岐阜県恵那市 城下町ホットいわむらの日々

横須賀から参りましたふるさと活性化協力隊員のブログです

チャレンジショップ開催

2014-05-01 | 日記
岩村町は岩村城跡や城下町など豊富な観光資源をもとに観光地として売り出しているものの、実のところ賑わいの中心になるべき城下町の商店は空きスペースが多く、観光に来られたお客さんの満足を引き出しきれていないのが現状です。

そればかりか、郊外の大型店舗が住民のニーズを満たすようになるにつれ、住民にとっても本通りの商店街は、生活の実際と離れたものになりつつあるようです。

今の空きスペースをどうにかしないと・・・と皆で考えるわけですが、実際に貸し借りとなると色々と難しい事情が絡んだり・・・

そんな風なので、訪れた観光客に「さびれているのが良い」とか逆説的な評価をいただいてたりして、町としては複雑な心境です(汗)


そんな中、「城下町のにぎわいづくり」をコンセプトにした空きスペース活用として、期間限定の「縁結びショップ」を開催しました。



これはこの春に任期終了した岩村町富田の活性化協力隊員で、現在地域密着のプランニング事業を立ち上げた中田くんを中心に企画したものです。

彼は今回の縁結びショップの舞台となった空きスペースの一角を事務所として活用し始め、空きスペース活用を考えていた家主さんとの有効なマッチングを進めています。

この場所は、以前にも自分の企画で使わせていただいたりして、こちらでも紹介させていただいたことがあります。
2013年5月記事
2013年7月記事


今回の「縁結びショップ」は、複数の出店を集めたチャレンジショップの形で、岩村に限らず恵那の地域それぞれの特産品やオススメ商品のPRの場として持ち寄り、町内の方はもちろん、大型連休で増えるであろう観光客にも楽しんでもらおうというものでした。


私はホットいわむらとして、「せんしょ隊」手ぬぐいや、ロゴ入りエコバック、歴史読本などのグッズ販売。



中田くんは、岩村町富田の原木乾燥しいたけのお皿盛り放題1,000円ぽっきり企画や、恵那市武並町の農産物・加工品など。



NPO法人えなここからは、新開発の「恵那山麓サイダー」など、その他アート系や陶器、木工作品などの作家さんも出店に加わり、小さな町家の間口にさまざまな商品が凝縮、覗くだけで楽しいスペースに変身。



土日2日間の開催で、心地良い日射しが幸いしてか、サイダーは通りがかりの人がよく買っていかれました。たしかに町の中にちょっとしたのどを潤せるものがすぐ買えるようなお店はなかったなぁ、とお客さんのほしいものがてき面でした。

ちなみにこのサイダー、私も飲んでみましたが、恵那市上矢作町の天然水を使っていて、口当たりまろやか、清涼感溢れる仕上がりとなっており、オススメです! 普段は恵那駅前「エナテラス」で購入できるそうです。

あとは乾燥しいたけ盛り放題も、ゲーム感覚で楽しめて地元の人にも好評でした。やはり飲食系は強いなぁ。

岩村には珍しい外国人のお客さんが買っていったのは、アート系。

我らがオリジナルグッズは苦戦・・・それでもお客さんとの会話の糸口になったりして、私自身も色んな交流ができて楽しい時間を過ごしました。


二日間ではありましたが、実際に自分たちで町中に立ってモノを売ろうとすると、いろいろな気付きに溢れています。

もし本格的な商売をしようと思えば、お客さんが買いたいと思うものを考えなければいけないし、売れないなら売り方を考えなければいけないし、でも売れれば何でもいい、ていうことでもないし。そもそもどんな客層を想定しているのかでも、売るもの・売り方は変わっていきますよね。

ただ儲けだけを考えるのでなく、町のよさを守っていくためのことでもあるんでバランスが大事になっていくんですが、まあ、そこら辺も含めて模索できるのが、こうしたチャレンジショップのいいところ。


今後は本格的な商売を考えてる人の出店も増やして、売りたい人と町とお客さんとの良いマッチングができる場にしていこうかと中田くんと考えています。


これから本格的な連休が始まりますが、こうしたお客さんの集まるときに、一つでも多くの空きスペースが戸を開け、お客さんに「いかがですか?」と声をかけられるような商店街であってほしい、町中にそうした機運を高めることのできた2日間だったと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿