遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

本年初飛び

2011-01-08 20:43:02 | PARAGLIDER
2011年最初のフライトです。今シーズン最強の寒波が来た後ですから、積もった雪の温度は低くさらっさらです。てなわけで、ままさんダンプやシャベルをもってテイクオフに上がったんですが、役に立ちませんでした。しかし、ある程度踏み固めるだけでOK♪ 風は南風で4メートルくらい。誰かが空に出て上空の状況を見ないといけない。B級生が一人いたからね。そうでなければ、パイロット同士で風と雲の様子を見ながらコンディションを選ぶんよ。冬にフライトを楽しもうと思えば慎重に風を読まないといけません。楽しめる時間帯は1時間程度っていうことが普通にあるのです。一度飛んで降りてしまうと、パッキングや移動に時間がかかるのでやり直しがきかないことが多い。
空に出ると風は強かったけどもだいたい南西風でリッヂ(斜面上昇風)で滞空できそうな感じ。慎重に風向きと上昇風帯を探りながら飛んでたんだけど・・・実は、このフライトで昨年買ったデジタル一眼NEX-3を空撮デビューさせました。このカメラで空撮したくなった。空中でNEX-3を引っ張りだしてみると、レンズにキャップがしてあった。これはあかん!レンズキャップを不用意に取り外したら、風に乗ってどっかいってしまう。一眼カメラを持って空撮するならレンズキャップは外しておかないといけませぬ。しょうがない・・・。両手のブレークコードを離して右手の手袋を外して左手に持ち、レンズキャップを外してフロントコンテナのファスナーを開けてキャップを入れ収納・・・・こんな作業、強風の中で飛んでる時にやっちゃいけません。どんどん風下に流されます。両手を離してグライダーをコントロールしてませんからね。作業が終わった時にはかなり山の斜面に近くなってって、慌てて素手になった右手でブレークをつかみ直して右ターン。素手の右手が凍るように冷たい・・・いや、刺すように痛い。飛ぶべき空域に戻るに戻ったが、高度はロスした。それで適当に撮影しながら高度を処理して着陸・・・というか、着雪♪ しかし、この時の撮影で使えるような映像は皆無。すべて消去しました。雪景色を撮影するようなセッティングに出来ていなかったんです。しかも、雪上フライトではいろんなタイミングでレンズが汚れる。画像にそういった汚れが写り込んでいたら捨てます。もちろん。残しちゃいけない。失敗写真を残す癖を付けるといつまでも上手くなりません。まーちがいない。

この日はものすんごく寒かったので、バッテリー系がずいぶん消耗してました。冬フライトで一番気をつけなきゃいけない要素ですね。Canon G7とKENWOODの無線機のバッテリーは完全に底をつきました。デジカメは起動しなくてもしょうがないで済みますが、無線機は困ります。予備の電池に換えることで解決しました。獅子吼じゃめったにないんですけどね。準備はちゃんとしとかんとあかん。
上の写真は飛ぶ前にNEX-3で撮った獅子吼エリア。ね、きれいでしょ♪

本日のお酒:瀧嵐 吟醸 + 宮崎そば焼酎 刈干
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする