木漏れ日が惜しみなく降り注ぐなかをペダルを漕ぐ。光のシャワーに打たれてる錯覚? 寧ろ、爽快感だ。まさに夏の自転車漕ぎの醍醐味。 照り葉がきらきら。光のハレーションが眼に甘く、汗だくの身体を洗う。
乳酸を貯めない配慮に努める漕ぎ方なんて邪道と思いつつ、自分の身体と駆け引きをしてみる。
「大丈夫! まだ、クールだ」
余裕がある。からだに良いとされる食べ物を供され、全身に漲るものがある。それは感謝に比して滾る、滾る。いっぱいいっぱいの手前で制御する余裕が生まれ、それを楽しむ、今年の夏。
いい場所、発見。オアシスだ。