遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

失速寸前

2016-03-27 23:50:50 | PARAGLIDER
朝寝坊してダラダラ布団から出ると・・・きれいに晴れてる。風は穏やかだ・・・早く獅子吼へいかないと!
とか思ったんだけど、実験やらなあかんから大学へ。酵母が僕を待っている♪

そんなわけで、獅子吼に着いたら11時すぎてて、離陸は12時前。ライズアップは離陸場の北のはしから出る。だいたいそうしている。講習生時代からそうだったから。今日は北西風なんで出やすいはず。ところがどっこい。上げると翼はすぐに真北を向く。それでも安定させて西方向へ出ようとすると翼が折れる・・・これを三回やった。四回目に離陸。北側の沢に北風があたっててローターぽくなってたみたいだった。
テイクオフ前の空域では左旋回にこだわってみた・・・というか、今日は奇数日なので、左旋回なのですよ。獅子吼にもっとフラオイヤーがいた時代にできたルールなんだけど、今は多数の機体が一緒に飛んでない限りは好きな方でみんな回ってる。なんでこだわったかというと、朝霧へ行くと今でも混雑していて奇数日は左で回さないと怒鳴られるから。右でしか回れんとかいうのは、好き勝手ができないエリアに行ったとき困るのだよ。てなわけで、トップアウトに時間がかかった。サーマルの形悪かったしな。
北へ行こうか、と思ったんだけど南にした。昨日ヒドイ目にあったから。ほんで南へ。離陸場後ろにある南側の丘で十分な高度を得て高圧線方向へ・・・高度は順調に失い1本目の高圧線は越えられるが2本目はムリという高度に・・・それから上げて稜線上に上がろうとしたが稜線の高さになると叩かれる。どうも北風さんは僕のことが嫌いみたいだ。稜線の裏からぱしっと叩いてくる。一度バシュッと片翼つぶされただよ。
あきらめて再びテイクオフ前にもどって上げ直して再突入。今度は黄色いM4が先導してくれる。おかげでガレ場上空までいけたんだが、どうにも高度が得られないまま風向きが真北になったので撤退。かえれなくなるとまずいもん。帰還に時間をかけたけど、高度処理はかなり手前から両翼折で降下。ちょうど高度処理しているナベさんのC5と同高度になったが、彼は僕よりも超巧いので気にせず場周して着陸。地表面の風も強い目だったなぁ。

2本目、この時も同じ北の端っこでライズアップ。でも南側に翼を落として失敗。そこから再挑戦。2回目で離陸した・・・が、南へ流れる。

無線が入った。「ハヤシさん、左からんでますよ」

「へ?」

ラインチェックでもライズアップの時でもラインはからんでいなかった。実際空中で見上げてもどこもからんでない。しかし、左翼Bラインがつっぱって翼形を崩している。原因はもっと手元に近いとこだった。Bラインがアクセルの金具に通ってて引っぱられている。

左翼端側が崩れているので両翼折でバランスをとろうとしたが、崩れているはずの左翼はものすごい力でもどろうとし、右翼側は簡単に折れてさらに失速しそうになる。今思うと、両翼折の時にアクセルを踏むんだが、アクセルを踏むと引っかかってる左Bラインがひかれてさらに不安定になってるんだな。サーマルにあたるたびに翼がぐなる・・・・グニャグニャに。そう、グニャグニャ。
校長さんが無線で街の上から離れろとか、ランディング場の風上で高度を落とすように言ってくれるけど、機速がまったく出なくて北風に逆らえない。思った方向へ飛べない。それでもとにかく、この場面では絶対服従。自分の状態が客観視できないのだから。
左の機速が出ないので右を抑えないといけないんだが、右翼の手応えが気持ち悪い。ふにゃふにゃなのにスピンしたがってやがる。十分高度を落として着陸前の右ターンはまだマシだったが、次の左ターンは崩れて失速しかかった左翼をさらにひきながら走らない右を走らせてのターンだった。マジで失速すると思った。低空での失速は怖いのです。校長さんの誘導でなんとか無地に着陸しました。心はマジで失速してました。

本日のお酒:KIRIN 一番搾り STOUT + 熊本米焼酎 白岳 + 宗玄 本醸造 
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