安定した不安定天気でした。曇りのち時々曇り。
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今日4月5日(水)の天気西日本は次第に雨関東以北も雲が優勢の空
木曜～金曜 全国的に雨風強まる 激しい雨も 大雨に警戒 土日は一時的に寒気南下 (tenki.jp)
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花粉情報今週末から再び「大量飛散」関東以西はヒノキ東北はスギ黄砂にも注意
週末には寒気が入ってきて花粉大量飛散に黄砂が鼻粘膜を攻撃してきます。
IgEはアレルギー起こすためにあるんじゃないんだが、まあ厄介だな。
アレルギー疾患の原因物質IgEが増加するメカニズムを解明 東京理科大ら（財経新聞）
〈以下引用〉
東京理科大学は3月31日、このIgE抗体が過剰に作られる仕組みを明らかにしたと発表した。この発見により、アレルギー疾患の新しい治療法や予防法が開発されていくことが期待できる。
〈中略〉
研究グループは、MyD88という遺伝子を欠いた、遺伝子改変マウスを用いて、IgE自然抗体産生のメカニズムを調べた。MyD88は、免疫反応を制御する重要なタンパク質で、細菌などの排除対象が侵入してきた時に次に伝えるアダプタータンパクと呼ばれている。このMyD88欠損マウスはIgE抗体の濃度が常に高い状態であることがわかっている。
まずこのマウスのIgEの状態を確認。すると生後2週齢からIgEが増え始め、4週齢でピークに達しその後も高いままだったという。
このマウスを用いて、IgEを産生する形質細胞やB細胞を除去するなどして検討。IgEは、IgG型記憶B細胞が形質細胞に分化して、その形質細胞により産生されるため、常に高い濃度を保っていることがわかった。
IgEが過剰生産されるメカニズムがこれでわかったとは思わんけど、MyD88遺伝子に対してしっかりした研究をしたのはわかる。MyD88欠損マウスでIgEが過剰に増える。しかも、IgEを生産する細胞を除去してもIgGの記憶B細胞が分化してIgEを作り出す。免疫のシステムはよくできてるな・・・ほどほどにしてくれたらいいのに。orz
糖尿病も「炎症反応」の一つという説もあるんすよ。
ピロリ除菌で１型糖尿病転帰が改善か ポーランド・予備的研究（読売新聞）
〈以下引用〉
Ｚａｗａｄａ氏らは「ＨＰ感染を伴う１型糖尿病患者で皮膚のＡＧＥ蓄積量が増加していることは、この患者集団のＨＰ除菌療法を検討する理由になりうる。１型糖尿病患者では、ビタミンＤ濃度の低下がＨＰ感染と関連していた。より大規模な１型糖尿病患者集団で検証する必要がある」と結論している。
〈中略〉
同氏氏らは「ＨＰ除菌がＡＧＥを減少させるというエビデンスはなく、これは重要な追跡研究になるだろう。ＨＰ陽性患者でビタミンＤ濃度が低下していることも重要だ。現在、ＨＰ感染治療にビタミンＤ投与を組み込むべきかどうかが議論されているが、１型糖尿病患者においてＨＰ感染治療中および治療後のビタミンＤ補充の有用性を示唆するデータは増えている」と付言している。
１型糖尿病は、自己免疫が原因と考えられていて、自分の免疫細胞がインスリンを作るβ細胞をぶっ殺してしまうんで、インスリンの分泌量が減ってしまう。彼らの調べた１型糖尿病患者のうち30％がヘリコバクター・ピロリ（ＨＰ）陽性で、これと皮膚のＡＧＥ蓄積量や血清ビタミンＤ濃度との関連をなんで調べたのかは、この記事だけではわからんけども、ピロリ菌を除菌したらＡＧＥが増えないようになったりビタミンDが増えたりするならいいことじゃないか。
ＡＧＥは「Advanced Glycation Endproducts」の略で、日本語では「終末糖化産物」と言います。糖質とタンパク質のアミノ酸がメイラード反応を起こして化合したもの。お肉を熱すると表面が褐変して香ばしい匂いがするでしょ。あれです。その反応が体温で緩やかに長年かけて起こります。老化の原因とも呼ばれています。糖尿病患者の血液中には糖濃度が高いのでＡＧＥが出来やすいと言われています。
ビタミンDはカルシウム吸収に関わることがよく知られていますが、免疫系を活発にすることでも知られています。新型コロナウイルス感染によって重症化した患者の血清はビタミンD濃度が低かったそうです。だからと言って、ビタミンDを投与すれば重症化が抑えられるとかいうようなことはなかったらしい。原因なのか結果なのかはまだまだ謎だな。
このポーランドの研究は初期的で詳しい研究が待たれるところだけども、こういった研究のデータがいつどこで花開くかわからんから基礎研究を馬鹿にしてはいかんのですよ。
本日のお酒：KIRIN CLASSIC LAGER ＋ 大慶 純米大吟醸 無濾過
