散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

3日ぶりの外出(2)

2020-12-10 20:59:17 | 飲み歩き・琴似界隈
さて、2軒目は琴似で飲むとなると、当然このバー「D」に伺うことになる。先客1名と静かな店内である。

1杯目は48品種のリンゴと48種類のボタニカル(ハーブなどの植物)を使っているという、ウィリアム・エレガント48(リンゴのジン)でスタート。実際に糖分が多いということは無いが、香りと口当たりが甘い感じがする。



2杯目はカネマラ・ターフモア。ターフモアとはゲール語の「ビッグピート」という意味らしく、アイリッシュウイスキーにしてはかなりスモーキーな風味がする。しかし、程々に優しい味わい(写真なし)。

3杯目は今月のイチオシと思われる、シークレットスペイサイド・マッカラン・シングルカスク・15年(モルトマン)を注文。まあまあいい値段がするのだが、思い切って1ショット頼もう。



ほう、これは濃厚な味わいだ。シェリー樽由来の香りと熟成による黒砂糖、いや干しブドウのような甘味が強力である。現在のマッカランではここまで濃厚なものは滅多にないのだが、こんなのを普通に出されたら「おい、やり過ぎだろ」と言いたくなってしまうような濃厚さだ。

というところで、3杯の定量でもあり、少々煩い2人客が来たこともあり、帰ることにしよう。この後、家に帰ってからジンソーダ割りを2杯飲んでしまい、かなり酔っぱらって寝る。やはり外出という行為は必要である。
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3日ぶりの外出(1)

2020-12-10 19:29:41 | 飲み歩き・琴似界隈
ほぼ丸3日間、家を出なかった。さすがに少し気分が変になりそうで、今日は仕事を終えてから外出することにした。もちろん街中まで行く気はせず(本屋行きたいな…)、琴似の居酒屋「D」へ。カウンターに予約が入っているらしく、一人で小あがり席へと座る。

店のママさんに近美の「諸星大二郎展」情報(予約不要、空いてる)を伝えながら、紀土純米の燗酒でスタート。



通しはこんにゃく鱈子和えである。



さて、今日の刺身はどうかな? やって来たのはものすごく立派なしめ鯖、鮭ルイベ、マグロ、シマゾイ、タコの5種盛りである。



鯖はとびぬけて大きいものがあったらしく、脂の乗りも素晴らしい。シマゾイもかなり大型だったそうで、腹側を刺身にしたそうだが、白身ながら脂ののった味わいだ。鮭も鮭らしい味がちゃんとするのだ。

たまらず2杯目は久保田萬壽を燗してもらう。1年前のものが安く入手されたということのようで、ちょっと変わってはいるが、落ち着いた風味がする。



次は肉っ気を求めて、しっとりゆで豚を注文。



しっとりと柔らかい豚肉にマスタード、粒胡椒、ピクルスを合わせながら食べる。意外と日本酒でもいけるのだが、無くなった所で、アベラワーカスクアヌーというのを頂く。少し若い感じのピリッと引き締まったウイスキーだ。



ちょっとつまみが足りなくなって、スモークサーモン、胡桃甘露煮、スモークチーズの3点セットを頂く。



さらには紅櫻蒸留所から出たベルモット851を味見させてもらった。いやー、相当不思議な味だね。淡麗だが、薬草系の苦みが通底している。



ということで、あれやこれやと飲み食いさせてもらい、第一次満足感が訪れた。



次の訪問はおそらく来年になるだろうが、果たしてその時はどうなっているのだろうか。
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