遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

風の篝火

2006-06-11 20:46:56 | たわごと
昨夜はパラグライダーの仲間とお好み焼き&チヂミで夕食でした。10時過ぎたくらいに蛍を観に行くと女性陣はそろって旧鳥越村に遊びに行って、男どもはワールドカップをテレビで観るために部屋でダラダラ・・・。

タイトルの『風の篝火』は蛍を歌った歌で一番好きな曲。さだまさしの夢供養というアルバムにあります。以下、一部を引用・・・

突然舞い上がる 風の篝火が 二人の物語に 静かに幕を引く
降りしきる雪のような 蛍 蛍 蛍
光る風祭の中 すべてがかすみ すべて終わる

蛍といえばはかない風情ですが、この曲はとても情景が美しい。でも、二人の関係はドロドロのようです。
ついでにもう一曲。さだまさしさんがソロになって最初に出した曲『線香花火』にも蛍が出てきます。以下、一部を引用・・・

君の浴衣の帯に 蛍が一匹とまる 露草模様を信じたんだね
君への目隠しみたいに 両手でそっと包む 薬指からするりと逃げる

『風の篝火』では蛍の群れですが、『線香花火』では一匹です。薬指から逃げたのは蛍だけだったんでしょうか。蛍は子供の時に土佐の田舎でよく見かけましたが、大人になってからはあまり見かけません。北陸だとチャンスはあると思います。ただ、探し回るのはどうかなぁ。そっとしておくのが一番いい。偶然見かけることが出来たらハッピーでいいかなっと。
日本の蛍ははかなくほわぁと光りますが、アメリカで生活している時に見かけたヤツは少し大きくてビカァァっとギラギラ光ります。この蛍をさだまさしさんが見たら曲はずいぶん変ったでしょうな。

蛍が光るのはルシフェラーゼという酵素の働きのためです。試験管内でも光を出して吸光度計でその強さがはかれるので、遺伝子の発現レベルを測定する指標として使われます。この酵素をコードする遺伝子に目をつけて早い時期に日本で実用化に取り組んだのがキッコーマ○というお醤油の会社だったと思います。キッ○ーマンのおかげでご飯が食べれてる分子生物学者は多いと思いますよ。俺はルシフェラーゼは使わないですが、醤油はけっこう使います。特選丸大豆醤油。(笑)
コメント (4)
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