遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

やれることをちゃんとやろう

2008-12-19 21:57:38 | たわごと
日銀が後追い利下げしましたね。銀行の普通貯金の利息も0.12%から0.04%になるそうです。もうどうでもいいですか?どうでもいいですね・・・。日銀としてはやれることはやったってところでしょうか。政府はこのままなーんもせんと年越しを決め込んでます。野党が法案出しても否決と決め込んでます。普段は「対案を出せ」ってほざいてるのにね。法案を出した野党に「党利党略だ」と批評する評論家さんには、んじゃ、どうすればいいのか示して欲しいです。
世界経済は土砂降りの雨が降ってるんだからムダでも傘をさそうよ。濡れずには済まないだろうし、さらに傘が役に立たないくらいの暴風雨になるとは思うけど。

ノーベル賞を受賞した益川先生が「学問はあこがれだ」と述べられたことに関連して京都大学のY先生は彼のブログの中で「学問は「歌う」ことだとおもう」と書かれています。確かに彼の講演もレクチャーも特別講義も歌を歌うような格調があります。人に聴かせるものに出来上がっているように感じるのです。僕は学問はコミュニケーションだと思っています。一方通行の情報発信ではなく、批判があり、反論があり、同意があり、提案があり、付け足され、削り取られながら人と人の間を飛び交っていくもの。だから少々音程がはずれてもよろしい。(笑) 
この学問というコミュニケーションがギリシャの哲学者の時代から人類の間で営まれてきました。今の科学者もそれを途絶えさせないように新しい発見や技術や理論や問題を提示し続けないといけません。これが終わる時が人間がヒトでなくなりただの哺乳類の生き物のひとつに堕する時なんでしょう。反論を許さず一方通行だけの人は人として何かが欠けていると言えますね。肉食獣がガオーって吠えてるのとそうかわらない。

今日のお酒は富山の銘酒、雨晴(あまはらし)です。極限まで雑味を排除し、水よりも澄みきった鮮烈な辛口のお酒です。それだけに繊細でして、封を切って時間が経ちすぎると別物になっちまいます。以前、源左ェ門で雨晴を飲んだ時に女将さんに「これ、開けてからずいぶん経ってるでしょう?」なんて馬鹿なことをいったために、お店のメニューから雨晴を無くしてしまった苦い経験があります。高いだけにそんなに回転のいいお酒ではないのはわかっていたのにね。もう二度と言わないから店に置いて欲しいなぁ。お願いっ。(涙)

本日のお酒:立山 純米大吟醸 雨晴
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