室蘭市議会議員 児玉智明の徒然日記

日々の様子をしたためています。

視察報告

2008年07月25日 | インポート
函館市の救急医療について視察してきました。人口30万の中核市でも医師不足による勤務医の疲弊や診療科の維持が困難な状況は同じで、どちらかといえば室蘭はまだ医療的には恵まれている地域であるとの印象を受けました。そのような中、医師会が中心となり初期(1次)救急医療機関と2次医療機関の連携強化を図り2次医療機関の本来の役割を確立するために、軽症患者の受け入れを制限し初期(1次)救急医療機関である夜間急病センターと開業医が軽症患者の受け入れを行う仕組みづくりを行っています。その結果昨年まで1日平均35人程度だった夜間急病センターの利用者数が今年は1日平均45,9人と増加し、2次医療機関である市立函館病院では同時期の受診者数が半減したとのことです。このことにより初期(1次)救急医療機関が急病患者に対して応急処置を行い、第2次医療機関が入院を必要とする重症救急患者に対する診察を行い、重篤な患者に対する救命救急を第3次医療機関が24時間体制で受け付ける本来の救急医療体制を確立しようとしています。この夜間急病センターの運営と開業医の連携は「室蘭方式」と呼ばれているそうですが、発祥地室蘭では、すでに行われておらず、総合病院3院と脳神経外科病院が24時間体制で急病患者の受け入れを行っています。地域医療を守るためには色々な方策を考える必要があります。

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