昨日から福島から大熊町へ

あっと言う間の5年が過ぎてしまいました。
本日、大熊町の家の立会いが有り、昨日より福島市の主人の実家の避難先に行ってました。
来年の帰還に向けどの地域でも、家の修理や除染が盛んに行われて居ます。大熊町も除染がしてある家もあります。私は、除染よりも壊す方向で居ます。ご近所さんの家も何処も除染はしてありませんでした。
放射線量は非常に下がっているのは事実です。自宅に入るには、事前に予約手続きをして本人の身分証明書が必要になります。それでも今だに、泥棒が後をたたないそうです。我が家も窓にテーブルと家具で抑えてきたのですが動かされていたのです。主人は風か動物が動かしたのだよと言いましたが、それは無理の事です。動物は確かにハクビシンが住み着き、あちこちに糞が有り、その死骸が私のクローゼットの中に有りました。今、その話をしながらふと気が付いたのですが、和室に置いてきました、欄間が2本無くなっていたのです。長いので持って帰る事が出来ず、そのうちにと思って居たのですが、無いのに気が付きました。遅すぎですね~_~;
庭の薔薇が剪定も肥料ももらえないのに、懸命に生きて居ます。玄関先の薔薇は二男が母の日のプレゼントにと買ってくれた薔薇です。可哀想になってしまいました。雑草の中に5年前に植えてた、チュウリップが見て欲しかったのでしょうね、賢明に咲いてます。主人と今年は来月の薔薇の時期に見に来たいわねと話しながら帰って来ました。もしかすると、この家も庭の薔薇、花見処も見納めになるかもしれませんm(__)m