毎年、このクラスでレッスンの貴重なタイムキーパーとレッスンのDVDを作成しておられる諸角さんが、他のサイト(「居がいねっと」)に投稿された記事をご本人の了承を得て4回に渡って掲載させて戴きます。
大槻さんのレッスン風景です。
今年、ゆらぎの里ヴィオラマスタークラスは11年目に入った。今年講師の今井信子さんがテーマとしたのがバロック音樂だ。バロック音樂あるいはバッハ音樂の理解は、欧州と比べて日本ではまだまだ遅れているようだ。今井さんは、米国フィラデルフィアからバッハを語らせたら右に出る者なしというぐらいのバッハ研究家大槻晃士(おおつき・こうじ)さんを招聘して、2回のレクチャーとレッスン講師等をお願いした。毎年ヴィオラ・スペースでは既にご活躍のNHK交響楽団の主席ヴィオラ奏者佐々木亮さん、東京都交響楽団の主席ヴィオラ奏者鈴木学さん、東京都交響楽団の元主席ヴィオラ奏者百武由紀さん等日本を代表するヴィオラ奏者が参加するほどに、バッハの作品などが、当時どのように演奏されていたかお互いにしっかり理解しようという今井さんのなみなみならぬ情熱と決意を感じた。バロック音樂革命はこの小樽から始まるというそのような雰囲気さえ感じる今年のヴィオラマスタークラスであったと、私は個人的に感じた。
パソコンを駆使した手作りのオルガンです。
【マスタークラス実行委員会ホームページから、講師:大槻 晃士 Koji Otsukiさん紹介】
テンプル大学大学院合唱指揮科、東京藝術大学古楽科(バッハ研究留学)、インディアナ大学古楽科博士課程にて学ぶ。現在はテンプル大学で指揮法の教鞭を執る傍ら、マルボロ音楽祭で音楽司書長として芸術監督内田光子氏らのサポートに従事。同氏の要望により、近年は当音楽祭でバッハ・カンタータの指導に尽力する。バッハを鈴木雅明とヘルムート・リリンクに、バロックヴァイオリンを若松夏美とスタンリー・リッチーに、古楽アンサンブルを鈴木秀美の各氏にそれぞれ師事。ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを独学し2013年に演奏活動を開始。ガムット・バッハ・アンサンブル主宰。現在米国フィラデルフィア在住。
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