散歩日記XX

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憂鬱の後の宴

2022-12-15 19:40:25 | 飲み歩き・琴似界隈
今日はもうグッタリだ。気を取り直して琴似に戻り、居酒屋「D」へ。先客1名ということで、無事にカウンター席に座ることができた。

1杯目は燗酒(銘柄聞くの忘れた)。通しはレンコンとエビをすり合わせた団子。温かく、ボリューム感があり、ほっと落ち着く。



さて、いつも通り刺身を貰いますか。今日の品ぞろえは、えぞ鹿ロースたたき、真鱈昆布〆、たこ頭、サクラマスルイベ、しまぞい、しめ鯖、左上の小皿にタチというバラエティ豊かな面々。醤油皿が2つ付いてくるので、1つは久しぶりに醤油に山葵を溶かし込んで使ってみたら、これはこれで美味しかった。鮮烈さは減るものの、醤油+山葵の一体感があって、ムラのない味になるのだ。



次は「こんなのあるよ」と出してもらった豆腐の煮込み。海老の風味がするなあと思って聞いてみると、海老だけではなく各種魚出汁で高野豆腐風にした豆腐を煮込んだものだそうだ。この優しい味がたまらない。酒は飛露喜の初しぼりを冷たくしたのを追加。



割とここまでで腹が満ちてきてしまい、軽めであろうシシャモを注文。たまたまだが、普通5本の所を3本しかないということで、良かったかも。新物ではなく冷凍品が安価で出てきたのだそうだが(生の新物はメチャクチャ高いらしい)、子持ちだが卵の部分は少なめで、身もしっかりしており美味しいのだ。



締めに洋酒をというと、また変なものが出てきた。グレンファークラス105だが、ボトルそのままではなく、これを24本買って、余市を熟成するための樽で寝かせてみたものなのだそうだ。まさにマスターの変態趣味爆発である(←この辺、全部誉め言葉)。



もともと美味いグレンファークラスであるが、樽の香りがしっかりしていて、ちょっと余市らしさも漂ってくる感じがする。樽に入れるにはアルコール度数の高さが必要で(これ60度ね)、これ以外にもブラックニッカの限定ブレンデッド(多分、40度)を入れてみたものを味見させてもらったが、香りはするものの、味は樽に吸い取られるというか抜けてしまうのだ。

スモークチーズと合わせて、ウイスキーを楽しんだところで終了。後ろの座敷に3人組が来るようだし、ちょうど良い潮時だろう。



幾分気を取り直したものの、まだこの憂鬱は続くのだ。
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