。
3.ビーグル号での航海記録が記載された大きな世界地図のパネルは航海記録の流れと通路の流れが逆になっており、違和感を感じました。
4.一旦第1会場を出て第2会場に入ると(というか第1会場を出た時点で)第1会場に戻れないというのはちょっと不親切。
5.展示の最後の方に展示内容のサマリーとなるようなビデオ映像が放送されていましたが、時間切れでこれを見ることができませんでした。これは自分のミスなのでさておき、この映像は最初に見せた方がほかの展示品に対してより興味を抱かせることができるのではないでしょうか?
ま、こんなところでしょうか?